第2126回 リーグカップ、ファイナリスト決定(4)
モナコ、ナンシー、ボルドー、パリサンジェルマンが準決勝に

 6年前の東日本大震災、昨年の平成28年熊本地震などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■フランスカップベスト32決定戦との連戦となる1部勢

 リーグカップはベスト8が出そろったところで年が変わる。12月のベスト8決定戦で勝ち残った8チームが1月10日と11日に準々決勝を戦う。ちょうどフランスカップのベスト32決定戦が終わったところである。11月の7回戦で敗退した2部のソショー以外の1部勢7チームにとっては年明けの数日間の間にカップ戦を2試合戦うことになる。
 準々決勝の組み合わせは1月10日にソショー-モナコ戦とナント-ナンシー戦、11日にボルドー-ギャンガン戦とパリサンジェルマン-メッス戦が行われる。
 1部勢7チームのフランスカップのベスト32決定戦の戦績を振り返ると、モナコ、ナンシー、ナント、ボルドーギャンガンは下部リーグのチームの挑戦を退け、パリサンジェルマンは1部勢同士の戦いを制している。1部勢で唯一敗れてしまったのがメッスである。総じて好発進したチームがリーグカップの準々決勝を戦うことになった。

■モナコ、PK戦でソショーを下す

 現在リーグ2位のモナコは唯一の2部勢のソショーをルイ2世競技場に迎える。チャンピオンズリーグでも活躍するモナコであるが、国内タイトルから離れて久しい。最後の国内タイトルは2004年のリーグカップであり、その時の決勝の相手がソショーなのである。一方のソショーはフランスカップは今季は初戦で敗れたが、昨季は準決勝に進出、中国資本の入った古豪はこれまでの4試合中3試合はPK勝ちと勝負強いところを見せており、2004年のリーグカップ、2007年のフランスカップに次ぐタイトルを虎視眈々と狙っている。
 試合はソショーは16分にファネバ・アンドリアティスマのゴールで先制する。今季の国内外のリーグ戦、カップ戦という公式戦でここまで82ゴールという驚異の得点力を誇っているモナコであるが、なかなかゴールが生まれない。ようやくモナコが追いついたのは82分、モウティーニョのゴールで試合は振出しに戻る。延長戦でも両チームゴールが生まれず、準決勝息の切符はPK戦に委ねられることになった。先蹴のモナコは4人目まで全員が成功、ソショーは1人が失敗しており、5人目のカリーリョが決めれば勝利であったが、失敗する。そしてソショーの5人目も失敗し、モナコが7回目の準決勝進出を決めたのである。

■ナンシーは2回目、ボルドーは8回目の準決勝進出

 ナントに乗り込んだナンシーは、前半に2点を奪って2-0と勝利する。リーグ戦では1部と2部を往復するエレベータークラブであるが、これまでにフランスカップ、リーグカップともに準決勝進出は1回ずつであり、今回が3回目の国内カップ戦での準決勝進出となるが、これまで2回は準決勝、決勝を勝ち抜き、優勝を果たしている。1978年のフランスカップ、2006年のリーグカップに次ぐ優勝まであと2勝となった。
 ボルドーはギャンガンを本拠地マットミュット・アトランティックに迎える。11分に先制点を許すが、16分にカマノのゴールで追いつき、36分にラボルドが勝ち越しゴールを奪う。後半に入ってもラボルドが追加点をあげ、ギャンガンの反撃を終了間際の1点に抑え、3-2と競り勝つ。ボルドーはこれが8回目の準決勝進出となり、2009年以来8年ぶり4回目の優勝を目指す。

■アンヘル・ディマリア、チアゴ・シウバのホットラインで2ゴール

 パリサンジェルマンはリーグ19位のメッスをパルク・デ・プランスに迎える。リーグ19位のメッスであるが最大の注目選手はGKのダビッド・オーバーハウザーである。もともと第2GKの座を日本の川島永嗣と争っていたが、リーグカップのベスト16決定戦のパリFC戦、ベスト8決定戦のトゥールーズ戦でいずれもPK勝ちし、注目を集めた。
 しかし、フランスカップではバスティアに7-0と勝利したばかりのパリサンジェルマンの得点力はこのメッス戦でも生きていた。オーバーハウザーは好守を見せたものの、27分にパリサンジェルマンはアンヘル・ディマリアのCKをチアゴ・シウバがヘディングで先制点、後半に入って72分にも同様にディマリアからのCKをチアゴ・シウバがヘディングで追加点をあげ、2-0で勝利し、11回目の準決勝進出を決めたのである。(続く)

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