第3833回 10月の欧州カップ(2) 第2節に続き第3節でも敗れたリールとRCランス

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震、令和8年熊本地震、令和8年千葉豪雨などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■第3シード同士、連敗スタートのリールとガラタサライ

 前回の本連載では10月13日に行われたチャンピオンズリーグの第2節でRCランスもリールも敗れたことを紹介したが、この両チームは続く第3節でも厳しい結果となった。 まず、10月21日にリールはホームのピエール・モーロワ競技場にトルコのガラタサライを迎える。ガラタサライは昨季トルコリーグで優勝、フランスリーグ3位のリール同様リーグフェーズにストレートインとなり、両チームとも第3シードとなっている。リールは連敗しているが、ガラタサライも第1節はスポルティング(ポルトガル)、第2節はバルセロナ(スペイン)に連敗、似た者同士の対戦となった。

■逆転するものの、前半終盤に追いつかれ、後半突き放されたリール

 試合は連敗しているチーム同士の戦いとは思えない展開となった。開始早々、ガラタサライは左サイドをバリス・イルマズがドリブルで突破、中央にクロスをあげるがリールのアレクサンドロがクリア、しかしこのボールをガラタサライのユヌス・アクギュンが収め、強烈なシュートで2分に先制点を奪う。リールも反撃し、7分にはガラタサライの守備ラインの裏に走りこんだソリバ・ディアウンにアレクサンドロがパスを供給、ディアウンがガラタサライのGKを交わして同点ゴールを決める。19歳のディアウンはリールのクラブ史上最年少でのチャンピオンズリーグでの得点となった。27分にはガラタサライはかつてリールにも所属していたビクトール・オシムヘンがペナルティエリアの中でリールのGKと交錯して倒れたが、VARの判定でPKは認められない。39分にリールはシュートがこぼれたところをディアウンが決めて、逆転する。
 このままリードしてハーフタイムを迎えたいリールであったが、クロスから中央でフリーになったアレクセイ・バトラコフにヘディングシュートを決められ、2-2でハーフタイムを迎える。
 後半にリールは力尽きた。52分にガラタサライは右サイドのCK、これをニアで待ち受けていたナビル・ベンタレブがヘディングで合わせる。このシュートがリールのGKベルケ・エゼルがゴールに入れてしまう。ベンタレブはリール出身でリールに所属したこともあるアルジェリア代表、エゼルはトルコ代表である。61分にはオシムヘンが豪快なシュートを決める。試合はガラタサライが4-2で初勝利、リールはいまだ勝ち点0のままである。

■前半アディショナルタイムに先制点を許したRCランス

 第1節でスラビア・プラハ(チェコ)に勝利したが、第2節ではスポルティングに敗れたRCランスは同じく21日にクラブ・ブルージュ(ベルギー)とアウエーで戦う。クラブ・ブルージュは第1節でアストン・ビラ(イングランド)に敗れたが、第2節ではインテル・ミラノ(イタリア)にアウエーで4-3と勝利している第2シードのチームである。
 クラブ・ブルージュはスイス代表のヤン・ゾマー、RCランスはフランス代表のロバン・リセールと両チームのGKは代表選手である。先にチャンスを得たのはRCランス、14分にフラニョ・イバノビッチのシュートがポストに当たる。試合はクラブ・ブルージュがボールを保持するが、前半終了間際にはRCランスが立て続けにチャンスをつかむが、前半アディショナルタイムにこの試合最初のゴールを決めたのはクラブ・ブルージュのハンス・ファナケンであった。これでRCランスはチャンピオンズリーグで16試合連続で失点となる。

■後半に2点を奪われ、黒星先行となったRCランス

 前半は押され気味の中で積極的にシュートを放ったRCランスであったが、後半はその勢いを失った。クラブ・ブルージュは昨季までストラスブールに所属していたフェリックス・ルマルシャルがゲームを組み立て、ルマルシャルからのボールをベルギー代表として先日のフランス戦に出場したホアキン・セイスがゴールに入れる。
 さらに72分にもクラブ・ブルージュは追加点を決め、3-0と勝利する。敗れたRCランスは1勝2敗と黒星が先行したのである。(続く)

このページのTOPへ