第3712回 パリサンジェルマンとストラスブールが八強入り (1) 終盤で突き放したパリサンジェルマンが先勝

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■3月中旬に行われる欧州カップのベスト8決定戦

 3月は国際試合が目白押しである。中旬には欧州カップのベスト8決定戦、そして下旬には今年初めての代表チームの国際試合が控えている。
 チャンピオンズリーグは3月10日と11日に第1戦、17日と18日に第2戦が行われる。ヨーロッパリーグとカンファレンスリーグは1試合を除いて3月12日に第1戦、19日に第2戦が行われた。フランス勢はチャンピオンズリーグにパリサンジェルマン、ヨーロッパリーグにリヨンとリール、カンファレンスリーグにストラスブールが出場する。この中でリヨンとストラスブールはリーグフェーズでトップ8に入っており、パリサンジェルマンとリールはプレーオフを勝ち抜いてきた。

■過去の戦績は3勝3分3敗のパリサンジェルマンとチェルシー

 まず、チャンピオンズリーグのパリサンジェルマンについて紹介しよう。プレーオフでモナコを下したパリサンジェルマンのベスト8決定戦の相手はリーグフェーズ5位のバルセロナ(スペイン)か6位のチェルシー(イングランド)であり、抽選の結果、チェルシーとなった。
 チェルシーとパリサンジェルマンは昨年7月のクラブワールドカップの決勝で対戦し、米国のイーストラザフォードではチェルシーが3-0と勝利している。この戦いを含めて、両チームの過去の対戦成績は3勝3分3敗と互角である。直近の対戦はちょうど10年前の2025-26シーズンのチャンピオンズリーグ、同じベスト8決定戦である。この時はパルク デ・プランスでの第1戦もスタンフォードブリッジでの第2戦もパリサンジェルマンが2-1で勝利し、準々決勝に進出している。
 フランスリーグの優勝争いはパリサンジェルマンとRCランスに絞られたが、パリサンジェルマンは直前のリーグ戦ではモナコに1-3と敗れたが、首位をキープしている。一方のチェルシーはプレミアリーグでは5位、来季のチャンピオンズリーグ出場権の当落線上にいる。

■2回ともリードを追いつかれたパリサンジェルマン

 パリサンジェルマンのキックオフで始まった試合、両チーム通じて最初の枠内シュートは6分、パリサンジェルマンのジョアン・ネベスがペナルティエリア外からシュートするがチェルシーのGKのフィリップ・ヨルゲンセンがキャッチする。10分のパリサンジェルマンの先制点は見事であった。右サイドからウスマン・デンベレがクロスを入れると、ジョアン・ネベスが折り返し、ブラッドリー・バルコラが左足ボレー、チェルシーの守備陣は全く動けなかった。
 パリサンジェルマンが優勢に試合を進めたが、28分、チェルシーはパリサンジェルマンの守備が乱れてノーマークとなったマロ・グストにパス、グストのシュートをパリサンジェルマンのGKマトベイ・サフォノフがはじききれず、同点となる。
 39分にチェルシーが攻め込み、シュートをサフォノフがはじき、こぼれ球をデジレ・ドゥエが前線に運ぶ。デンベレが1人で持ち込み、ゴール前でマークしていたウェスレイ・フォファナを振り切って勝ち越しシュートを決め、1点リードでハーフタイムを迎える。
 後半最初にスコアしたのはチェルシーであった。56分に左サイドをペドロ・ネトがドリブルで前進、中央でフリーになっていたエンゾ・フェルナンデスにパスし、エンゾ・フェルナンデスが同点ゴール。

■終盤の3連続ゴールで突き放したパリサンジェルマン

 リードを2回とも追いつかれたパリサンジェルマンであるが、74分にはフィリップ・ヨルゲンセンの緩慢なプレーに対しバルコラがインターセプト、クビチャ・クバラツヘリアを経由しでボールを受けたビティーニャはループシュートで勝ち越す。
 そしてここからが本領発揮、86分には左サイドをドリブルで切り裂いたクバラツヘリアが中央に切れ込み、シュートコースを見つけるや否や、右足で電光石火のシュートを決める。後半アディショナルタイムには右サイドをドリブルしてきたアクラフ・ハキミのクロスをクバラツヘリアが合わせてゴールイン。
 パリサンジェルマンは第1戦を5-2と勝利し、第2戦に挑むのである。(続く)

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