第3674回 前半戦を終えたフランスリーグ(1) 4連勝のパリサンジェルマンをストップしたマルセイユ

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■新年最初の週末に前半戦の最終節が行われたフランスリーグ

 年始特集として集中的に今年のワールドカップの展望について紹介してきたが、新年も公現祭を過ぎると平常モードに戻る。今年のフランスは例年にない大雪に襲われているが、大雪が降る前の1月最初の週末にフランスリーグ第17節が行われた。フランスリーグは18チームで争われるため、これが前半戦最後の試合である。日程の変更によってフランスリーグの折り返し点が年明けになったが、前半戦の首位チームが秋の王者と呼ばれることは変わらない。

■カタール資本のパリサンジェルマンに勝てないマルセイユ

 欧州王者にもなったパリサンジェルマンが注目を集めることは今年も変わらない。開幕4連勝してトップに立ち、開幕したチャンピオンズリーグでも初戦のアタランタ(イタリア)戦で勝利する。このように順風満帆のスタートを切ったパリサンジェルマンにストップをかけたのがマルセイユであった。第5節でパリサンジェルマンはマルセイユとアウエーのベロドロームで対戦する。本来は9月21日の日曜日に行われる予定であったが、悪天候のため1日延期され、22日に行われた。日程が変更となり、月曜の夜に開催されたが、やはりマルセイユにとっては特別な相手である。ベロドロームには6万6000人以上の観衆が集まった。
 4連勝のパリサンジェルマンに対し、マルセイユはここまで2勝2敗、そしてクラシックと言われるパリサンジェルマンとマルセイユの戦いもカタール資本になってからは一方的にパリサンジェルマンが勝ち越している。フランスカップでは2023年にベスト8決定戦でマルセイユが勝利したが、リーグ戦での最後のマルセイユの勝利は2020年9月のパルク・デ・プランスでの試合である。そしてホームのベロドロームではカタール資本になった直後の2011年11月27日に勝利したのが最後で、ここまで6試合(2019-20シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大によりマルセイユでの試合は行われず)、得点をあげることができていない。

■オウンゴールで上げた1点を守り切ったマルセイユ、パリサンジェルマンは首位陥落

 2017年10月22日にフロリアン・トーバンがゴールを決めてからリーグ戦のパリサンジェルマン戦では得点をあげられなかったマルセイユであるが、この試合では思わぬ形で8年ぶりのゴールが決まった。立ち上がりから積極的に攻めたマルセイユは5分にメイソン・グリーンウッドがクロスをあげる。これをマルセイユのナイーフ・アゲルドがマルキーニョスと競り合う。モロッコ代表とブラジル代表のストッパー同士の競り合い、これをマルキーニョスが自らのゴールに入れてしまう。ルカ・シュバリエも反応したが及ばず、マルセイユは8年ぶりのゴールをオウンゴールでものにした。
 それからはパリサンジェルマンが一方的に攻める展開となった。このパリサンジェルマンの攻撃を止めたのはマルセイユのGKのジェロニモ・ルリである。17分のビティーニャのシュートストップに始まり、22分にはファビアン・ルイスの決定機をつぶし、次々とパリサンジェルマンのシュートを防ぐ。一方のマルセイユはアミン・グイリのシュートがバーに当たり、エメルソン・パルミエリのシュートがゴールネットを揺らすがオフサイドで取り消されるなど、追加点のチャンスが続く。試合はパリサンジェルマンが優位に進めるが、枠内シュートわずか2本のマルセイユが1点を守り切って14年ぶりのホームのリーグ戦でのパリサンジェルマン戦に勝利したのである。

■モナコも1節限りで首位陥落、パリサンジェルマンが首位奪還

 今季国内外の公式戦で初めて勝利を逃したパリサンジェルマンに代わって、前日にメッスに5-2と勝利したモナコが首位にたった。ただ、そのモナコも翌節はロリアンに敗れ、パリサンジェルマンはオセールに勝利し、首位をわずか1節で奪還したのである(続く)

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