第3691回 欧州カップ、リーグフェーズが終了 (7) リヨンはトップ8入り、リールは足踏み、ニースは初勝利
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■ヤングボーイズに勝利すればトップ8入りとなるリヨン
前回までの本連載ではチャンピオンズリーグに出場したフランス勢の第7節と最終節の戦いを紹介してきたが、今回と次回はヨーロッパリーグを戦ったフランス勢3チームの終盤戦を紹介したい。
本連載第3662回で紹介した通り、2026年を迎える時点のフランス勢の成績はリヨンが首位、リールが20位、ニースは最下位の36位である。
第7節は1月22日に全18試合が行われ、18時45分または21時にキックオフされた。
勝ち点15で首位のリヨンは18時45分にスイスのベルンでヤングボーイズと対戦する。すでにプレーオフ進出以上を確保しているリヨンであるが、この試合で勝利すればプレーオフが免除となるトップ8入りを決めることができる。リヨンを迎えるヤングボーイズはこの時点で勝ち点9の21位であるが、前節では同じフランス勢のリールに勝利している。プレーオフ圏内であるが、連勝すればトップ8入りも不可能ではなく、会場のバンクドルフ競技場には2万人以上のファンが詰めかけた。
■前半アディショナルタイムに得点をあげたリヨン
アウエーとはいえ、隣国で戦うリヨンは立ち上がりから勝ち点3を目指して攻め上がり、開始早々の2分にはタナー・テスマンがシュート、これはGKの守備範囲で防がれる。序盤のリヨンはボールを支配し、ヤングボーイズのゴール前で試合を展開する。ただ、最初の決定機はヤングボーイズであった。21分、ヤングボーイズはリヨンのゴール前に迫る。エディミルソン・フェルナンデスのボレーのパスに対してアルビン・サンチェスがシュート、リヨンのGKレミ・デカンは完全に抜かれたが、ボールはバーに当たり、リヨンは救われた。リヨンは優勢に試合を進め、シュートの精度も悪くなかったが、なかなか得点をあげることができなかった。このままハーフタイムか、と思われた前半アディショナルタイムの46分、リヨンはゴール前でヤングボーイズからボールを奪うと、パベル・シュルツがクロスをあげ、ヤングボーイズのGKはクリアしたが、エインズリー・メイトランド・ナイルズがシュートし、先制点になった。
後半に入ってもリヨンはパスをつなぎ、ボールと陣地を支配する展開が続く。60分にはヤングボーイズのシュートが決まって、スタジアムは歓喜に沸いたが、VARの末、オフサイドの判定でゴールは取り消される。リヨンは1-0で勝利し、トップ8入りを決めたのである。
■第6節に続いて敗れたリール
前節でヤングボーイズに敗れて順位を20位に落としたリールは厳しい結果となった。アウエーで対戦するセルタ・ビゴ(スペイン)はリールと同じ3勝3敗であるが、リールは国内リーグ戦では年が明けてから3戦全敗と調子を落としている。スペインでは鉄道事故が多発しており、その犠牲者を悼んで黙祷が行われ、リールのキックオフで試合が始まった。
開始早々、リールのアレクサンドロのパスがカットされ、ビリオット・スウェドベリのシュートが決まり、リールは1点のリードを許してしまう。また6分にはナビル・ベンタレブが負傷のため選手交代を余儀なくされる。16分には2点目を決められたかと思われたが、これはオフサイドとなる。そして29分、セルタ・ビゴはウーゴ・ソテロが後方からのタックルでレッドカード、リールは数的有利となる。リールはボール支配率を高めるが、追いつけず、逆に69分にはセルタ・ビゴに追加点を決められる。
リールは86分にオリビエ・ジルーが1点を返すのが精一杯、押し気味に試合を進めながら、1-2で敗れ、順位を1つ下げて21位となり、最終節に臨むのである。
■欧州カップで3年ぶりの勝利となったニース
ここまで6連敗ですでに敗退の決まったニースは意地を見せた。前節でリヨンに敗れたゴー・アヘッド・イーグルス(オランダ)に対し、ホームで3-1と勝利した。ニースは2023年3月のヨーロッパカンファレンスリーグのシェリフ・ティラスポリ(キプロス)戦以来、欧州カップで3年ぶりに勝利したのである。(続く)
