第3751回 2025-26フランスリーグフィナーレ(4) 入替戦を制したニースが1部残留

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■2020年代にエレベータークラブとなったサンテチエンヌ、1年で2部を通過したルマン

 1部16位のニースと2部3位でプレーオフを勝ち抜いたサンテチエンヌが入替戦で戦うことになった。両チームともフランスでは古豪と呼ばれているチームで今世紀に入って復活の兆しを見せ、欧州カップにも出場するなど活躍している。  サンテチエンヌは2004-05シーズン以降1部の座を守ってきたが、2020年代に入ってからはエレベータークラブとなった。2021-22シーズンは18位(当時の1部は20チーム)となり、入替戦でオセールに敗れ、2部に降格、降格2シーズン目の2023-24シーズンは3位となり、今季と同様にプレーオフを勝ち抜いて入替戦に臨む。入替戦でメッスを下し、1部に復帰した。しかし、18チームで争われた2024-25シーズンは下から2番目の17位になり、2部に降格した。1シーズンでの1部復帰を狙うサンテチエンヌは2025-26シーズンは序盤は首位をキープし、首位を明け渡した後も上位をキープ、終盤は自動昇格となる2位を保っていたが、最後にルマンに逆転され、3位となった。 なお、ルマンは松井大輔が所属していたころがクラブの黄金期であり、2013年にクラブは破産し、6部相当の地域リーグへの降格を余儀なくされ、そこから這い上がってきて、破産後2回目の2部復帰をしたシーズンで2位に入り、1シーズンで2部を通過した。実に17年ぶりの1部である。

■四半世紀近く1部の座を守ってきたニース

 一方のニース、2002年に1部に復帰し、四半世紀近く1部の座を守ってきた。2015-16シーズン以降は10季連続で一桁順位を記録している。前年のリーグ順位は4位、チャンピオンズリーグの予備戦にも出場した。さらにフランスカップでも決勝まで進出している。しかしながら、リーグ戦では後半戦に失速、そしてオセールとの直接対決で敗れて16位となってしまい、2部降格のピンチに立たされた。ニースが最後に入替戦に出場したのは1部に所属していた1989-90シーズン、20チーム中18位となり、2部(この当時の2部は2つのブロックに分かれていた)のプレーオフを勝ち抜いたストラスブールと対戦し、アウエーの第1戦は1-3と落としたが、ホームの第2戦で6-0と逆転して1部残留を決めている。

■サンテチエンヌでの第1戦はスコアレスドロー

 入替戦の第1戦は5月26日にサンテチエンヌのジェフロワギシャールで行われた。ニースは22日のフランスカップ決勝でRCランスに敗れている。肉体的、精神的疲労の残る中でサンテチエンヌ入りし、フランスカップ決勝とは少しだけメンバーを入れ替えて試合に臨んだ。
 試合はニースの方がボール支配率で上回り、チャンスをつかむが、前半はサンテチエンヌにPKかと思われたシーンもあったがVARの結果PKは認められず。両チーム無得点で折り返した。後半、特にニースは疲労から来る運動量の低下がみられたが、サンテチエンヌが得点をあげるに至らず、スコアレスドローとなる。今季アウエーでの成績の悪かったニースにとってはアウエーゲームで勝ち点1を得たことは大きかった。

■ニースでの第2戦は後半にニースがゴールラッシュ

 ニースのホームゲームとなる第2戦は3日後の29日に行われた。ニースはフランスカップ決勝で得点をあげた17歳のクリバリーを先発で起用する。9分にサンテチエンヌのシュートがゴールインしたが、これはオフサイドで認められず、前半は両チーム無得点でハーフタイムを迎える。
 後半に入って試合は一気に動いた。両チームとも後半開始時にメンバー交代を行う。この入替戦で最初のゴールが生まれたのは62分のことであった。フランス代表として活躍した経験のあるジョナタン・クロースがハーフボレーで先制する。この直後にサンテチエンヌは3人選手を交代、ニースはペナルティエリア内でファウルを犯してしまい、サンテチエンヌが79分にPKで追いついた。しかし、その直後の81分にニースはカイル・ブーダッシュが勝ち越しゴール、さらに87分と92分にはこの2試合で再三シュートを放ちながら得点にならなかったエリー・ワイが連続してゴールを決め、ニースが4-1と勝利して1部残留を決めたのである。(この項、終わり)

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