第3750回 2025-26フランスリーグフィナーレ(3) 入替戦はニース-サンテチエンヌ戦
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■2部に自動降格となったメッスとナント
前回の本連載では来季の欧州カップ出場権をめぐる3位から6位までの順位争いを紹介した。リーグ終盤戦でファンの注目を集めるのはこのような前向きの順位争いだけではない。2部リーグへの降格も現実として存在する。今季のフランスリーグの下位の状況であるが、メッスは12月の初めに最下位に転落してから、順位を上げることはなく、早々に2部陥落が決定した。2部への自動降格は下位2チーム、最下位(18位)と17位の2チームである。17位となったのはナントであった。折り返し時点では16位であったが、2月初めに17位となり、その後順位を変動することなく、本連載第3746回で紹介した通り、第33節でRCランスに敗れ、17位が確定し、2部降格となった。
■ニースの直接対決で順位を逆転させたオセール
2月初めにナントに代わって17位を脱出したのがオセールである。16位は自動降格ではないが、2部で3位以下のチームで争われるプレーオフ勝者との入替戦が待っている。16位になったオセールはさらに順位を上げたいところであるが、16位のままリーグ戦は終盤を迎えた。そして5月10日、残り2試合となった第33節、オセールは15位のニースとホームで対戦した。キックオフの時点でオセールは勝ち点28、得失点差は―13、ニースは勝ち点31、得失点差-21である。すなわち、オセールは勝利すれば、ニースと勝ち点で並び、得失点差で上回って危険水域である16位から脱出することができる。この試合、先制したのはアウエーのニース、9分にソフィアン・ディオップが先制点を決めるが、アベ・デシャン競技場の満員の観衆の声援を受けたオセールは26分にセクー・マラが同点ゴールを決める。後半に入り67分、ニースはジュマ・バーが勝ち越し点を決めたかに見えたが、オフサイドで認められない。その直後の70分にオセールはラシン・シナヨコが勝ち越しゴールを決め、終盤のニースの猛攻を防ぎ、2-1と勝利して順位が入れ替わった。
■入替戦に出場する16位ニース
オセールとニースは勝ち点31で並んで最終節を迎えたが、前々回の本連載で紹介した通り、1部残留に向けてニースとの直接対決に勝利したオセールはチャンピオンズリーグのリーグフェーズストレートインのかかる3位を目指す4位のリールをアウエーで下す。
一方のニースの相手はすでに最下位の決まっているメッスであったが、スコアレスドローとなり、16位でシーズンを終了し、入替戦を戦うことになったのである。
■1部自動昇格はトロワとルマン、プレーオフを勝ち抜いた3位サンテチエンヌ
入替戦はシーズン終了後に行われるが、ニースは5月17日にリーグ戦の最終節を戦った翌週の24日にはフランスカップの決勝を争い、RCランスに敗れている。
一方、ニースの対戦相手もシーズン後にプレーオフを戦っている。2部で首位を独走したのはトロワであり、1部復帰を決めた。自動昇格となる2位をサンテチエンヌとルマンが争っていたが、ルマンが2位、サンテチエンヌが3位となった。入替戦出場を争うプレーオフは3位から5位までのチームが出場するが、3位はサンテチエンヌ、4位はレッドスター、5位はシーズン終盤にロデスがスタッド・ド・ランスを逆転した。
2部は1部より1週早い、5月9日に最終節を迎え、12日には4位のレッドスターと5位のロデスの試合があり、アウエーのロデスが3-2と逆転勝利した。ロデスは3日後、今度は3位のサンテチエンヌのホームに遠征する。急勾配のジェフロワ・ギシャール競技場に集まった3万7000人の観衆との戦いとなる。この試合は90分を終えた時点で両チーム得点をあげることができなかった。延長戦はなく、PK戦で入替戦進出を決めることになる。
先蹴のロデスは最初の2人が失敗、後蹴のサンテチエンヌは最初の2人は成功、サンテチエンヌが有利と思われたが、その後ロデスは3人連続して成功、サンテチエンヌは3人目と5人目が失敗して、サドンデスとなる。10人目でロデスが失敗、サンテチエンヌが成功し、サンテチエンヌが入替戦に出場することになったのである。(続く)
