第2725回 第2回UEFAネーションズリーグ開幕(2) 強豪チームと対戦することになったフランス

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■リーグA、リーグBもグループリーグのチーム数が4に増加

 今回が2回目となるUEFAネーションズリーグは前回と大会形式を変えて行われることとなった。最大の変化は1グループあたりのチーム数である。フランスは第1回大会ではオランダ、ドイツとともに3チームでグループリーグを戦った。3チームでリーグ戦を行うとどうしても日程面で試合間隔などの不均衡が起こる。そして最終戦を戦うチームと戦わないチームが出てくるため、ファンの関心も盛り上がらない。第1回大会では出場する55か国をレベル別にリーグAからDまで4つのリーグに分け、さらに各リーグを分けたが、最上位のリーグ4のみ、1つのグループが3チームで構成され、上述のような批判があった。
 このような第1回大会での改善点を反映し、リーグAとリーグBは1グループ4チームずつの16チームで構成することになった。上位のチームは試合数が増えることになったが、その分、親善試合の数が減る。親善試合よりもタイトルマッチを行いたいと思っているので異論は出なかった。逆に最下位のリーグDは前回大会は4グループあったが、今回は2グループとなった。

■前回大会の順位でシード分け、世界ランキング2位のフランスは欧州では6位

 この組み合わせ抽選会は3月3日にオランダのアムステルダムで行われた。フランスの所属するリーグAは16チームからなるが、このシード順は前回大会の結果で決定した。フランスは前回大会の順位は6位になる。もっともフランスはこの組み合わせ抽選の直前に発表されたFIFAの世界ランキングではベルギーに次いで2位となっており、損をした形になった。なお、ベルギーも前回大会はグループリーグで2位に終わっており、全体順位は5位にとどまっている。
 本連載では取り上げなかったが、前回大会は優勝がポルトガル、準優勝がオランダ、3位はイングランド、4位はスイスとなっている。この4チームが第1シードとなる。第2シードとなるのは5位ベルギー、6位フランス、7位スペイン、8位イタリアの4チームである。また9位以降は前回大会のリーグBでグループ首位となったボスニア・ヘルツェゴビナ、ウクライナ、デンマーク、スウェーデンが並び、第3シードとなる。前回大会ではリーグAのグループリーグで最下位に終わったクロアチア、ポーランド、ドイツ、アイスランドはかろうじて降格を免れる形となり、第4シードとなった。

■グループ3でポルトガル、スウェーデン、クロアチアと対戦

 組み合わせ抽選の結果、フランスはグループ3に入る。グループ3には第1シードからは前回優勝のポルトガル、第3シードからはスウェーデン、第4シードからはクロアチアが入った。
 ポルトガルは前回優勝国であり、2016年の欧州選手権でも決勝でフランスを破って優勝している。第4シードのクロアチアは2年前のロシアでのワールドカップ決勝で対戦した相手であり、この時点での世界ランキングは7位のポルトガルよりも上位の6位となっている。そしてスウェーデンはこのところ世界の大舞台では上位に進出していないが、フランスが優勝した2018年のワールドカップは予選で対戦し、フランスは敗戦を喫している。前回大会はロシア、トルコを抑えてグループ首位となり、世界ランキングも17位とまずまずのポジションにある。グループ3は全チームがFIFAランキング20位以内、そのうち3つはトップ10入り、というハイレベルな顔ぶれとなった。

■9月から11月にかけて月2試合のペースで日程を消化

 グループリーグの日程は9月上旬、10月中旬、11月中旬にそれぞれ2節ずつ行われる。グループAの各グループの首位チームは3月下旬に決勝トーナメントを行う。
 フランスの日程であるが9月5日の開幕戦はスウェーデンとのアウエー戦、8日にはクロアチアをホームに迎える。10月に入って9日にポルトガルとホームで対戦した後、12日にクロアチアとのアウエーの試合に臨む。11月には12日にポルトガルとアウエーで対戦し、最終戦は15日にスウェーデンをホームに迎える。
 新型コロナウイルスの感染拡大で欧州のサッカーは完全にストップしたが、このUEFAネーションズリーグはスケジュール通り開幕したのである。(続く)

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