第3831回 ジネディーヌ・ジダン新体制スタート(11) ベルギーに逆転勝ち、首位攻防戦を制す
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■10月中に決勝トーナメント進出を決める可能性
ジネディーヌ・ジダン体制となって最初のキャンペーンとなるUEFAネーションズリーグ、3戦を終わって2勝1分、残るは10月5日のホームでのベルギー戦である。第4節を迎える時点のグループ1の成績は、フランスが首位で勝ち点7、2位はベルギーで勝ち点6、3位のイタリアは勝ち点4、そして4位のトルコはいまだ勝ち点0である。今回のUEFAネーションズリーグのグループリーグは9月に4試合、10月に2試合行われ、9月に2回顔を合わせるカードがあるが、グループ1ではイタリア―トルコ戦とフランス-ベルギー戦であり、第4節ではこの2カードが行われる。フランスはベルギーに勝利し、同時に行われる試合でイタリアがトルコに引き分け以下の場合、フランスの2位以内が確定し、決勝トーナメント進出が決まる。
ただ、ベルギーもここでフランスに勝利すれば、首位を奪還できるので、アウエーとは言え、勝利したいところである。
■両チームともベテランFWが主将、GKは代表デビュー戦
両チームにとって80回目となるこの試合、先発メンバーを紹介しよう。まずホームのフランス、GKはギヨーム・レスト、DFは右からジュール・クンデ、レニー・ヨロ、マクサンス・ラクロワ、アンディ・ディウフ、MFは中央の低い位置にエドゥアール・カマビンガ、右はマグネス・アクリウシェ、左にマヌ・コネ、FWは右にウスマン・デンベレ、左にブラッドリー・バルコラ、中央はエステバン・ラポールである。ジダン監督は就任4試合目で初めてGKを代え、レストは初代表となる。またストッパーのジェレミー・ジャケが離脱したため、ヨロも初代表となった。さらに主将はデンベレがイタリア戦に続いて務めることになった。
首位奪還を狙うベルギーの先発メンバーはGKマールテン・ファンデフート、DFは右からティモシー・カスターニュ、ナタン・ンゴイ、ブランドン・メヘレ、ホアキン・セイス、MFは低い位置にニコラス・ラスキンとロメル・ラビア、高い位置は右にドディ・ルケバキオ、トップ下にハンス・ファナケン、左にディエゴ・モレイラ、FWは1トップでロメル・ルカク、1週間前のブリュッセルでの試合とは両チームとも大きく変えてきた。ベルギーの主将は33歳のルカク、フランス同様に経験豊富なFWが主将を務める。また、ベルギーもGKのファンデフートは代表初出場であり、両チームともGKはデビュー戦となる。
■現実歴な戦いを進めたベルギーが先制
フランスがブリュッセルの試合同様にボールを支配し、試合を進める。ベルギーはフランスにボールを持たせてカウンターを狙うという現実的な戦いに徹する。フランスはシュートを放つがなかなか精度がよくなく、枠に飛ばない。ベルギーのGKファンデフートも落ち着いたプレーを見せる。そして35分、3年ぶりに代表に招集されたラビアが絶妙なパスをフランスの守備陣の裏に出し、ルケバキオがGKと一対一になり、レストの守るゴールを破った。攻めていたフランスは1点を奪われて前半を終えた。
■3人を一気に交代し、見事な逆転勝利
後半に入ってもデンベレのシュートが外れるなど、フランスはゴールが遠い。60分、先にフランスのベンチが動いた。デンベレ、アクリウシュ、コネを下げ、ミカエル・オリーズ、ラヤン・シェルキ、ルカ・ダクーニャを投入する。この交代選手が流れを変えた。
フランスは77分にダクーニャのパスを受けたドゥエが同点ゴールを決めた。このゴールで一気にフランスの攻撃陣が点火した。81分にはオリーズのパスからシェルキが勝ち越し点を決める。88分にはドゥエとオリーズのパス交換からオリーズがゴール、2点差としてスタッド・ド・フランスのボルテージは上がる。その歓声がやまぬ91分にもドゥエの作ったチャンスを最後はオリーズがGKの両足の間を抜くシュートを決めた。
フランスは4-1とベルギーに連勝、イタリアがトルコに勝利したため、決勝トーナメント進出を決めることはできなかったが、首位攻防戦を制し、首位をキープしたのである。(この項、終わり)
