第3652回 折り返し初戦で好調なフランス勢(1) ニューカッスル・ユナイテッドと対戦するマルセイユ
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■欧州カップの後半戦となる11月最終週
ワールドカップ予選もグループリーグが11月中旬に終了し、11月の最終週には欧州カップが行われ、リーグフェーズの後半戦が始まる。
折り返し時点のフランス勢の順位を紹介すると、チャンピオンズリーグではパリサンジェルマンが5位、モナコが19位、マルセイユが25位、ヨーロッパリーグではリヨンが7位、リールが19位、ニースが35位、カンファレンスリーグではストラスブールが7位と各大会でフランス勢が1チームは上位に入っている。
後半戦の初戦となるチャンピオンズリーグの第5節は11月25日と26日に、ヨーロッパリーグの第5節とカンファレンスリーグの第4節は27日に行われた。
■前半戦は1勝3敗のマルセイユ、3勝1敗のニューカッスル・ユナイテッド
チャンピオンズリーグで初日の27日に登場したのがマルセイユである。ここまで言い試合をしながら、1勝3敗と負け越している。第5節はニューカッスル・ユナイテッド(イングランド)とホームで対戦する。ニューカッスル・ユナイテッドは第4シードとマルセイユよりも低い順位であるが、前半戦は3勝1敗で6位で折り返し、マルセイユとは逆の成績である。また国内リーグ戦では4勝3分5敗と負け越して14位という成績であるが、マルセイユ戦の直前に行われた試合ではマンチェスター・シティに2-1と勝利している。マルセイユは国内リーグでは首位パリサンジェルマンを勝ち点2の差で追う2位の座にある。
両チームはこれまでの欧州カップで一度だけ対戦がある。2003-04のUEFAカップの準決勝でのことである。ニューカッスルのセントジェームズロードでの第1戦はスコアレスドローとなるが、ベロドロームでの第2戦、ディディエ・ドログバの2ゴールでマルセイユが決勝に進出した。
■マルセイユのレジェンド、ニューカッスル・ユナイテッド出身のクリス・ワドル
そしてマルセイユのファンにとってニューカッスル・ユナイテッドというと忘れられないのがイングランド代表としても活躍したクリス・ワドルである。ワドルはニューカッスルでプロ契約を結び、ニューカッスル・ユナイテッドの一員として訪日していることから日本の読者の皆様はよくご存じであろう。ワドルは1989年にマルセイユがディエゴ・マラドーナの獲得に失敗した際にマラドーナの代わりとして獲得、期待に応え、マルセイユをジャン・ピエール・パパンと共に支えた、マルセイユのレジェンドである。
■立ち上がりに攻め込んだニューカッスル・ユナイテッドが先制
マルセイユのベロドローム、後半戦での巻き返しを期待する6万4000人のファンが集まる。この大観衆が試合前に驚いたのが17歳のダリル・バコラの先発である。17歳の選手がチャンピオンズリーグの試合に出場するのはマルセイユではアンドレ・アユー以来18年ぶりのこととなる。
試合は立ち上がりは紺のユニフォームのニューカッスル・ユナイテッドが攻め込む。4分にはサンドロ・トナリの右からのCKをファーサイドでブルーノ・ギマラインスがヘディングでジャストミート、枠内に飛んだシュートをゴールライン上でピエーミル・ホイビュアがヘディングでクリアする。最初のピンチを防いだマルセイユであったが、6分にはニューカッスル・ユナイテッドがまた右サイドから攻撃、オフサイドライン上でボールを受けたトナリがクロス、アンソニー・ゴードンのシュートが跳ね返ったところをハーベイ・バーンズが決めてニューカッスル・ユナイテッドが先制する。
しかし、その後はマルセイユがパスをつないでゲームを支配した。18分に最初の得点チャンスが訪れ、右サイドの角度のないところからピエール・エメリク・オーバメヤンがシュートするが、これはGKにクリアされる。19分にもオーバメヤンがボレーシュート、今後はGKにCKに逃れられる。その後もマルセイユは押し気味に試合を進めるが、1点ビハインドで後半を迎えることになったのである。(続く)
