第3720回 米国遠征を行ったフランス(4) コロンビアにも勝利、FIFAランキングで3回目のトップに

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■米国遠征第2戦の相手のコロンビア

 米国遠征の第1戦ではボストン近郊のフォックスボロで3月26日にブラジルを2-1で退けたフランス、第2戦は29日にワシントンDC近郊のランドローバーでコロンビアと対戦する。
 フランスはこれまでコロンビアと4回対戦している。最初の対戦は1972年、ブラジル独立150周年を祝うインデペンデントカップでブラジルのサルバドールで対戦、3-2とフランスが勝利している。続いて2003年にリヨンで行われたコンフェデレーションズカップ、ティエリー・アンリのゴールでフランスが勝利、2008年と2018年にはいずれもスタッド・ド・フランスで親善試合で対戦し、2008年は1-0と勝利したが、2018年はコロンビアが3-2と2点差を逆転して勝利している。通算成績はフランスの3勝1敗、コロンビアの世界ランキングはフランスの3位に対して14位、いずれもフランスが優位な数字を残している。
 コロンビアは南米予選を3位で通過しているが、南米予選は3位のコロンビアから6位のパラグアイまで勝ち点28で並んでおり、得失点差、総得点で順位が決まるという混戦であった。コロンビアは予選の終盤は負けなしで、この3月は米国遠征を挙行、第1戦はフロリダ州のオーランドでクロアチアと対戦し、1-2で敗れている。ただ、コロンビアは欧州勢相手には相性がよく、クロアチア戦は2011年のスペイン戦以来の欧州勢相手の敗戦であった。

■ブラジル戦から11人全員を入れ替えたフランスの先発メンバー

 今回のワールドカップのために新調された濃紺のユニフォームを始めて着用したフランスの先発メンバーはGKはブリス・サンバ、DFは右からピエール・カルル、マクサンス・ラクロワ、ルカ・エルナンデス、ルカ・ディーニュ、MFは低い位置にウォーレン・ザイール・エメリとエンゴロ・カンテ、高い位置には右からマグネス・アクリウシュ、ラヤン・シェルキ、デジレ・ドゥエ、1トップのFWはマルクス・テュラムである。第1戦とデン院メンバーを入れ替えてきた。
 かつてモナコに在籍していたハメス・ロドリゲスは現在は米国のミネソタ・ユナイテッドに所属し、所属クラブのある国で開催されるワールドカップに向け、この試合もトップ下で出場する。またコロンビアの中で唯一のフランスのクラブに所属するナントのデイベル・マチャドはベンチスタートとなる。

■見事なパフォーマンスで3点を上げた攻撃陣

 試合は立ち上がりからフランスが攻める。3分にはザイール・エメリがシュートを放つもコロンビアの選手にブロックされ、枠の外にボールは飛ぶ。コロンビアも22分にはハメス・ロドリゲスがシュートするがこれはサンバがキャッチする。控えメンバーと目されているこの日のフランスであるが、先制点は見事な連係プレーから決まった。シェルキがボールを保持してドリブルで駆け上がり、テュラム、ドゥエとパス回しをして、最後はドゥエが右足のグラウンダーのシュートを放ち、ゴールインする。
 押し気味に試合を進めるフランスは40分、カルルからパスを受けたアクリウシュがゴール前にクロスをあげる。これをテュラムがコロンビアのGKに競り勝ってヘディングで 追加点を決めた。
 このところのフランスは前半で奪ったリードをキープして勝利するというパターンが多いが、この試合はさらに3点目が入る。56分にドゥエがテュラムからパスを受け、シュートが決まる。
 コロンビアも77分にハミントン・カンパスが1点を返すが、反撃はこれだけにとどまった。

■スペイン、アルゼンチンを抜いて3回目のFIFAランキング1位になったフランス

 フランスはコロンビアに3-1と勝利し、米国遠征で連勝を飾った。さて、米国遠征前のフランスの世界ランキングはスペイン、アルゼンチンに次いで3位であったが、アルゼンチンはランキングの低いモーリタニア、ザンビアに勝利したアルゼンチンを抜き、さらにスペインはエジプトと引き分けたため、フランスがFIFAランキングのトップになる。フランスがトップになるのは2001年5月16日から2002年7月3日まで、2018年8月16日から10月25日までに続き、3回目なのである。(この項、終わり)

このページのTOPへ