第3837回 10月の欧州カップ(6) レンヌは逆転勝利、マルセイユは連敗を喫す

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■レンヌ、第4シードのOFIクレタに先制を許す

 前回の本連載ではヨーロッパリーグの第1節を白星で飾ったリヨンが第2節でもクリスタル・パレス(イングランド)に勝利して、連勝したことを紹介した。今回は第1節で勝利できなかったレンヌとマルセイユの第2節での戦いを紹介しよう。
 レンヌは10月15日の21時に本拠地にOFIクレタ(ギリシャ)を迎えた。OFIクレタはギリシャカップの勝者として参戦、プレーオフでブルガリアのCSKAソフィアに連勝し、リーグフェーズに進出してきた。これまで欧州での実績は乏しく、第4シードになったが、第1節はドイツのホッフェンハイムに勝利している。
 レンヌでの今季最初の欧州での試合となり。試合前にはスペクタクルなセレモニーが行われる。国内リーグでも3位と好調なレンヌは立ち上がりから攻め続ける。レンヌのCFは昨季リーグ得点王でジネディーヌ・ジダン新監督になって代表に招集されたエステバン・ラポールである。ところが、先制点を上げたのはOFIクレタ、開始10分のことであった。OFIクレタは最初の攻撃で得点を奪った。その後もレンヌは攻め続け、ボール支配率は7割を超え、シュートを浴びせるが、追いつくことなく後半を迎える。

■終盤にようやく逆転、フランク・エゼ監督、久しぶりの勝利

 後半に入り、前半に比べてシュートの精度は高くなったが、レンヌのゴールは遠い。このまま無得点で終わるかと思われた77分、レンヌのママドゥ・ナギダが放ったチームとしてこの試合20本目のシュートがようやくゴールに入る。レンヌにとっては今季のヨーロッパリーグで157分目にして初めて得点をあげた。同点に追いついた直後にレンヌは3人選手交代、一気に勝ち越し点を狙いに行く。レンヌが決勝点をあげたのは後半アディショナルタイムに入ってからであった。ゴール前へのクロスボールをあげ、シュートはOFIクレタのGKに阻まれたが、こぼれ球に反応したのがレンヌのアブデルハミッド・アイト・ブードラルであった。この勝利をファン以上に喜んだのはレンヌのフランク・エズ監督であった。これまでRCランス、ニースの監督として欧州カップを戦ってきたが、これまで18戦連続勝ち星がなかった。3年前のRCランスを率いてチャンピオンズリーグのグループリーグで勝利して以来の久しぶりの勝利をあげたのである。

■第1シード同士の対戦となるマルセイユ-オリンピアコス戦

 レンヌと同時刻に、マルセイユもキックオフを迎えた。マルセイユの相手もまたギリシャ勢のオリンピアコスである。オリンピアコスは欧州での対戦も豊富であり、マルセイユ、リヨンと同様に第1シードとなっている。昨季はリーグ2位、チャンピオンズリーグの予備戦3回戦でオランダのNECナイメヘンに延長の末敗れ、ヨーロッパリーグに転戦してきた。リーグフェーズ第1節ではポーランドのヤギエロニア・ビャウィストクに勝利している。マルセイユは国内リーグでは第1節に勝利してから4連敗、その間にヨーロッパリーグではトルコのベクシタシュに敗れており、国内外で5連敗していたが、ようやくこのオリンピアコス戦の4日前のトロワ戦で勝利し、長いトンネルから脱出した。

■押し気味のマルセイユ、1点が遠く、連敗となる

 マルセイユは積極的に攻め、押し気味に試合を展開する。ただ、この試合初めての枠内シュートは18分にオリンピアコスのジェルソン・マルティンスであった。このシュートはマルセイユのGKが難なくさばく。この直後にマルセイユもアブダラーがゴール前に攻める。マルセイユ優位な展開で試合は進んだが、前半も残りわずかとなった42分、オリンピアコスはCKからの展開でサンティアゴ・エゼが強烈なヘディングシュートで先制点を決め、ベロドロームは沈黙してしまう。
 後半に入り、マルセイユは攻勢を強め、オリンピアコス陣内で試合を進めるが、マルセイユの攻撃陣の前に立ちはだかったのがオリンピアコスのGKステファン・オルテガであった。マルセイユは0-1と敗れ、連敗となったのである。(続く)

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