第3830回 ジネディーヌ・ジダン新体制スタート(10) ホーム初試合はイタリアとドロー

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■20年ぶりのスタッド・ド・フランスとなるジネディーヌ・ジダン新監督

 ファン注目のジネディーヌ・ジダン新監督のホームでの初戦となる10月2日のイタリア戦、ジダン監督とイタリアの因縁から異常な盛り上がりを見せ、7月にはチケット販売とともに、完売となった。
 ジダン監督の選手として最後のスタッド・ド・フランスでの試合は2006年5月27日の親善試合のメキシコ戦である。それ以来のスタッド・ド・フランスでの試合となり、監督としてはこのスタジアムで戦ったことはない。

■負傷のキリアン・ムバッペを欠くフランス、初招集組2人が先発するイタリア

 両チームの先発メンバーを紹介しよう。フランスは、GKはマイク・メニャン、DFは4人、右からピエール・カルル、ジャック・ジャケ、ダヨ・ウパメカノ、アドリアン・トルフェール、MFは中央の低い位置にルカ・ダクーニャ、右はラヤン・シェルキ、左はアドリアン・ラビオ、FWは右にミカエル・オリーズ、左はデジレ・ドゥエ、中央はウスマン・デンベレである。キリアン・ムバッペは前のベルギー戦で負傷、ベンチ入りメンバーから外れている。
 イタリアはGKはジャンルイジ・ドンナルンマ、DFはこちらも4人、右からマイカル・カヨデ、ジョルジョ・スカルビーニ、アレサンドロ・バストーニ、リカルド・カラフィオーリ、MFが低い中央の位置にサンドロ・トナリ、右にダビデ・フラッテージ、左にニコロ・ファジョーリ、FWは右にセバスティアーノ・エスポジト、左にモイーズ・キーン、中央はピオ・エスポジトという陣容である。この中でドンナルンマとキーンはパリサンジェルマンに所属した経験があり、本連載には何回も登場している。一方、カヨデとセバスティアーノ・エスポジトは今回が代表初招集となる。
 ちなみに、イタリアのロベルト・マンチーニ新監督はこの4試合のために34人の選手を招集、その中で9人が代表初招集である。また、イタリア代表でいわゆるビッグクラブに所属している選手は少なく、UEFAインデックスでトップ10に入っているクラブに所属しているのはドンナルンマ(マンチェスター・シティ、イングランド)、バストーニ、ピオ・エスポジト(以上インテル・ミラノ、イタリア)、カラフィオーリ(アーセナル、イングランド)くらいであり、イタリアサッカーの地盤沈下を表している。

■フランスが一方的にゲームを支配した前半

 先に得点チャンスを迎えたのはイタリア、9分にカヨデからのグラウンダーのクロスをキーンがシュートするが、メニャンの真正面、先制点は上げられない。次第にフランスがペースをつかみ、23分にはオリーズがクロスを上げ、トナリがクリアしたボールはバーに当たってCKとなる。ボールをフランスに支配されたイタリアであるが41分にイタリアはCKのチャンス、ゴール前でキーンが強烈なシュートを決めたが、オフサイドでノーゴール、フランスがパスを回し、ボールを支配したが、両チームとも得点をあげることなく、試合は後半に入る。

■フランス先制、イタリアが追いつき、フランスが終盤のピンチをしのぐ

 後半の立ち上がり、フランスはイタリアゴール前に迫る。ドゥエ、デンベレというパリサンジェルマンの選手のシュートをOBのドンナルンマがセーブする。ようやくゴールを上げたのは55分のフランス、ゴール前のFKをシェルキが蹴り、壁の間を抜けたオリーズが決める。
 先制したフランスであるが、68分に守備のミスが出る。ダクーニャが自陣ゴールから25メートルの地点でバストーニにボールを奪われる。バストーニはチップキックなどをからめて前進、左足でシュート、メニャンも前に出るが、一歩遅く、シュートを止められずに、イタリアは同点に追いついた。
 試合終盤の85分、イタリアのロングフィードをキーンと競り合ったウパメカノがイエローカードを受ける。ウパメカノは74分にもイエローカードを受けたばかり、2回目の警告となり、退場となる。自らの代表最終試合で退場となったジダン監督はすかさず、中盤のダクーニャをベンチに下げ、ストッパーが本職のマクサンス・ラクロワを投入、終盤のイタリアの攻撃をかわし、1-1のドローで試合をまとめたのである。(続く)

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