第3747回 パリサンジェルマン、リーグ5連覇(3) RCランスとの直接対決を制し、優勝を決める

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■第33節での優勝の可能性が亡くなったパリサンジェルマン

 フランスリーグはパリサンジェルマンが首位を走り、RCランスが追うという展開が続いている。5月に入って2回目の週末に行われた第33節、8日に登場したRCランスは苦しみながらもナントに勝利、来季のチャンピオンズリーグの出場権を確定した。また敗れたナントは2部降格が決定した。そしてRCランスの勝利はこの節でのパリサンジェルマンの優勝決定がなくなったことを意味する。

■勝ち点6差で直接対決を迎えるRCランスとパリサンジェルマン

 第33節のパリサンジェルマンの試合は5月10日、ホームでのブレスト戦、そして13日には延期となった第29節のRCランスとのアウエーでの直接対決が待っている。パリサンジェルマンは優勝はなくなったことから、メンバーを落としてこのブレスト戦に臨んだ。パリサンジェルマンは圧倒的にボールを支配するが、なかなかゴールを奪うことができない。後半途中から投入したデジレ・ドゥエが82分に決勝点を決め1-0で勝利した。パリサンジェルマンとRCランスは勝ち点6差で直接対決を迎えることになった。
 両チームとも残る試合は13日の直接対決と17日の最終節の2試合、すなわち、RCランスが連勝し、パリサンジェルマンが連敗すると勝ち点で並ぶ。ただ、得失点差はパリサンジェルマンが+44、RCランスが+29と15ポイントの差がある。パリサンジェルマンが大差での連敗、RCランスが大差での連勝となった場合だけRCランスに優勝の可能性があり、実際にはドゥエのゴールがパリサンジェルマンの優勝をほぼ確実にしたわけであるが、何が起こるかわからない。

■守勢のパリサンジェルマンが先制点

 RCランスとパリサンジェルマンの試合、引き分け以上で優勝が決まるパリサンジェルマンは攻撃陣にウスマン・デンベレ、ブラッドリー・バルコラ、クビチャ・クバラツヘリアをそろえたが、マルキーニョス、ビティーニャをベンチスタート、そしてアクラフ・ハキミ、ウィリアン・パチョ、ヌーノ・メンデス、ウォーレン・ザイール・エメリは負傷のためメンバー外である。
 パリサンジェルマンはメンバーが変わっても、前方のサイドライン深く蹴りこむ、いつもと同じキックオフで試合に入る。試合開始直後はパリサンジェルマンが攻め込んだが、次第にRCランスがリズムをつかみ、パリサンジェルマンのゴールを脅かす。18分にはオドソンヌ・エドゥアルドが両チームを通じて初めての枠内シュート、さらに20分には右サイドからウェスレイ・サイードのシュートをマトベイ・サフォノフがはじいたところをアドリアン・トマソンがヘディングシュート、ゴール前で守っていたイリア・ザバルニーがヘディングでクリアしたボールをサフォノフがようやくキャッチする。
 守勢のパリサンジェルマンであったが、28分、RCランス陣内でデンベレがボールを奪い、クバラツヘリアにパスし、クバラツヘリアはRCランスの守備陣を交わし、右足でシュート、スピードに乗った攻撃からのシュートが先制点となる。逆転を目指すRCランスは38分にはアブダラー・シマが正面からシュートを放つがサフォノフがパンチングでCKに逃れる。44分にパリサンジェルマンはデンベレがマークを外してシュートするが、わずかに枠をそれ、前半アディショナルタイムにはRCランスのシュートをサフォノフがブロック、パリサンジェルマン1点リードでハーフタイムを迎えた。

■後半も守勢のパリサンジェルマン、アディショナルタイムに追加点を決めて優勝決定

 後半が始まって40秒、シマが抜け出してサフォノフと一対一となりシュートを放つが、これもサフォノフが防ぐ。さらに74分にもシマはフロリアン・トーバンからのパスを受けてシュートを放つが、これはポストに当たり同点ゴールとはならない。RCランスは再三シュートをしながらサフォノフにはじき返される。87分にはトーバンのシュートが決まったかに見えたが、これはオフサイド。
 後半アディショナルタイムにもRCランスはパリサンジェルマンのゴール前に迫ったが、逆にパリサンジェルマンのカウンターアタックにより、デンベレに代わって出場してきたイブラヒム・エンバイエがシュートを決め、2-0で勝利したパリサンジェルマンは5年連続14回目のリーグ優勝を決めたのである。(この項、終わり)

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