第3311回 アフリカネーションズカップ開幕(1) 24か国がコートジボワールに集結

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■2年ごとに開催されるアフリカネーションズカップ

 前回までは年始に行われたフランスカップのベスト32決定戦の」模様を紹介してきたが、その中でも少し触れた通り、大陸別選手権のアフリカネーションズカップ、アジアカップが1月中旬から開催され、チームによっては大きな影響がある。
 今回から、特にフランスのクラブから多数の選手が出場しているアフリカネーションズカップについて紹介しよう。
 アフリカネーションズカップは2年に1回行われ、第1回は1957年に行われ、1970年代から2012年までは偶数年に行われたが、2013年からは奇数年に行われている。そして欧州のシーズン中の1月から2月にかけて行われてきたが、欧州などの主要リーグのシーズンオフに開催するということでエジプトが開催国となった2019年大会は6月から7月にかけて開催された。ところが猛暑の中での試合は過酷であり、2021年大会からは元の1月から2月にかけての開催となる。そして2022年1月に開催される大会であったが、2021年大会として行われている。通算34回目となる2023年大会はコートジボワールで2024年1月13日から2月11日にかけて行われる。

■アフリカらしさを感じさせる開催国と開催時期の変更

 コートジボワールでの開催は1984年大会以来2回目となるが、開催国の決定についてはアフリカらしい紆余曲折が存在した。2014年にアフリカサッカー連盟はアフリカネーションズカップについて2019年大会はカメルーン、2021年大会はコートジボワール、2023年大会はギニアで開催すると決定した。ところがカメルーンの準備状態と治安の悪さから、2018年に開催国をエジプトに変更した。そして本来は2019年大会を開催する予定のカメルーンは2021年大会、2021年大会を開催するコートジボワールは2023年大会を開催することになった。さらに6月から7月はコートジボワールでは雨季となるため。2023年大会を2024年1月から2月にかけて行うことが決まったのは2022年7月のことであった。

■第1シード国が順当に予選を突破

 このように開催国、開催時期の変更があったが、アフリカの頂点を目指して24か国がコートジボワールに集結した。開催国のコートジボワールを除く23の出場枠に対し、54の国がエントリーした。なお、FIFAから資格停止処分を受けたケニアとジンバブエはエントリーできなかった。最終予選は2022年6月から2023年9月にかけて4チームずつ12のグループに分かれて行われ、ホームアンドアウエー方式の総当たりで各グループ上位2チームが本大会に出場する。
 開催国のコートジボワールも予選に参加し、コートジボワールの所属するグループHはコートジボワール以外の1チームが本大会出場という仕組みになった。予選の組み分けの際の第1シード12か国(コートジボワールも含む)はすべて本大会出場を決めるという順当な結果となったが、第2シード12か国のうち、ガボン、ベナン、ウガンダ、コンゴ、マダガスカル、シエラレオネ、そして資格停止となったケニアと半数以上が本大会出場を逃した。予選で最大の驚きは最下位の第4シードのタンザニアがウガンダとニジェールを抑えて勝ち抜いたことであろう。

■8か国は出場回数20回以上、半数の12か国は優勝経験あり

 そのタンザニアも2019年大会は出場しており、初出場の国はなく、最も出場回数が少ないのは前回大会で初出場し、準々決勝まで進んだガンビアの2回である。初出場から連続出場している新興勢力は、早期敗退が続いているが、2017年大会から4大会連続出場のギニアと2019年大会から3大会連続出場のモーリタニアである。24チーム中17チームが前回大会も出場しており、最もブランクがあいているのは2010年大会以来の出場となるモザンビークである。最多出場は26回目となるエジプト、開催国のコートジボワールは25回目でそれに続く。24回目のガーナ、21回目のチュニジア、20回目のアルジェリアとナイジェリア、カメルーン、コンゴ民主共和国(旧ザイール)と8か国が20回以上の出場歴を誇る。
 そして本大会に出場する半数の12か国は過去に優勝経験があるのである。(続く)
 
 本連載ではこれまで「アフリカ選手権」と表記していましたが、今年から「アフリカネーションズカップ」と表記を変更します。

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