第3668回 ワールドカップ2026年大会展望(1) 42か国が本大会出場を決定
読者の皆様、あけましておめでとうございます。連載を開始して25回目の新年を迎えました。
本年もよろしくご愛読のほどお願いいたします。
■米国、メキシコ、カナダの3か国で共同開催
今年はワールドカップイヤーである。サッカーファンの皆様は特別な気持ちで新年を迎えたであろう。今回からは新春特集としてワールドカップを展望しよう。
まず、今回のワールドカップ、米国、カナダ、メキシコの3か国での共同開催である。米国での開催は1994年大会以来2回目、メキシコでの開催は1970年大会、1986年大会に次いで3回目、そしてカナダでは初開催となる。カナダでの主要国際スポーツイベントはメジャーリーグのワールドシリーズを除くと2010年の冬季オリンピックのバンクーバー大会以来、夏季のイベントとなると2001年のエドモンドでの世界陸上競技選手権以来である。
■本大会出場は48か国、従前どおりの6月から7月に開催
この広大なエリアで行われる本大会の出場国数は48、1998年フランス大会以降の32から大幅に増加した。また、前回のカタール大会では11月から12月という変則的な時期に開催されたが、従来通り、欧州サッカーのシーズンオフ、6月から7月にかけて開催される。
したがって組み合わせ抽選も大会前年の12月に行われる。ただ、出場国の増加に加え、予選スケジュールの後ろ倒しによって、組み合わせ抽選時において本大会出場国は開催国の3か国を含み、48か国中6か国が未定である。なお、前回のカタール大会は本大会開催の7か月前の4月に抽選が行われたが、出場32か国中3か国が未定であった。
■北中米カリブ海6か国、アジア8か国、アフリカ9か国、南米6か国が出場決定
抽選会は12月5日に米国の首都、ワシントンDCで行われた。まずはこの時点の出場国を紹介しよう。まずは開催国の米国、メキシコ、カナダである。そして開催国の所属している、北中米カリブ海から予選を勝ち抜いたのはパナマ、キュラソー、ハイチの3か国である。
続いて出場枠が大きく増えたアジアは3次予選の各グループの1位と2位であるイラン、韓国、日本(以上グループ1位)、ウズベキスタン、ヨルダン、豪州(以上グループ2位)、そして3次予選でグループ3位と4位となった6チームを3チームずつの2つのグループに分けて行われた4次予選で首位となったカタールとサウジアラビアの8チームとなる。
欧州以外では最も本大会出場国数の多いアフリカは9つのグループに分けて予選が行われ、各グループで首位のエジプト、セネガル、南アフリカ、カーボベルデ、モロッコ、コートジボワール、アルジェリア、チュニジア、ガーナの9か国がこの時点で出場権を確保している。
南米予選は10チーム総当たりで開催され、1位からアルゼンチン、エクアドル、コロンビア、ウルグアイ、ブラジル、パラグアイまで6チームが出場権を確保した。
■予選5試合で出場を決めたニュージーランド、欧州6か国も6試合で本大会出場決定
オセアニアはこれまでは他の大陸とのプレーオフを勝ち抜かなければならなかったが、今回初めて直接出場権を獲得することになった。11チームが参加し、ニュージーランドが出場権を獲得、なお、ニュージーランドは今大会の予選をわずか5試合(うち4試合はホームゲーム)しか戦わずして突破した。
ニュージーランドには及ばないが、欧州でも予選6試合で本大会出場となったチームがあり、フランスもその1つである。本連載でフランスの戦いについては紹介したが、欧州予選は4チームあるいは5チームからなるグループのホームアンドアウエーの総当たりで行われ、各グループの首位が本大会出場権を獲得した。4チームのグループ、すなわち6試合で本大会出場を決めたのはドイツ、スイス、スコットランド、フランス、スペイン、ポルトガル、5チームのグループを勝ち抜いたのはオランダ、オーストリア、ノルウェー、ベルギー、イングランド、クロアチアとここまでに12チームが本大会出場権を確保している。
ここまで紹介したように抽選会の時点で開催国を含む北中米カリブ海6か国、アジア8か国、アフリカ9か国、南米6か国、オセアニア1か国、欧州12か国の合計42か国が本大会のチケットをつかんだのである。(続く)
