第3749回 2025-26フランスリーグフィナーレ(2) 3位リール、4位リヨン、5位マルセイユ、6位レンヌ
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■4位リヨンは優勝の消えた2位ランスと対戦
前回の本連載はチャンピオンズリーグのリーグフェーズの出場権が得られる3位争いをする一番手のリールがホームでオセールに敗れたことを紹介した。
最終節を迎える時点で3位に入る可能性のあるのは4位のリヨンと5位レンヌである。リヨンはリールと勝ち点で1差、レンヌは2差である。リヨンはホームにRCランスを迎えた。RCランスは前々回までの本連載で紹介した通り、パリサンジェルマンとの優勝争いに敗れ2位が確定している。前半戦を首位で折り返したRCランスであるが、前半戦の勝ち点が40だったのに対し、後半戦の勝ち点は27に過ぎず、後半戦だけの順位を見ると6位である。RCランスはこの翌週にフランスカップ決勝も控えている。試合前の予想ではリヨンが優勢と思われた中でのキックオフとなる。
■5位レンヌと6位マルセイユが直接対決
そして5位レンヌは最終戦で6位のマルセイユとアウエーで対戦する。最終戦を迎える時点のマルセイユの勝ち点はレンヌとちょうど3ポイントの差である。得失点差はレンヌが+11、マルセイユが+16である。すなわち、レンヌが勝利すれば、リールとリヨンの結果次第で3位に入ることができるが、マルセイユはレンヌに勝利すれば、勝ち点で並び、得失点差で上回って5位に入り、ヨーロッパリーグの出場権を確定することができる。 このように全試合が同時刻にキックオフされる最終節は上位同士の顔合わせとなり、ファンは他会場の途中経過を気にしながらの応援となった。
■優勝を逃したRCランスとホームのマルセイユが先行する展開
この2試合で最初に得点をあげたのはマルセイユのピエーミル・ホイビュアであった。開始2分で先制点を奪い、ベロドロームに集まったファンを歓喜させる。そしてマルセイユは幸運な形で追加点を奪った。10分、レンヌのGKマティ・シリストリがキックでクリアしたが、すぐ前にいたマルセイユのアミン・グイリの足に当たってそのままゴールイン、20歳の若いGKにとっては痛恨のミスとなった。レンヌも22分、32分とマルセイユのゴール前に迫るが、シュートはネットを揺らさなかった。
マルセイユの試合でレンヌが先行されているという情報はリヨンのスタッフにも入っていたはずである。
ところが、優位に立つチャンスのあるリヨンは20分にRCランスの先制点を許す。RCランスは左サイドのウェスレイ・サイードが立てに抜け出したところにパスが決まり、サイードがファーポストにシュートを決める。さらに32分にも全く同じ展開からサイードが追加点、RCランスのリードは2点に広がる。さらにRCランスは前半アディショナルタイムにも追加点を決め、3-0とリードしてハーフタイムを迎えた。
ハーフタイムを迎えた時点でのスコアはマルセイユの試合はマルセイユ2-0レンヌ、リヨンの試合はリヨン0-3RCランスとなり、この時点の順位は4位リヨン(勝ち点60)、5位マルセイユ(59、得失点差+18)、6位レンヌ(59、+9)となる。
■直接対決を制したマルセイユが5位、敗れたレンヌは6位でシーズン終了
後半に入ってもマルセイユはピエール・エメリク・オーバメヤンが3点目を決め、リードを広げ、RCランスも54分にフロリアン・トーバンのゴールで差を広げる。マルセイユの試合で終盤にレンヌが1点返しただけであった。
結局3位を狙っていたリヨンはRCランスに0-4と敗れ、順位は4位のままでシーズンを終了、来季はチャンピオンズリーグの予備戦3回戦から始まるので、他のチームよりも短いシーズンオフとなる。
そして、最終戦での直接対決でレンヌに勝利したマルセイユはレンヌと勝ち点で並び、得失点差で上回り、順位を逆転して5位になり、来季のヨーロッパリーグの出場権を獲得した。そして最終戦で6位に順位を落としたレンヌはカンファレンスリーグに出場することになるが、1週間後のフランスカップ決勝でRCランスが優勝すれば、ヨーロッパリーグへの出場、ニースが勝利すればカンファレンスリーグへの出場となるのである。(続く)
