第3737回 パリサンジェルマン、バイエルン・ミュンヘンと対戦(5) バイエルン・ミュンヘンの猛追から逃げ切る

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■クビチャ・クバラツヘリアのゴールで追いついたパリサンジェルマン

 チャンピオンズリーグ準決勝第1戦、パリサンジェルマン-バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)戦は17分にハリー・ケインのPKでバイエルン・ミュンヘンが先制した。ケインは今季のすべての試合を合わせるとこれが54得点目、チャンピオンズリーグだけでも13得点目となる。アウエーチームが先制したが、バイエルン・ミュンヘンはその直後の20分にもミカエル・オリーズが追加点を狙ったシュートを放つが、ゴールライン上でマルキーニョスに阻まれる。
 先手を取られたパリサンジェルマンは20分に反撃、ウスマン・デンベレのシュートはうまくミートできなかったが、その直後の24分、左サイドでデジレ・ドゥエがクビチャ・クバラツヘリアの縦パス、パスを受けたクバラツヘリアはドリブルで中央に切れ込み、シュートコースが空いたところで狙いすましたようにシュート、同点に追いついた。

■前半アディショナルタイムに勝ち越しのPKを決めたウスマン・デンベレ

 32分にはオリーズが右サイドからシュート、これをパリサンジェルマンのGKマトベイ・サフォノフが身を挺して防ぐ。ここからパリサンジェルマンはカウンター攻撃を仕掛け、CKを獲得した。左サイドのCKのキッカーはウスマン・デンベレ、ニアでヘッドで合わせたのはジョアン・ネベス、ファーサイドにヘディングシュートを決めて勝ち越す。ただ、バイエルン・ミュンヘンも果敢に攻め続ける。41分にオリーズが中央を突破、そのままシュートを放ち、2-2の同点に追いついた。オリーズは守備面ではビティーニャを止めることができず、苦戦していたが、ゴールでチームに貢献した。
 そして前半のアディショナルタイム、デンベレのシュートがアルフォンソ・デービスの腕に当たる。VARで確認の上、PKとなる。デンベレがこれを決めて3-2と勝ち越してパリサンジェルマンはハーフタイムを迎えた。前半はシュート数こそ9-3とパリサンジェルマンが上回ったが、ボール支配率、パス成功数や成功率など、互角の展開、その中で5つのゴールが生まれた。

■2ゴールを追加したパリサンジェルマン

 パリサンジェルマンから見て右サイドからの攻撃に苦戦したバイエルン・ミュンヘンはハーフタイムで左サイドのデービスに替えMFのコンラッド・ライマーを後半の最初から投入し、攻撃的な布陣にする。バイエルン・ミュンヘンは、攻撃に力を入れるとともに、パリサンジェルマンがカウンターアタックを仕掛けやすくなる。51分にはペナルティエリアに入り込んだクバラツヘリアがダヨ・ウパメカノと接触して倒れ、PKをアピールしたが、これはPKとは認められなかった。
 56分、パリサンジェルマンはアクラフ・ハキミが無人の右サイドを駆け上がり、マイナスのクロスをあげる。中央を走りこんできたデンベレなどはスルーし、ファーサイドのノーマークのクバラツヘリアが豪快にシュートを決めて、4-2と2点差となる。このゴールでバイエルン・ミュンヘンは集中力を失ったのか、その2分後にも簡単に2対2の展開を作られ、右にいたドゥエが左のデンベレにパス、デンベレはシュートは難しいかと思われたが、シュートがパリの守備陣の間を通ってポストに当たってゴールイン、5-2と大きくリードした。

■2ゴールで1点差に迫ったバイエルン・ミュンヘン

 ホーム第1戦で3点差となったが、ここからバイエルン・ミュンヘンが盛り返す。65分にはゴール正面、30メートルのところのFKをジョシュア・キミッヒがゴール前にあげ、ウパメカノがヘディング、パリサンジェルマンの守備陣も及ばず、ゴールに吸い込まれ、反撃開始。68分にはルイス・ディアスの見事なシュートが決まった。オフサイドかどうかVARの判定となったが、得点が認められ、1点差に迫った。パリサンジェルマンはセニー・マユルの惜しいシュートもあったが、5-4で第1戦を制した。
 両チーム合計9得点はこれまでのチャンピオンズリーグ準決勝では最多得点となったのである。(この項、終わり)

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