第3736回 パリサンジェルマン、バイエルン・ミュンヘンと対戦(4) ハリー・ケインのPKでバイエルン・ミュンヘンが先制

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■負傷者多数、監督が出場停止のバイエルン・ミュンヘン

 パリサンジェルマンとバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)の準決勝第1戦は4月28日にパルク・デ・プランスで行われた。この時点ですでにバイエルン・ミュンヘンは国内リーグで優勝を決めており、ドイツカップは1週間前に準決勝でバイエル・レバークーゼンを下して決勝進出を決めている。一方、パリサンジェルマンはフランスカップでは敗退し、フランスリーグは首位であるが、まだ優勝は決めていない。
 三冠を狙う位置にあり、残るタイトルはチャンピオンズリーグと5月23日に決勝が行われるドイツカップというバイエルン・ミュンヘンであるが、このパリサンジェルマン戦はセルジュ・ニャブリやレナート・カールなど多くの負傷者を抱えている。さらにバンサン・コンパニ監督が累積警告で出場停止、試合中は選手やベンチとの接触が禁じられ、アシスタントコーチのアーロン・ダンクスが指揮を執る。
 バイエルン・ミュンヘンの先発メンバーであるが、GKはマヌエル・ノイアー、DFは右からヨシプ・スタニシッチ、ダヨ・ウパメカノ、ヨナタン・ター、アルフォンソ・デービス、MFは低い位置にジョシュア・キミッヒとアレクサンダル・パブロビッチが並び、攻撃的な位置の右にはミカエル・オリーズ、左はルイス・ディアス、トップ下にはジャマル・ムシアラ、FWは1トップでハリー・ケインという布陣である。

■ベストメンバーがそろったパリサンジェルマン

 一方のパリサンジェルマン、こちらはけが人もほとんどおらず、GKはマトベイ・サフォノフ、DFは右からアクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ウィリアム・パチョ、ヌーノ・メンデス、MFは中央にビティーニャ、右にウォーレン・ザイール・エメリ、左にジョアン・ネベス、FWは右にデジレ・ドゥエ、左にクビチャ・クバラツヘリア、中央にウスマン・デンベレ、これは準々決勝のリバプール(イングランド)戦と同じメンバーである。さらにファビアン・ルイス、ゴンサロ・ラモス、ブラッドリー・バルコラなどがベンチに控えている。昨年秋のリーグフェーズでの対戦の際はデンベレを負傷で欠くなどしていたが、今回はベストメンバーである。準決勝も第2戦は翌週に行われるが、今回は第1戦と第2戦の間の週末にはリーグ戦が行われる。優勝をまだ決めていないパリサンジェルマンにとっては、ほぼ1週間の間に行われるバイエルン・ミュンヘンとの準決勝2試合、リーグ戦のロリアン戦の3つの試合にかけるリソースをうまく分配したいところである。
 バイエルン・ミュンヘンの控えメンバーはパリサンジェルマンよりも3人少なく、さらにビッグネームは伊藤洋輝、金玟哉のアジア人のコンビくらい、ベンチワークでは不利なバイエルン・ミュンヘンであるが、延長戦のない第1戦ということだけが救いである。

■ダヨ・ウパメカノとウスマン・デンベレがクラブの後輩にプレゼント

 伝統的にフランス人選手が在籍するバイエルン・ミュンヘンであるが、ウパメカノとオリーズがこの試合も先発している。対するパリサンジェルマンはザイール・エメリ、ドゥエ、デンベレの3人がフランス人選手である。ウパメカノとデンベレは少年時代に同じサッカークラブ(エブルーFC)に所属しており、この試合にクラブの選手を招待している。

■先制点はハリー・ケインのPK

 試合は負傷から戻ってきたパリサンジェルマンのビティーニャのキックオフで始まった。パリサンジェルマンにとってはこれまでの試合と異なり、パスを回してボール支配率で上回るという展開に持ち込めず、バイエルン・ミュンヘンの攻撃に対してプレスをかけるという局面が多くなる。
 この試合最初の得点に絡んだのは昨秋の試合で大活躍をしたルイス・ディアスであった。ルイス・ディアスがボールを持ち込んだところで、ウィリアン・パチョに倒されてしまう。スイス人の主審はペナルティスポットを指差し、キッカーはケインである。GKのタイミングを乱しながらのキック、見事に成功させ、バイエルン・ミュンヘンが先制したのである。(続く)

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