第3733回 パリサンジェルマン、バイエルン・ミュンヘンと対戦(1) 15回目の対戦となる両チーム

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■4月最終週と5月最初の週に行われる欧州カップの準決勝

 欧州カップの準決勝は4月の最終週と5月の最初の週に行われる。チャンピオンズリーグはパリサンジェルマン-バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦とアトレチコ・マドリッド(スペイン)-アーセナル(イングランド)戦、ヨーロッパリーグはブラガ(ポルトガル)-フライブルク(ドイツ)戦とノッティンガム・フォレスト-アストン・ビラ(以上イングランド)、カンファレンスリーグはシャフタール・ドネツク(ウクライナ)-クリスタル・パレス(イングランド)戦とラージョ(スペイン)-ストラスブール戦という組み合わせとなっている。
 フランス勢については、パリサンジェルマンは4月29日にホームで第1戦、5月6日にアウエーで第2戦、ストラスブールは4月30日にアウエーで第1戦、5月7日にホームで第2戦を迎える。
 準決勝進出チームの顔ぶれを見ると、チャンピオンズリーグは常連チームが並んだが、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグではストラスブールを含め目新しい名前が並んでいる。

■チャンピオンズリーグで過去14回対戦している両チーム

 パリサンジェルマンとバイエルン・ミュンヘンはこれまでチャンピオンズリーグで14回対戦している。両チームは欧州カップではチャンピオンズリーグでしか対戦したことがない。これはバイエルン・ミュンヘンがチャンピオンズリーグ、チャンピオンズカップに出場してきたことが大きな理由である。

■初対決の時は2試合とも勝利したパリサンジェルマン

 両チームの過去の対戦については本連載ではしばしば取り上げてきたが、最初の対戦は1994-95シーズンのチャンピオンズリーグである。1993-94に2度目のリーグ優勝を果たしたパリサンジェルマンは、チャンピオンズリーグになってから初出場となる。当時のUEFAインデックスでフランスは9位だったため、パリサンジェルマンは予備戦を戦い、グループリーグに進む。グループリーグは4チームずつ4グループに分かれ、ホームアンドアウエーでリーグ戦を行い、各グループの上位2チームが準々決勝に進出した。
 パリサンジェルマンはグループリーグの初戦、バイエルン・ミュンヘンと対戦した。現在では欧州カップはリーグ戦形式で始まるが、当時の欧州三大カップではチャンピオンズリーグにリーグ戦形式が採用されたばかりだったのである。すなわち、パリサンジェルマンの歴史において初めて欧州カップのリーグ戦での対戦が1994年9月14日、パルク・デ・プランスでのバイエルン・ミュンヘン戦だったのである。この試合、パリサンジェルマンはジョージ・ウエアとダニエル・ブラボーの得点で勝利している。なお、アウエーの試合は11月23日に行われ、この試合もウエアのゴールで連勝し、グループリーグをパリサンジェルマンは6戦全勝で突破、準々決勝ではバルセロナ(スペイン)を退け、準決勝でACミラン(イタリア)に敗れている。

■2回目の対戦は1勝1敗、決勝トーナメントに進めなかったパリサンジェルマン

 2回目の対戦はその3年後の1997-98シーズンのチャンピオンズリーグである。前年のリーグ戦でモナコに次いで2位となったパリサンジェルマンはチャンピオン以外として初めてチャンピオンズリーグに参戦する。グループリーグの中盤戦でパリサンジェルマンとバイエルンは対戦、ミュンヘンでの第3節はバイエルン・ミュンヘンが5-1と大勝、パリでの第3節はパリサンジェルマンが3-1と勝利した。
 しかし、この2試合の得失点差がパリサンジェルマンの決勝トーナメント進出を妨げた。グループリーグの成績はバイエルン・ミュンヘンもパリサンジェルマンも4勝2敗で勝ち点12、得失点差で+7のバイエルン・ミュンヘンが1位、+1のパリサンジェルマンが2位となった。この時代のチャンピオンズリーグのグループリーグはその翌年のRCランスについて前々回の本連載で紹介した通り、2位の場合は他の2位チームとの比較となり、パリサンジェルマンは得失点差で及ばず、決勝トーナメントには進出できなかったのである。(続く)

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