第3817回 ヨーロッパリーグ開幕(4) ベクシタシュ相手に大敗を喫したマルセイユ
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■リーグ戦では3連敗中、パリサンジェルマンとの戦いを控えるマルセイユ
欧州でのキャリアも豊富なブルーノ・ジェネジオ監督を迎えたマルセイユ、本連載第3803回で紹介した通り、今季のフランスリーグの開幕戦を戦ったチームである。本拠地ベロドロームでストラスブールを4-0と下して幸先よい出だしとなったはずであった。しかし、第2節ではモナコに0-2と敗れ、第3節ではラシン・シナヨコにハットトリックを許し、パリFCに2-3と敗れる。そして第4節ではレンヌに0-1と敗れており、1勝3敗でヨーロッパリーグの開幕を迎えた。
マルセイユは9月17日にトルコのイスタンブールでベクシタシュと対戦する。その3日後にはリーグ戦でパリサンジェルマンと対戦する。マルセイユ同様、リーグ戦の立ち上がりでは振るわなかったパリサンジェルマンであるが、チャンピオンズリーグの開幕戦ではスロバン・ブラチスラバ(スロバキア)を一蹴、これで目を覚ました欧州王者は、その直後のリーグ戦ではブレストに1-0、今季リーグ戦での初勝利を記録している。ヨーロッパカップで勝利して調子を取り戻して、パリサンジェルマンとのクラシックを迎えたいところである。
前後の週末にリーグ戦を控えていることに加え、現在3連敗中ということで、パリFC戦とレンヌ戦では不動だった先発メンバーを4人も入れ替えた。
■予備戦2回戦から勝ち上がってきたベクシタシュ
一方のベクシタシュは昨季のトルコリーグ4位、このヨーロッパリーグには予備戦2回戦から参戦してきた。予備戦2回戦ではデンマークのミッティラン、3回戦ではチェコのフラデツ・クラーロベーをホーム、アウエーとも勝利してプレーオフに進んだ。プレーオフではリトアニアのカウノ・ジャルギリスと対戦、ホームの第1戦で3-0と安全圏の勝利をあげ、アウエーの第2戦は0-1と落としたものの、本戦出場を決めた。
また、トルコリーグでは開幕3連勝を飾り、マルセイユとは対照的な成績でリーグフェーズの開幕を迎えた。
ベクシタシュの主将はトルコ代表としてワールドカップにも出場したトップ下のオルクン・コクチュ、そして右サイドDFのアミル・ムリージョはパナマ代表としてワールドカップに出場しているが、今冬の移籍でマルセイユからベクシタシュに移っている。半年前まで所属していた古巣との戦いである。実はこれまでにマルセイユとベクシタシュに所属した選手は多数いる。古くはパスカル・ヌマ、ママドゥ・ニアン、エドゥアール・シセ、近年ではミッチー・バシャウィ、ジョルジュ・ケビン・エンクドゥ、ジェンギズ・ウンデル、ジャン・オナナが該当する。
■先制を許したが、追いついて前半を終えたマルセイユ
ベクシタシュ・パークで行われた試合、伝統の白一色のユニフォームのベクシタシュが優位に試合を進め、15分にはイルハン・ファキリが先制点を決める。
先制されたマルセイユは果敢に反撃を仕掛け、29分にキリアン・アブダラーが左足のシュートで同点に追いつく。前半アディショナルタイムにマルセイユはGKのジェフレイ・ドラングがセーブして勝ち越を阻み、1-1で折り返した。
■後半は大量失点、記録的な敗戦に
前半のマルセイユの試合内容は悪くなかったが、後半はベクシタシュの一方的なゲームトなった。ベクシタシュがマルセイユのゴールにシュートを浴びせる。ベクシタシュは56分に勝ち越し点を奪うと、マルセイユは意気消沈。59分にはムリージョが古巣相手にヘディングでゴールを奪い、リードを拡げる。81分にもアーネスト・ポクが追加点を決める。
マルセイユは1-4と敗れてしまうが、これでフランスリーグの開幕戦で勝利してから、フランスリーグとヨーロッパリーグで4連敗となった。シーズン開幕5試合目で4敗したのは1964年以来62年ぶりのこととなる。またマルセイユは2026年に入ってからこの試合で29試合目、そのうち45パーセントの13試合で敗れており、これも1985年以来のこととなる。このような状態でパリサンジェルマンとのクラシックを迎えるのである。(この項、終わり)
