第3728回 パリサンジェルマン、ストラスブールともに準決勝進出 (2) 後半に2点を奪って連勝したパリサンジェルマン
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■リバプールの試合も優勢に進めたパリサンジェルマン
6日前のパルク・デ・プランスでの第1戦は、ホームのパリサンジェルマンが勝利して、リバプール(イングランド)のホーム、アンフィールドでの第2戦を迎えた。
黙祷の後、キックオフされた試合、最初にゴールを脅かしたのはパリサンジェルマンのビティーニャであった。4分にCKからのボールをシュートし、枠内に飛んだが、リバプールのGKギオルギ・ママルダシュビリが防ぐ。10分にもママルダシュビリはウスマン・デンベレのシュートをゴールライン上で防ぐ。デンベレは17分にもゴール前でチャンスをつかんだが、シュートはクロスバーの上を通過し、先取点を奪うことができない。
■パリサンジェルマンのゴールを脅かすリバプールの攻撃陣
パリでの試合同様、パスを回してボール支配で上回ったのはパリサンジェルマンであったが、ホームのリバプールは主に右サイドから攻撃を仕掛ける。そのリバプールにアクシデントが降りかかった。28分、2トップの一角として右サイドからの攻撃で動きの良かったウーゴ・エキティケがアキレス腱を痛め、グラウンドに倒れる。リバプールだけではなくかつてのチームメイトのパリサンジェルマンの選手もエキティケの周りに集まるが、エキティケは担架で運び出される。
ここで第1戦には出場しなかったモハメド・サラーがピッチに入ってくる。サラーは出場直後にこの試合初めての得点機をつくる。ロングフィードからボールを拾ったサラーが右サイドからクロスを上げ、ファーサイドのミロシュ・ケルケズがシュートするが、これはパリサンジェルマンのGKマトベイ・サファノフがクリア、しかし、そのボールをフィルジル・ファン・ダイクが再びゴールを狙うが、ゴールライン上でマルキーニョスが防いだ。サラーは前半終了間際にもシュートをするがこれはウィリアム・パチョが防ぐ。パリサンジェルマンは38分にヌーノ・メンデスが負傷、ルカ・エルナンデスが交代出場する。両チームとも1人ずつが負傷交代した前半であったが、両チーム無得点で折り返す。
■後半になって一方的に攻め続けたリバプール
前半はパリサンジェルマンがボールを支配したが、後半に入り、リバプールはギアをあげ、55分頃からパリサンジェルマンの選手をペナルティエリア内にくぎ付けにした。57分のケルケズのシュートはサイドネットであったが、64分にはアレクシス・マカリスターがボールを保持してペナルティエリア内に入ったところでパチョから後方から押され、倒れ込む。主審はPKを告げたが、VAR判定の結果、ファウルが認められず、PKはキャンセルされる。
反撃の1点を逃したリバプールはこの直後、ジョー・ゴメスに代わって17歳のリオ・エングモハを投入する。エングモハは昨年8月にプロデビューとなるニューカッスル戦で交代出場し、後半のアディショナルタイムに決勝点を上げている。この日も逸材はその片鱗を見せ、71分に強烈な右足でのシュートを放つが、サファノフが身を挺してキャッチする。
■後半最初のシュートが先制点となったパリサンジェルマン
その直後、6万近い観衆を沈黙させるプレーが出る。左サイドをブラッドリー・バルコラがドリブルで駆け上がり、中央にボールを入れる。クビチャ・クバラツヘリアを経由してデンベレにボールが渡る。ペナルティエリアの外からデンベレは左足でシュート、これがゴール右隅に決まって、2試合通算で3点差となる。後半はリバプールのペースで後半だけで11本のシュートを放っていたリバプールに対し、パリサンジェルマンはこれが後半最初のシュートであった。
これで勝負あった、であるが、リバプールは何とか一矢報いようと攻撃を仕掛ける。パリサンジェルマンはアディショナルタイムに入って左サイドをクバラツヘリアが攻め上がり、中央にはバルコラとデンベレ、守るリバプールのDFは1人だけ、クバラツヘリアからバルコラ、デンベレと横にパス、デンベレは今度は右足でシュートを決める。パリサンジェルマンは2試合とも2-0でリバプールを下し、準決勝に進出したのである。(続く)
