第3753回 RCランス、フランスカップ初優勝(2) 決勝に進出したRCランスとニース

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■リーグ2位のRCランスと3位のリヨンが準々決勝で対戦

 前回の本連載ではフランスカップでストラスブール、ニース、トゥールーズが準々決勝を勝ち抜いたことを紹介したが、優勝することになるRCランスは準々決勝でリヨンとアウエーで対戦した。リーグ戦の順位で言うならばRCランスが2位、リヨンが3位と準々決勝で対戦するのはもったいないカードとなった。リヨンは本連載で紹介している通り、今季はヨーロッパリーグに参戦、リーグフェーズを首位で通過した。ところが2月中旬以降、調子を落とし、リーグ戦ではストラスブールとマルセイユに連敗している。

■後半アディショナルに追いつかれたRCランス、PK戦で勝利

 先制点をあげたのはアウエーのRCランスであった。22分にフロリアン・トーバンがファーポストに流れたボールを押し込む。さらに前半アディショナルタイムの46分にRCランスはアブダラー・シマが追加点を決め、2-0とリードして折り返す。
 後半になって4万7000人を超える大観衆の聖戦を受けたリヨンが反撃する。67分にクロスをロマン・ヤレムチェクはヘディングで合わせて1点を返す。ボール支配率やシュート数で上回ったリヨンが追いついたのは6分と表示された後半アディショナルタイムのことであった。RCランスのGKロバン・リセが痛恨のミスパス、ボールはリヨンのコランタン・トリッソに渡り、レミ・アンベールが無人のゴールにシュートして2-2となる。 準決勝へのチケットはPK戦に委ねられる。リヨンの先蹴で始まったが、リヨンは3人目が失敗する。RCランスは次々と全員が成功、5人目のトーバンのシュートが決まった段階で準決勝進出を決めたのである。

■4日前のリーグ戦に続き、トゥールーズを下したRCランス

 準決勝は4月21日にRCランス-トゥールーズ戦がランス、22日にストラスブール-ニース戦がストラスブールで行われた。
 RCランスとトゥールーズは4日前の4月17日にリーグ戦で対戦したばかりである。この試合はトゥールーズが前半13分までに2点を上げて先行したが、後半に入ってRCランスが61分に1点返し、67分に同点に追いつく。このままドローかと思われたが、後半アディショナルの91分にイスマエロ・ガニウがCKからヘディングシュートで決勝点を決めた。
 その劇的勝利の余韻の残るフェリックス・ボラールでの連戦となる。RCランスは4日前の勝利でリーグ戦でも優勝の可能性を残していた。試合は二冠のチャンスを残すRCランスが圧倒する展開となった。9分にトーバンが自らへのファウルで得たPKで先制する。トーバンは準々決勝のリヨン戦に次ぐ得点となった。18分にはアラン・サンマキシマンが追加点を決める。
 トゥールーズは21分にサンチアゴ・イダルゴが左足のシュートで1点を返すにとどまった。RCランスは34分にマチュー・ウドルがジブリル・シディベをかわしてシュートを決め、終盤の74分位アドリアン・トマソンが3点差となるシュートを右足で決める。RCランスは4回目の決勝進出を決めたのである。

■リーグ戦で低迷するニースがストラスブールを下す

 その翌日にストラスブールで行われた準決勝第2試合、ストラスブールもニースも過去3回の優勝を誇る。両チームのフランスカップでの対戦は1980年以来46年ぶり5回目、過去は双方2回ずつ勝ち抜いている。ストラスブールはこの時点でカンファレンスリーグの準決勝を控えた段階で、国内リーグでは8位である。来季の欧州カップ出場権獲得に向けて3つの可能性(リーグ戦上位、フランスカップ優勝、カンファレンスリーグ優勝)を残している。一方のニースはリーグ戦では15位と危険水域にある。
 序盤、ゴールに迫ったのはストラスブールのマルシャル・ゴドーであった。しかし、ニースも組織的な守備で対応する。
 後半の立ち上がりに均衡を破ったのはニースであった。51分にジョナタン・クロースが起点となったカウンターアタックからエリー・ワイが先制ゴールを決める。さらにワイは81分にもPKを決め、ニースが2-0とストラスブールを下して決勝進出を決めたのである。(続く)

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