第3807回 組み合わせの決まった欧州カップ (2) ホームの第2戦で2点を先行されたリヨン

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■予備戦2回戦から参戦したトルコリーグ2位のフェネルバフチェ

 前回の本連載ではチャンピオンズリーグに予備戦3回戦から参戦したリヨンがスパルタ・プラハ(チェコ)を下したことを紹介した。チャンピオンズリーグ本戦まであと1つ、プレーオフに向かう。
 プレーオフには14チームが臨むが、前回の本連載で紹介した通り、UEFAランキングで下位のリーグチャンピオンで争われるチャンピオンパスが5試合、UEFAランキングで上位のリーグのリーグ上位チームで争われるリーグパスが2試合行われる。リーグパスの2試合はフェネルバフチェ(トルコ2位)-リヨン(フランス4位)戦とNECナイメヘン(オランダ3位)-ボーデ・グリムト(ノルウェー2位)戦である。リヨン、NECナイメヘン、ボーデ・グリムトの3チームは予備戦3回戦からの参戦であるのに対し、リヨンの対戦相手のフェネルバフチェは予備戦2回戦から参戦している。
 フェネルバフチェは予備戦2回戦ではポーランドのグルニク・ザブジェを下し、予備戦3回戦ではオーストリアのシュトゥルム・グラーツに連勝している。

■シーズン開幕を挟んでチャンピオンズリーグのプレーオフを戦うリヨン

 リヨンとフェネルバフチェのプレーオフは第1戦が8月18日にイスタンブール、第2戦は26日にリヨンで行われた。この開催時期が微妙であり、リヨンにとってはリーグ開幕戦を挟む形で行われたが、トルコリーグは8月14日に開幕しており、フェネルバフチェはリーグが開幕してからこのプレーオフの第1戦を迎えることになった。フェネルバフチェは開幕戦ではアウエーでゲンチレルビルリイに1-2で敗れている。
 シーズン初めで新戦力が注目されるが、フェネルバフチェの期待の新戦力はメイソン・グリーンウッド、イングランド代表経験のあるFWであり、昨季までマルセイユに所属していた。2024-25シーズンはウスマン・デンベレと得点王争いでトップになり、PKによるゴールの差でデンベレに得点王を譲っている。また、フランス代表としてワールドカップにも出場したエンゴロ・カンテは今年の初めにサウジアラビアのアル・イテハドから移籍し、ワールドカップにも出場している。

■両チームとも新加入選手がゴールをあげた第1戦

 イスタンブールで行われた第1戦、先制点を上げたのはアウエーのリヨンの新戦力であった。元ベルギー代表のロイス・オペンダがコランタン・トリッソのクロスからゴールを決める。オペンダは今夏イタリアのユベントスからレンタル移籍されてきた。予備戦3回戦にも2試合とも出場し、リヨンに転じて3試合目で初ゴールを決めた。
 1点をリードして折り返したリヨンであるが、後半開始早々、フェネルバフチェは新加入のグリーンウッドが左足で同点ゴールを決める。リヨンは52分にオペンダがシュートを放つが、これはポストに当たって勝ち越しにはならなかった。逆にフェネルバフチェは80分にネネ・ドグレのシュートがポストに当たってはじかれる。終盤にフェネルバフチェはワールドカップでもベルギー代表として活躍したロメル・ルカクを投入するも勝ち越し手を奪うことができず、両チームとも新加入の選手のゴールにより1-1で引き分けた。

■リヨンでの第2戦で立て続けに失点したリヨン

 第2戦を迎える前にリヨンはリーグ開幕を迎えた。本連載第3804回で紹介した通り、チャンピオンズリーグ出場を目指すリヨンはメンバーを落としながらもトゥールーズに勝利した。
 第2戦はリヨンのグルーパマ競技場に5万5000人以上の観衆を集めて8月26日に行われた。リヨンは第1戦と全く同じ先発メンバーで臨み、フェネルバフチェも1人変更しただけである。試合はリヨンが優勢にボールを支配したが、シュートを積極的に打ったのはフェネルバフチェであった。24分にコソボ代表のムリキ・ベダトが先制点を決める。今季グルーパマ競技場での初失点となる。グルーパマ競技場のどよめきが収まらない中、フェネルバフチェは28分にCKのチャンス、これをフェネルバフチェのDFのアーチー・ブラウンがリヨンのエインズリー・メイトランド・ナイルズとのイングランド人同士の競り合いを制してヘディングで追加点、リヨンは厳しい戦いになったのである。(続く)

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