第408回 フランス勢5チームが越年 (5) リール、ソショー、オセールが突破

■変則的なリーグ戦の採用

 9月のホームアンドアウエー方式での1回戦をクリアした40チームが、5チームずつ8つのグループに分かれてグループリーグを行うことになった今年のUEFAカップ。10月から12月にかけてグループリーグを行うが、変則的な点が2つある。まずは奇数のチームによるリーグ戦であるため、試合のないチームが必ず1チーム存在すること、そして総当りであるがホームアンドアウエーではなくいずれかの本拠地でしか試合をせず、各チーム4試合しか行わないということである。
 フランス勢3チームはソショーがニューキャッスル(イングランド)、スポルティング・ポルトガル、ディナモ・トビシリ(グルジア)、パニオニオス(ギリシャ)とともにグループD、オセールがグラスゴー・レンジャーズ(スコットランド)、グラツァAK(オーストリア)、AZ(オランダ)、アミツァ・ウロンキ(ポーランド)とともにグループF、リールがセビリア(スペイン)、AEKアテネ(ギリシャ)、アルマニア・アーヘン(ドイツ)、サンクトペテルブルク(ロシア)とともにグループHとなった。

■最終節を待たずして勝ち抜いたリール

 この中で最も順調に進んだのはグループHのリールである。10月21日の第1節ではアウエーでアルマニア・アーヘンと対戦して0-1と敗れたものの、11月4日の第2節ではホームに戻ってサンクトペテルブルク戦で2-1と勝利をあげる。11月25日の第3節はアウエーでAEKアテネと対戦する。対戦相手が強豪であることに加え、アウエーゲームであることから当初から勝ちは難しいと思われたが、26分にミリボエ・ビタキッチが先制点、マテュー・デブシーが追加点。2勝目をあげたリールはグループの首位に躍り出る。第4節はリールの出番はなかったが、2位で追うサンクトペテルブルクが引き分けに終わったことからリールは3位以内を確定し、最終節を前にセビリアとともにグループリーグ突破を決めた。最終節はそのセビリアをホームに迎えて直接対決。この試合は終盤にマット・ムシルーが追加点をあげて勝利を収め、リールが首位で決勝トーナメントに進出したのである。

■最終節に希望を託すソショーとオセール

 グループDとグループFは似た展開となり、ソショーとオセールは決勝トーナメント進出が最終節までもつれた。ソショーは第1節でアウエーながらディナモ・トビシリに2-0で勝利、第2節は試合がなく、第3節はホームでニューキャッスルに0-4と大敗する。第4節はスポルティング・ポルトガルにアウエーで1-0と勝利し、ピンチを乗り切る。最終節を迎える段階でニューキャッスルが独走、スポルティング・ポルトガル、ソショー、パニオニオスで2位、3位争いとなった。
 また、グループFでオセールはグラツァAKを迎えてスコアレスドローでスタート。第2節はアウエーでAKに0-2と敗れる。第3節は試合がなく、第4節で3連敗中のアミツァ・ウロンキに5-1と大勝して息を吹き返す。グループFも首位AKが3連勝して首位、2位、3位争いはグラスゴー・レンジャーズ、オセール、グラツァAKの競り合いとなった。

■ソショーとオセール、見事に最終節で勝利

 グループDの最終節で勝ち点6のソショーは勝ち点3で4位のパニオニオスと直接対決、もしもソショーが敗れるとグループリーグでの敗退が決定する。両チーム無得点で試合は終盤を迎え、このままでもソショーの決勝トーナメント進出が決まるという87分、地元ファンを歓喜させるゴールを決めたのはソショーの主将であるミカエル・イザベイであった。ソショーはグループリーグ2位で決勝トーナメントに進出したのである。
 そしてオセールの所属するグループFの最終節は2位のグラスゴー・レンジャーズの本拠地イブロックス・パークに3位のオセールが乗り込む。この大一番でオセールは5万近い大観衆の圧力に負けず、9分にボナバンチュール・カルーがゴールを挙げてアウエーでの勝利。オセールはグループ2位となったのである。
 この結果、来年から始まる決勝トーナメントに、チャンピオンズリーグではリヨンとモナコ、UEFAカップではリール、ソショー、オセールが進出したのである。

 読者の皆様、よいお年をお迎えください。(この項、終わり)

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