第3681回 アフリカネーションズカップ2025 (2) セネガル、準決勝に進出

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■選手として2002年のワールドカップに出場したパペ・ティアウ監督

 前回の本連載ではワールドカップで日本が対戦するチュニジアのアフリカネーションズカップでの戦いを紹介したが、今回からはフランスがグループリーグ初戦で対戦するセネガルの戦いを紹介しよう。
 本連載第3672回で紹介した通り、フランスにとって最大の難関がセネガルである。そのセネガルはフランスのファンを震撼させるような試合をモロッコで展開した。
セネガルは36歳のイドリッサ・ゲイエ、34歳のカリドゥ・クリバリー、33歳のサディオ・マネという経験豊富なベテランをチームの柱とし、欧州のクラブで活躍する選手を中心にチームを構成し、2024年12月にパペ・ティアウが監督に就任した。ティアウは2002年のワールドカップにセネガル代表として出場、フランス戦には出場しなかったが、ベスト8進出に貢献している。

■グループリーグを首位突破したセネガル

 セネガルは予選は5勝1分で楽々突破、本大会では第1シードとしてグループDに入り、初戦ではバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に所属するニコラ・ジャクソンの2ゴールなどでボツワナに3-0に勝利する。第2戦は第2シードのコンゴ民主共和国と対戦、強豪同士の好カードとあってタンジェには4万人以上の観衆が集まった。コンゴ民主共和国が先制したが、セネガルはマネが同点ゴールを決めて、1-1のドローとなった。グループDは首位通過すると決勝トーナメント1回戦は3位で勝ち上がってきたチームと対戦できる。セネガルもコンゴ民主共和国も第3戦は勝利だけではなく、得点差をつけて勝利したいところである。セネガルはベナン、コンゴ民主共和国はボツワナに対して攻め続けた。両チームとも3-0で勝利したが、総得失点差でセネガルが上回り、首位通過となった。

■スーダンを下して前回大会を超える8強入り

 決勝トーナメント1回戦はグループEを3位通過したスーダンと対戦する。スーダンはグループリーグでオウンゴールでしか得点をとらずに決勝トーナメントに進出した史上最初のチームである。セネガルはグループリーグ最終戦でクリバリーが退場となったため出場停止、6分にスーダンに先制を許す。スーダンにとってはこの大会初めての自らがあげたゴールであった。しかし、地力に勝るセネガルは、パペ・グイエが30分に同点ゴール、さらに前半アディショナルタイムに逆転ゴールを決める。
 後半に入って77分にイブラヒム・エンバイエが得点を決め、3-1と勝利し、前回大会ではコートジボワールに阻まれたベスト8入りした。

■マリを倒して準決勝でエジプトと対戦

 準々決勝はマリと対戦する。マリは前回の本連載で紹介した通り、決勝トーナメント1回戦でチュニジアをPK戦で退けている。過去の対戦成績はセネガル8勝、マリ5勝で9つの引き分け、今大会に入ってからの調子もセネガルは良いか、マリもグループリーグではモロッコと引き分けている。セネガルは27分にモナコに所属するクレパン・ディエッタのクロスをマルセイユのイリマン・エンディアイエが決める。前半アディショナルタイムにはマリの主将のイブ・ビスマが後方からのタックルで退場処分となる。セネガルは、その後も試合を優勢に進め、追加点はあげることができなかったが、フランスリーグの所属選手のコンビによる得点で準決勝に進出した。
 さて、準決勝はセネガル-エジプト戦とナイジェリア-モロッコ戦となった。ナイジェリア以外の3チームはワールドカップ出場を控え、セネガルにとっては今大会でワールドカップ出場を決めている国と初めて対戦することになった。
 エジプトはグループリーグを2勝1分で首位突破、決勝トーナメントに入って、1回戦こそベナンと延長戦にもつれ込んで3-1と勝ち抜いたが、準々決勝は前回大会の優勝国であるコートジボワールに3-2と勝利している。終盤を迎え、レベルの高いチーム同士の対戦に大会は盛り上がりを見せたのである。(続く)

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