第3748回 2025-26フランスリーグフィナーレ(1) 1部残留を決めたオセール

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■7チームがフランスから出場する欧州カップ

 前回までの本連載で紹介した通り、フランスリーグはパリサンジェルマンがRCランスとの直接対決で勝利し、5季連続14回目の優勝を果たした。パリサンジェルマンにとって5連覇は最多記録となった。
 さて、リーグ戦は優勝争い以外に多くの見所がある。まず、上位のチームにとってはチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグの出場権、下位のチームにとっては降格、入替戦がかかっている。フランスからの来季の欧州カップ出場枠は3位までのチームがチャンピオンズリーグのリーグフェーズの出場権、4位がチャンピオンズリーグの予備戦3回戦から参戦、5位チームがヨーロッパリーグのリーグフェーズ、6位チームがカンファレンスリーグのプレーオフへの出場権がそれぞれ与えられる。また、これとは別にフランスカップの勝者にはヨーロッパリーグのリーグフェーズへの出場権が与えられ、フランスからは全部で7チームが欧州の舞台にチャレンジできる。
 なお、フランスカップはリーグ最終節の翌週に決勝が行われるが、RCランスとニースが残っており、ニースが勝利した場合はニースがヨーロッパリーグに参戦するが、RCランスが勝利した場合、リーグ7位のチームがヨーロッパリーグ、リーグ8位のチームがカンファレンスリーグに出場する。

■上位7チームの顔ぶれは確定、8位はストラスブールで確定

 さて、5月13日のRCランスとパリサンジェルマンの直接対決が終わると、各チームに残された試合は5月17日21時キックオフの最終節のみとなった。
 それではここで最終節を迎える段階の上位の順位を確認しておこう。首位パリサンジェルマン(勝ち点76)、2位はRCランス(67)、3位リール(61)、4位リヨン(60)、5位レンヌ(59)、6位マルセイユ(56)、7位モナコ(54)、8位ストラスブール(50)、9位ロリアン(45)となっている。欧州カップの出場権が獲得できる7位までのメンバーは決まっており、フランスカップでRCランスが優勝した場合にチケットを獲得できる8位もストラスブールで確定である。

■最終節で順位変動の可能性のある3位から7位

 注目するポイントとしては最終戦で順位の変動がありうる3位から7位までの争いである。中でも予備戦3回戦からとはいえチャンピオンズリーグに参戦できる4位とヨーロッパリーグに参戦する5位とでは大きな差がある。また、フランスカップの結果待ちとはいえ、欧州の有力リーグのチームがそろうヨーロッパリーグに参戦する6位と、欧州の有力リーグのクラブがあまり参戦しないカンファレンスリーグ出場となる7位も大きな差がある。
 一方、下位の状況も紹介しよう。18チームが参戦する1部リーグで下位2チームは自動降格、下から3番目の16位は2部でプレーオフを勝ち抜いたチームとの入替戦となる。最下位の18位はメッス(16)、17位はナント(23)、16位はニース(31、得失点差-23)、15位はオセール(31、-12)、14位はルアーブル(32)、13位はアンジェ(35)となっており、メッスとナントの降格は決定しており、入替戦出場となる16位の可能性があるのはルアーブル、オセール、ニースの3チームである。

■3位リールは入替戦の危機にあるオセールに敗れる

 まず、3位争いであるが、3位のリールの最終戦の相手は入替戦出場の可能性のあるオセールである。リールの本拠地ピエール・モーロワ競技場には4万7000人の観衆が集まり、チャンピオンズリーグの本戦ストレートインを祈願した。リールは2月以降、リーグ戦では負けていない。
 ただ、相手のオセールも入替戦を回避したい。オセールは同じ勝ち点で並ぶニースと比べると得失点差で大きくリードしていることから、勝利すれば、ほぼ確実に1部残留を決めることができる。試合は1部残留にかけるオセールの闘志が上回った。23分にはオフサイドで取り消されたがビリー・ディオマンドがネットを揺らす。32分にラシヌ・シナヨコが先制点を決め、後半アディショナルタイムにもシナヨコが追加点、2-0で勝利したオセールが1部残留を決め、リールの順位はリヨンやレンヌの結果次第となったのである。(続く)

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