第3838回 10月の欧州カップ(7) マルセイユは3連敗、レンヌはユベントスと引き分ける
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■勝ちのない状態で第3節を迎えるマルセイユ
ヨーロッパリーグに参戦しているフランス勢は第2節を終えた時点でリヨンが2勝、レンヌが1勝1分、マルセイユが2敗という状況であるが、第2節の翌週の10月22日に第3節が行われた。3チームともアウエーゲームで18時45分にキックオフを迎えたのがマルセイユとレンヌである。
マルセイユはオーストリアのシュトゥルム・グラーツと対戦する。シュトゥルム・グラーツは開幕戦ではレンヌと引き分けたことを本連載第3816回で紹介したが、第2節ではイングランドのボーンマスに敗れ、勝ちのない状態で第3節を迎えた。
両チームの対戦は実に27年ぶりのことになる。1999-2000シーズンのチャンピオンズリーグのグループリーグで対戦、マルセイユでの試合はロベール・ピレスのゴールなどでマルセイユが2-0で勝利、グラーツではシュトゥルム・グラーツが3-2と勝利している。
■ボールを支配するも、クロス、シュートの精度を欠いたマルセイユは敗れる
それから27年、アウエーではあるが、マルセイユがボールを支配する展開となった。週の半ばの試合とあってマルセイユは若手を起用、これが裏目に出てしまう。攻撃については問題がなかったが、守備においてミスが出る。そのミスを突かれて13分にシュトゥルム・グラーツのウマール・ディアキテに先制点を奪われてしまう。圧倒的にボールを保持したマルセイユであるが、シュートにつながらない。逆に38分にはあわや追加点というポスト直撃のシュートを浴びる。
後半もマルセイユは攻め続けるが、結局得点をあげることができず、0-1で敗れる。マルセイユの敗因は、若い選手を起用したことによるミスに付け込まれたことに加え、クロスの精度が悪く、22本のクロスのうち、ヒットできたのはわずか3本だけであった。3連敗となったマルセイユのブルーノ・ジェネジオ監督はどのようにチームを立て直すのであろうか。
■名門ユベントス相手にアウエーで逆転したレンヌ
レンヌはユベントスと対戦した。かつてはチャンピオンズリーグで上位の常連だったイタリアの名門も昨季はリーグ6位、リーグ5位のACミランとともにヨーロッパリーグに参戦している。ただ、このユベントスもACミランもこれまでの欧州での実績は十分にあり、第1シードとなっている。ユベントスはここまで1勝1分でホームでの第3節を迎えた。
レンヌがユベントスと戦うのはマルセイユとシュトゥルム・グラーツが対戦したさらに1年前、当時はUEFAカップの予選という位置づけであったインタートトで対戦し、ユベントスが2-0と勝利している。
試合はレンヌが序盤から攻める。これに対してユベントスは5分、カウンターアタックを仕掛け、右サイドのゼキ・チェリクにボールがつながる。チェリクのシュートはフランス代表GKブリス・サンバの守るゴールのネットを揺らす。
これに対して押し気味のレンヌは14分に左サイドのマハマドゥ・ナギラが右奥へ大きくサイドチェンジ、これをファーサイドで待ち受けていたブライアン・レイノルズがヘディングで中央に折り返す。中央でボールに反応したのは日本の皆様もよくご存じのヨルダン代表のムーサ・アルターマリであった。同点に追いついたレンヌは勢いに乗る。39分には右サイドのCKを獲得、アドリアン・トマソンはペナルティエリアの外側で待ち受けていたナギラに合わせる。フリーのナギラは右足でミドルシュート、枠をとらえた低い弾道のシュートに対し、ユベントスのドゥグラス・ルイスは身を挺してクリアする。ただこの時にシュートがドゥグラス・ルイスの腕に当たっており、審判の判定はPK、ブレイエ・ディアが決めてレンヌは逆転する。その直後にレンヌは追加点のチャンスもあったが、1点リードで折り返す。
■後半のユベントスの反撃を1点でしのいで引き分けたレンヌ
後半になってユベントスが追いつく、FKのチャンスからドゥグラス・ルイスがレンヌのDFラインの裏を狙ったボールをあげ、これを競り合ったユベントスのヘディングのこぼれ球がレンヌの選手の腕に当たる。PKを得たユベントスはニック・ボルテマーデが中央に決める。ユベントスは終盤に再逆転のゴールを決めたかに見えたがオフサイド、レンヌはユベントスと引き分けたのである。(続く)
