第3759回 パリサンジェルマン、チャンピオンズリーグ連覇(5) PK戦を制し、連覇達成

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■8年ぶりに決勝戦で延長に突入

 パリサンジェルマンとアーセナル(イングランド)のチャンピオンズリーグ決勝、アーセナルは序盤にカイ・ハバーツが先制ゴール、その後はパリサンジェルマンが一方的に試合を支配しながらもなかなか得点機がつかめなかったが、65分にクビチャ・クバラツヘリアへのファウルで得たPKをウスマン・デンベレが決めて同点に追いつき、90分を得た段階で1-1のタイスコアで延長戦に入った。決勝戦としては8年ぶりの延長戦である。

■疲労とメンバー交代で両チームとも延長戦では得点をあげられず

 アーセナルは延長開始時にハバーツとマイルズ・ルイス・スケリーをベンチに下げ、エゼとマルティン・ズビメンディを投入する。遅れてパリサンジェルマンもウォーレン・ザイール・エメリに替えてファビアン・ルイスを投入する。15分間の延長前半は両チーム無得点、延長後半の開始時にパリサンジェルマンは主将のマルキーニョスをイリア・ザベルニーに、中盤の要のビティーニャをルーカス・ベラウドにそれぞれ代え、アクラフ・ハキミがキャプテンマークを着用する。この段階になると両チームとも足をけいれんさせる選手が多く、さらに主力選手も次々とベンチに下がっているため、得点をあげることはできず、120分終了しても決着がつかず、ビッグイヤーの行方はPK戦に委ねられた。

■PK戦を制したパリサンジェルマン

 決勝戦でのPK戦は延長戦と同じく、2016年以来である。そしてフランス勢の決勝戦でのPK戦は1991年のマルセイユ-レッドスター・ベオグラード以来、この時は120分間一方的に攻め込んだマルセイユがゴールを奪えず、PK戦で敗れている。
 コイントスの結果、パリサンジェルマンのファンの陣取るサイドでPK戦が行われ、パリサンジェルマンの先蹴で始まる。最初のキッカーはパリサンジェルマンはゴンサロ・ラモス、アーセナルはビクトル・ギョケレシュと途中交代した選手が任され、いずれも成功させる。2人目はパリサンジェルマンはデジレ・ドゥエが成功させるが、アーセナルは途中交代のエベレチ・エゼのキックは枠の外を通り失敗。ところが3人目はヌーノ・メンデスのキックはダビド・ラヤが止め、デクラン・ライスのキックにマトベイ・サフォノフは動かなかったが、ライスは成功させ、アーセナルは追いつく。4人目はハキミと交代出場のガブリエル・マルティネリがともに成功、5人目に入る。5人目は両チームともストッパーが出てきた。パリサンジェルマンはベラウドが笛が吹くや否や蹴って成功、アーセナルのガブリエルのキックはゴールの上を通り、パリサンジェルマンのファンの詰めかけたスタンドに吸い込まれ、パリサンジェルマンの優勝が決まったのである。

■チャンピオンズリーグになってからは2チーム目の連覇

 連覇を達成したのは2016年から2018年まで3連覇を達成したレアル・マドリッド(スペイン)以来のことである。これまでに連覇を達成したのはレアル・マドリッド(1956年から1960年までの5連覇、2016年から2018年までの3連覇)、ベンフィカ(ポルトガル、1961年から1962年)、インテル・ミラノ(イタリア、1964年から1965年)、アヤックス(オランダ、1971年から1973年までの3連覇)、バイエルン・ミュンヘン(ドイツ、1974年から1976年までの3連覇)、リバプール(イングランド、1977年から1978年)、ノッティンガム・フォレスト(イングランド、1979年から1980年)、ACミラン(イタリア、1989年から1990年)となっているが、チャンピオンズリーグとなってからはレアル・マドリッドとパリサンジェルマンしか達成していない。
 パリジャンの連覇の歓喜と祝福はとどまらない。パリの地下鉄は1週間限定で連覇に関連する駅名を変更した。3号線のヨーロッパ駅は「ヨーロッパチャンピオン」、パルク・デ・プランスの最寄り駅となる9号線のポルト・ド・サンクルー駅はパリサンジェルマンのチャントの歌詞の「パリはマジック」、そして12号線のバック通り駅は「バック 2 バック」、まさに今季のパリサンジェルマンが連覇に向けて掲げたスローガンなのである。(この項、終わり)

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