第2215回 マルセイユとニースがヨーロッパリーグへ

 6年前の東日本大震災、昨年の平成28年熊本地震などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■ウェスレイ・スナイデルとマリオ・バロテッリが先発したナポリとの第2戦

 8月に行われたクラブの国際試合がチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグを目指すプレーオフである。
 フランスからはチャンピオンズリーグのプレーオフにニース、ヨーロッパリーグのプレーオフにマルセイユが出場している。
 ニースはイタリアのナポリと対戦、第1戦はアウエーで8月16日に行われたが、ウェスレイ・スナイデル、マリオ・バロテッリともに出場せず、元気なく0-2で敗れたことは本連載第2212回で紹介したとおりである。リーグ開幕以降公式戦で3連敗を喫したニースは続くリーグ戦第3節ではスナイデルが初登場、後半からバロテッリも出場し、ギャンガンに2-0と今季初勝利をあげた。ホームのアリアンツリビエラ競技場での勝利を弾みに、続く22日にホームで行われるナポリとの第2戦では逆転勝利を望みたいところである。
 この試合、CFに背番号9のバロテッリ、トップ下には背番号10のスナイデル、ファンにとっては両スターのそろい踏みとなった。

■ナポリに0-2と連敗、58年ぶりのニースのチャンピオンズリーグ出場はならず

 しかし試合はややナポリが優勢、2点を追うニースは苦しい展開となり、ナポリが積極的にニースのゴールを襲う。
 前半は無失点でしのいだニースであったが、後半開始早々の48分にナポリが先制点を奪う。バロテッリも不調で77分にはブーイングの中ベンチに下がる。ニースは終了直前にも失点し、0-2で連敗、58年ぶりのチャンピオンズリーグ出場はならず、2年連続のヨーロッパリーグ出場となったのである。

■2度にわたってゴールが取り消されたアディル・ラミ

 ヨーロッパリーグの予備戦3回戦を勝ち抜いたマルセイユはプレーオフでスロベニアのNKドムジャレと対戦した。昨季のスロベニアカップの優勝チームとして予備戦の1回戦から参戦し、勝ち上がってきた。8月17日に行われた第1戦はNKドムジャレのホームゲームであるが、本拠地の収容人員はわずか3000人であり、代表チームの本拠地であるリュブリャナでマルセイユを迎えた。
 マルセイユはこの時点でリーグ戦では開幕2連勝、このゲームでも立ち上がりから好調でアディル・ラミのヘディングシュートが3分に決まったかと思われたが、オフサイドの判定でノーゴール。逆に14分にマルセイユは先制を許してしまった。NKドムジャレは組織的な守備でマルセイユの攻撃の芽を摘み取り、ハーフタイムを迎えた。
 後半に入っても56分にラミのシュートがまたもオフサイドの判定で認められない。63分にようやくモルガン・サンソンが同点ゴールを決める。結局、アウエーの第1戦は1-1のドローに終わった。

■2得点1アシストのバレル・ジェルマン、マルセイユを本戦に導く

 第2戦は8月24日にベロドロームで行われた。この間に行われたリーグ戦ではアンジェに追いつかれて引き分けたが、次の週末の27日にはリーグ戦でモナコと対戦するとあって、ファンの期待も高まり、4万7000人という大観衆が集まった。この大観衆の前でマルセイユはファンの期待に応えた。激しい試合展開となったが、28分にバレル・ジェルマンが先制点をあげる。
 後半に入っても56分にサンソンがドリブルで相手の選手を交わしてフローリアン・トーバンにつなぎ、トーバンからパスを受けたジェルマンが2点目を決めた。さらに85分にはジェルマンからのクロスからチャンスが広がり、トーバンがゴールネットを揺らし、3-0とリードを広げ、そのままのスコアで試合終了のホイッスルが鳴る。ジェルマンは2得点1アシストと大活躍であった。
 マルセイユは2年ぶりにヨーロッパリーグ本戦への出場権を獲得したのである。
 これでチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグの出場チームが決まり、チャンピオンズリーグにはモナコとパリサンジェルマン、ヨーロッパリーグにはリヨン、ニース、マルセイユと5チームが欧州の舞台で戦うことが決まったのである。(この項、終わり)

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