第3824回 ジネディーヌ・ジダン新体制スタート(4) 初陣の相手はトルコ

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震、令和8年熊本地震、令和8年千葉豪雨などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■前回大会で3位になり、リーグAの第1シードとなったフランス

 14年間続いたディディエ・デシャン監督の後任となったジネディーヌ・ジダン監督、ファン注目の初戦の日がやってきた。UEFAネーションズリーグでフランスは前回大会はリーグAのグループ1に入ったフランスはリーグAのグループ2で首位となり、8チームからなるファイナルラウンドに進出する。この時点でフランスはリーグA残留を決めているファイナルラウンドはノックアウト方式で行われたが、準々決勝はホームアンドアウエー方式でクロアチアと対戦、2戦ともホームチームが2-0で勝利し第2戦は延長戦の末、PK戦での勝負となり、フランスが勝利する。準決勝以降はドイツに集まってセントラル方式で行われ、フランスは準決勝でスペインに敗れたが、3位決定戦でドイツに勝利している。
 前回大会でベスト4に入ったフランスは今大会ではリーグAの第1シード4チームの中に入っている。

■2大会連続して昇格したトルコ

 今大会でフランスが入ったのはリーグ1、第2シードはイタリア、第3シードはベルギー、第4シードはトルコである。第3シードのベルギーまでは前回大会はリーグAで戦っていたが、ベルギーはリーグBとのプレーオフでウクライナに勝利して残留した。トルコは前回大会ではリーグBで戦っていたが、ハンガリーを下してリーグAに昇格した。そのトルコがフランスの初戦の相手である。トルコは前々回大会はリーグCでプレーしており、2大会連続して昇格を果たしている。
 今回のワールドカップではトルコは3位になった2002年大会以来の本大会出場を果たす。イタリア人のビンチェンツォ・モンテッラ監督の手腕に注目が集まったが、第1戦は豪州に0-2と敗れ、第2戦もパラグアイに0-1と敗れる。第3戦はすでに決勝トーナメント進出を決めた開催国米国との対戦、後半アディショナルタイムの決勝点で3-2と勝利したものの、1勝2敗でグループ最下位となり、敗退している。

■2009年以来トルコに勝利していないフランス

 フランスのトルコとの対戦の歴史は意外と浅く、初対決は1996年10月、今からちょうど30年前のことである。これはワールドカップや欧州選手権の予選で同じグループに入らなかったということに加え、1990年代になるまでトルコは弱小国と目されており、親善試合で対戦する機会もなかった。ようやく1990年代に力をつけ、フランスもワールドカップでは予選落ちが続く冬の時代となった中での初対決となったが、フランスが4-0と快勝している。その後もフランスが勝ち続けたが、最初にフランスがトルコに敗れたのは2020年の欧州選手権予選でのことである。2019年6月8日にトルコのコンヤで行われた試合、トルコが前半に2点奪って、フランスは初めてトルコに敗れた。そして10月19日にスタッド・ド・フランスで行われた試合でもフランスは終盤に先制しながら、追いつかれてしまっている。フランスはトルコとこれまで6試合戦っているが、直近の2試合だけは勝利することができず、対戦成績はフランスの4勝1分1敗であるが、フランスは2009年以降は勝利していないのである。

■唯一ワールドカップ組以外から先発に入ったアドリアン・トルフェール

 アウエーのトルコ戦はイズミットで行われた。フランスの先発メンバーであるが、GKはマイク・メニャン、DFはフランス伝統の4バック、右からジュール・クンデ、ダヨ・ウパメカノ、マクサンス・ラクロワ、アドリアン・トルフェール、MFは中央の低い位置にマヌ・コネ、右はラヤン・シェルキ、左はアドリアン・ラビオ、FWは右にミカエル・オリーズ、左はキリアン・ムバッペ、中央はウスマン・デンベレという陣容である。前々回と前回の本連載で紹介した新人は名を連ねていなかったが、1人だけワールドカップのメンバーに入っていない選手がいる。それが左サイドDFを任されているトルフェールである。(続く)

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