第3836回 10月の欧州カップ(5) リヨン、クリスタル・パレスに競り勝つ

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■ヨーロッパリーグ第2節のフランス勢3チームはホームゲーム

 前回までの本連載ではリール、RCランス、パリサンジェルマンというチャンピオンズリーグの出場しているフランス勢のリーグフェーズの第2節と第3節の戦いの模様を紹介したが、今回からはそれ以外のヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグに出場したフランス勢の戦いを紹介しよう。
 ヨーロッパリーグにはフランスからリヨン、レンヌ、マルセイユの3チームが参戦している。本連載第3814回から第3817回で紹介した通り、3チームともアウエーで第1節を戦い、リヨンは勝利、レンヌは引き分け、マルセイユは敗れており、三者三様の結果であった。
 3チームともホームで第2節を迎えた。ヨーロッパリーグ第2節は10月15日の木曜日にすべての18試合が行われた。

■第1戦で勝利したリヨンとクリスタル・パレス、日本人対決で注目を集める

 18時45分にリヨンはクリスタル・パレス(イングランド)と対戦した。この試合はリヨンの中村敬斗、クリスタル・パレスの鎌田大地という日本人対決で注目を集めたが、鎌田はベンチスタートとなった。クリスタル・パレスは第1節ではポーランドのレフ・ポズナンに4-0と勝利しており、得失点差で首位をユベントス(イタリア)に譲ったものの、全体2位である。

■前半に2点を奪ったリヨン

 試合は両チームとも好調であることを表す展開となった。まず攻め込んだのはリヨンであった。8分にリヨンはこの試合で2本目のCKのチャンスを得る。右サイドからのCK、クリスタル・パレスのクリアが小さく、密集の中でコランタン・トリッソがシュート、これが先制点となる。リヨンが押し気味に試合を進め、ヨーロッパリーグの第1節で存在感を見せた中村が42分には左サイドをドリブルで駆け上がり、自らもシュートをうかがいながら、最後はアーネスト・ヌアマにパス、これはクリスタル・パレスのGKに阻まれ、CKとなったものの、この試合でも切れ味の良い動きを見せる。そして前半アディショナルタイムの47分、中村は再び左サイドを突破、またヌアマにクロスを供給、今度はヌアマは足を振りぬいて強烈なシュート、リヨンが追加点を決める。

■クリスタル・パレスの後半の追い上げを振り切ったリヨン

 2点をリードされて後半を迎えた昨季のカンファレンスリーグの覇者のクリスタル・パレスも反撃を試みる。50分、左サイドのCKはショートコーナー、パスをつないでリヨンの守備ラインの裏側に飛び出たジェレミー・ピノにアダム・ウォートンがラストパスを供給、飛び込んでくるリヨンのGKドミニク・グレイフを交わしてピノがシュートを決め、クリスタル・パレスは1点を返す。追うクリスタル・パレスは62分に前線の選手を入れ替え、鎌田とエドワード・ヌケティアーがピッチに入る。
 66分にリヨンはヌアマがヘディングシュート、これをクリスタル・パレスのGKワルテル・ベニテスがパンチングで逃げる。
 72分にはクリスタル・パレスの日本人、鎌田が右サイドからシュート、これをグレイフが防ぎ、なおもリヨンのゴール前でクリスタル・パレスがボールをつないでチャンスを作るが、リヨンの守備陣が守り切ってクリアする。
 75分にリヨンは右サイドをノア・ナーティがドリブルで前進、ゴール前にクロスを入れたところに中村が合わせてシュート、このシュートは勢いがなかったが、前方にいたパベル・シュルツがGKと競り合いながら、ヒールキックでゴールに押し込んだ。
 リヨンのリードは2点となったが、クリスタル・パレスはあきらめていない。その後、クリスタル・パレスはリヨン陣内で試合を進めた。81分、ウォートンが右サイドをボールを持って攻め込み、アナン・カライリにつなぎ、カライリが中央にクロスを供給、これをリヨンのカイエル・ブダーシュやタナー・テスマンがクリアしきれず、ゴール前に詰めていた鎌田がゴールを決めて、1点差となる。
 しかし、リヨンはリードを守り切り、3-2と勝利したのである。(続く)

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