第3789回 2026年ワールドカップ回顧(1) フランスのクラブから84人が出場

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■優勝したスペインのファビアン・ルイスはパリサンジェルマン所属

 7月18日に行われたイングランドとの3位決定戦に4-6で敗れ、フランスのワールドカップは終わり、14年間にわたるディディエ・デシャンの長い長い旅も終わった。  ワールドカップは19日に行われた決勝でスペインがアルゼンチンを延長戦の末、退け、12年ぶり2回目の優勝を果たした。
 今回はフランス代表だけではなく大会全体を振り返って広義のフランス勢の活躍を振り返ろう。まず、今回も優勝チームにフランスのクラブの選手がいた。パリサンジェルマンに所属するファビアン・ルイスである。グループリーグから決勝まで8試合すべてに出場しており、準々決勝のベルギー戦では先制ゴールを決めている。

■準優勝のアルゼンチンには4人がフランスのクラブに所属

 また、準優勝のアルゼンチンにもリヨンのニコラス・タグリアフィコ、ストラスブールのバレンティン・バルコ、マルセイユのヘロニモ・ルジ、ファクンド・メディーナの4人がフランスのクラブにいた。このうち、タグリアフィコは前回大会の優勝時もリヨンに所属していた。2022年大会のアルゼンチンにはタグリアフィコ以外にパリサンジェルマンのリオネル・メッシがフランスのクラブに所属していた。ルジはメンバーに入っていたが、当時はスペインのビジャレアルの選手であった。
 フランスが優勝した2018年大会と1998年大会はそれぞれ9人の選手がフランスのクラブに所属していたが、ブラジルが優勝した2002年大会にはパリサンジェルマンのロナウジーニョとリヨンのエジミウソン、1994年大会にもパリサンジェルマンのライーとボルドーのマルシオ・サントスがいた。そして1986年大会で優勝したアルゼンチンにはナントのホルヘ・ブルチャガがおり、フランスのクラブに所属してワールドカップで優勝した第1号である。なお、ドイツが優勝した2014年大会、スペインが優勝した2010年大会、イタリアが優勝した2006年大会と1990年大会の優勝チームにはフランスのクラブの選手はいなかった。

■4番目に多い84人がフランスのクラブから出場

 優勝したスペインだけではなく、今回も多くのフランスのクラブに所属する選手がワールドカップで活躍した。84人の選手がフランス(モナコも含む)のクラブに所属し、これは205人のイングランド、110人のドイツ、85人のスペインに次ぐ大勢力となる。前回の2022年大会は出場国が32であったこともあるがフランスのクラブに所属する選手は57人、イングランド、スペイン、ドイツ、イタリアに次ぐ5番手であった。
 フランスのクラブに所属する84人のうち、フランス代表は8人、それ以外の76人は他国の代表選手である。また、84人のうち、1部勢は77人、2部勢が6人、ナショナルリーグの選手も1人おり、ハイチの控えGKのアレクサンドル・ピエールは3部に相当するナショナルリーグのソショーに所属している。なお、ソショーは来季は2部に昇格する。

■世界のクラブで3番目に多い16人が出場したパリサンジェルマン

 そしてこのフランスのクラブのうち、最も多くの選手を北中米に送り込んだのが欧州チャンピオンのパリサンジェルマンである。パリサンジェルマンは16人がワールドカップメンバーとなっている。これは19人のマンチェスター・シティ(イングランド)、17人のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に次ぐ3番目の数字となる。それ以降を紹介すると4位には15人のアーセナル(イングランド)とバルセロナ(スペイン)が並び、6位の12人にはクリスタル・パレス、マンチェスター・ユナイテッド(以上イングランド)、アルヒラル(サウジアラビア)、アトレチコ・マドリッド(スペイン)となっている。
 昨季のチャンピオンズリーグの成績と比べてみると、優勝のパリサンジェルマン、準優勝のアーセナル、ベスト4のアトレチコ・マドリッドとバイエルン・ミュンヘンは上位9チームの中に入っている。バルセロナはベスト8、マンチェスター・シティはベスト16であり、上位9チームのうちのチャンピオンズリーグに出場しなかったのは3チームだけ、カンファレンスリーグで優勝したクリスタル・パレス、前年リーグ15位に沈んだマンチェスター・ユナイテッド、アジアのアルヒラルだけである。(続く)

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