第3706回 連覇を目指すラグビーフランス代表 (5) イタリア戦もボーナスポイント付きで勝利

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■アイルランド、スコットランドが勝利した第3節

 6か国対抗の第2節でウェールズ相手に8トライをあげたフランス、2試合連続で4トライ以上のボーナスポイントも獲得し、勝ち点10で首位となった。2位は勝ち点6のスコットランド、勝ち点5でイングランドとイタリアが並び、得失点差でイングランドが3位、イタリアが4位、5位は勝ち点4のアイルランド、勝ち点0のウェールズが最下位となる。
 第3節は2月21日と22日に行われた。フランスは最後に登場、イタリアと対戦する。その前に行われた2試合の結果を紹介しよう。イングランドはトゥイッケナムにアイルランドを迎えたが、ここまでの2戦で昨年までの姿が全く見られなかったアイルランドがようやく目を覚ます。アイルランドが42-21でボーナスポイント付きで勝利する。
 また長らく精彩を欠くウェールズはスコットランドをカーディフに迎え、リース・カレが先制トライを決め、終盤までリードを保っていたが、最後に逆転を許し、23-26で敗れた。スコットランドはこの時点で勝ち点でフランスに並んだ。

■両ロックを変更し、トマ・ラモスをスタンドオフに起用

 フランスは躍進著しいイタリアをリールのピエール・モーロワ競技場に迎える。青いジャージのフランスの先発メンバーは、FW第一列はバティスト・グロ、ジュリアン・マルシャン、ドリアン・アルドゲリ、第二列はチボー・フラマンとエマニュエル・メアフー、第三列のフランカーはフランソワ・クロとオスカル・ジェグ、ナンバーエイトはアントニー・ジェロンチ、ハーフ団はスクラムハーフがアントワン・デュポン、スタンドオフはトマ・ラモス、スリークォータバックスのセンターはファビアン・ブロー・ボワリエとエミリアン・ガイユトン、ウイングはルイ・ビエール・ビアレイとガエル・ドレアン、フルバックはテオ・アティソグベとなる。
 ここまで固定してきたFWに関しては両ロックを変更、そしてバックス陣は第2戦と同じメンバーで臨む予定であったが、スタンドオフのマチュー・ジャリベールが前日に離脱したことにより、ラモスのスタンドオフ起用、ドレアンが初キャップとなり、アティソグベがフルバックに回った。

■この試合も序盤にトライを重ねたフランス

 赤いジャージのイタリアはエースのアンジェ・カプオッツォが戻ってきた。しかし、先制点を奪ったのはフランスであった。3分、ハーフライン付近からイタリアのスクラムハーフがタッチライン際にハイパント、これをアティソグベが絡み、ボールが落下したところをデュポンがキャッチ、デュポンはロングキックを蹴り、ビエール・ビアレイがトライゾーンの中でつかみ、先制トライ。ビエール・ビアレイは6か国対抗で8試合連続トライとなった。フランスは12分にラモスがフィフティ・トウェンティトゥーでイタリアのゴール前に迫る。15分には右サイドの連続ラックから、この日ロックに起用されたメアフーがトライをあげる。
 イタリアも反撃するが、22分、27分とゴール前にボールをバックスの選手が持ち込むがいずれもデュポンのタックルがトライを阻む。
 29分にはフランスは自陣でのイタリアボールのラインアウトが乱れたところを、ガイユトンがボールを確保してロングゲイン、ゴール前でラモスに渡してトライ、19-0とする。

■ガエル・ドレアンは初キャップで初トライ、5トライをあげたフランス

 イタリアは31分にロングキックをチェイスしたトンマーゾ・メノンチェッロが確保、一旦はフランスは止めたものの、最後はカプオッツォがトライして初得点となる。パオロ・ガルビジはコンバートは失敗したが、前半終了間際にペナルティゴールを決め、前半はフランスが19-8とリードして折り返す。
 後半に入り、イタリアはゴール前でフランスの攻撃をよくしのいだものの、シンビンで1人足りなくなった72分、ラモスの右サイドへのキックパスをこの日代表デビューのドレアンがトライし、フランスはボーナスポイントを獲得する。さらに77分にもゴール前でフェーズを重ねたフランスはガイユトンがトライをあげ、33-8と3連勝、すべての試合でボーナスポイントをあげたのである。(続く)

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