第3757回 パリサンジェルマン、チャンピオンズリーグ連覇(3) 先制点はアーセナル

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■先発のフィールドプレーヤー10人が昨年の決勝と同じパリサンジェルマン

 5月30日、ハンガリーのブダペスト、プスカシュ・アレーナでチャンピオンズリーグ決勝がキックオフされた。連覇のかかるパリサンジェルマンと初優勝を目指すアーセナル(イングランド)、いずれもファーストユニフォームでこの一戦に臨む。両チームの先発メンバーを紹介しよう。
 パリサンジェルマンはGKはマトベイ・サフォノフ、DFは右からアクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ウィリアム・パチョ、ヌーノ・メンデス、MFは中央にビティーニャ、右にジョアン・ネベス、左にファビアン・ルイス、FWは右にデジレ・ドゥエ、左にクビチャ・クバラツヘリア、中央にウスマン・デンベレという布陣である。ハキミが負傷から戻ってきた。レギュラークラスの選手に負傷や出場停止はいない。ノックアウトフェーズに入ってから、先発メンバーはほとんど固定されているが、驚くべきは、昨年の決勝の先発メンバーと変更があったのはGK(昨年はジャンルイジ・ドンナルンマ)だけであり、フィールドプレーヤー10人は同じである。

■ベン・ホワイトの代わりにクリスティアン・モスケラを先発させたアーセナル

 一方のアーセナルであるが、GKはダビド・ラヤ、DFは右からクリスティアン・モスケラ、ウィリアン・サリバ、ガブリエル、ピエロ・インカビエ、MFが低い位置にデクラン・ライスとマイルズ・ルイス・スケリー、高い位置には右にブカヨ・サカ、左にレアンドロ・トロサール、中央にマルティン・ウーデゴール、FWは1トップでカイ・ハバーツという陣容である。アーセナルは右サイドのベン・ホワイトを負傷で欠き、このポジションには複数の候補がいるが、ユリエン・ティンバーやマルティン・ズビメンディを押さえてモスケラが先発した。

■最強の攻撃を誇るパリサンジェルマン、最強の守備を誇るアーセナル

 今季のチャンピオンズリーグで両チームは対照的な特徴を残している。それはパリサンジェルマンがここまで44ゴールと参加チーム内で最多得点を記録しているのに対し、アーセナルはここまで11勝3分と無敗であることに加え、わずか6失点、さらに14試合中9試合でクリーンシートを記録していることである。最強の攻撃と最強の守備のどちらが勝るか、これまでの両チームの欧州カップでの対戦歴は2勝3分2敗と五分であるが、チームのカラーが異なっている対戦に注目の集まるところである。
 試合前の予想はパリサンジェルマン有利である。攻撃力に加え、今季のチャンピオンズリーグの戦績はアーセナルに及ばないものの、ノックアウトフェーズに入ってからは無敗である。さらにチャンピオンズリーグのノックアウト形式(一昨年までの決勝トーナメント、昨季からノックアウトフェーズ)のイングランド勢との対戦では、今季のチェルシーとマンチェスター・シティを含み、5回連続してパリサンジェルマンが勝ち抜いている。
 アーセナルにとってこの試合がチャンピオンズリーグ、チャンピオンズカップで225試合目となる。これだけの数の試合を戦いながらチャンピオンズリーグで優勝したことのないチームはアーセナルだけとなってしまった。

■6分に難しい角度から先制点を決めたアーセナルのカイ・ハバーツ

 アーセナルのキックオフで始まった試合は予想通り、攻めるパリサンジェルマン、守るアーセナルという構図で始まった。パリサンジェルマンがボールを保持し、パスを自由自在に回すが、アーセナルの守備陣は強固なブロックを形成、自信をもってパリサンジェルマンの攻撃をストップする。
 5分、アーセナルは左サイドから攻撃を仕掛ける。センターライン付近でパリサンジェルマンはセンターライン付近の右サイドでトロサールが前方に出したボールをマルキーニョスが止められず、そのまま素早く反応したハバーツに渡る。裏を抜けた形になったハバーツはドリブルで駆け上がる。そしてペナルティエリアに入ったとことでシュート、ファーサイドを狙うのがセオリーであるが、ハバーツはニアサイドの高いところにシュート、サファノフの方の上を通ったボールはゴールネットに突き刺さり、アーセナルが先制したのである。(続く)

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