第3743回 ストラスブール、準決勝で敗退(3) アウエーの第1戦を0-1で落としたストラスブール
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■後半に入ってゴール前の攻防が増える
カンファレンスリーグ準決勝第1戦のラージョ・バジェカーノ(スペイン)-ストラスブール戦、前半は両チームともなかなかゴール前に迫ることができず、無得点でハーフタイムを迎えたが、後半に入るとゴール前での攻防が一気に増えた。
48分にラージョ・バジェカーノがストラスブールのペナルティエリアに入り込み、イシ・パラソンがミドルシュート、ストラスブールのGKマイク・ペンデルスは得点こそ許さなかったものの、クリーンキャッチできなかった。ペンデルスがボールを確保するためにラージョ・バジェカーノの選手と接触し、ラージョ・バジェカーノはPKをアピールしたが、主審は認めず、スタジアムは騒然とする。
■FKから先制点をあげたラージョ・バジェカーノ
その直後、ラージョ・バジェカーノは好位置でFKを獲得、ロペスのシュートは壁に当たってCKとなる。イシ・パラソンのCKにニアポストで合わせたのはアレマオであった。ボレーシュートがストラスブールのゴールネットを揺らし、先制点となる。ここからラージョ・バジェカーノには得点機が連続してやってくる。63分にラージョ・バジェカーノはまたCKからチャンスをつかむが、ペンデルスが好セーブを見せる。キックオフからこのあたりまで試合は互角の展開であったが、ストラスブールは次第に集中力を失い、ラージョ・バジェカーノは攻勢を強める。しかし、ストラスブールにもチャンスが訪れる。77分にはラージョ・バジェカーノのペナルティエリア内に攻め込み、混戦となるが得点には至らない。78分には好位置でFKを得る。そして80分にはアンドリュー・オモバミドールがラージョ・バジェカーノのペナルティエリア内で倒される。ストラスブールはPKをアピールしたが、VARの末、PKは認められなかった。
終盤は逆にラージョ・バジェカーノが追加点のチャンスをつかむが、得点には至らず、ストラスブールはアウエーの第1戦を0-1で落とし、1週間後のホームでの戦いに希望を託すことになった。
■ラージョ・バジェカーノの守備を支えるフランス人のフロリアン・ルジューヌ
一方、決勝進出に向けて先手を取ったラージョ・バジェカーノであるが、第1戦を無失点で乗り切った立役者はストッパーのフロリアン・ルジューヌである。パリ生まれで20歳の頃に注目を集める。2部のイストルとプロ契約していたルジューヌは20歳以下のワールドカップに出場、多くのビッグクラブから注目を集める。ここでスペインのビジャレアルと契約し、その後はスペイン、イングランドのクラブで活躍し、2022年にラージョ・バジェカーノにやってきた。すなわちエレベータークラブと呼ばれていたラージョ・バジェカーノであるがルジューヌの加入以来、1部をキープしている。ルジューヌがいなければチームは2部に降格していたとマドリッドのファンから称賛される立場にある。すでに年齢は34歳となったが、このストラスブール戦の活躍が好印象を与えたのか、2年間の契約延長が第1戦の後に発表された。
■第2戦の逆転にかけるストラスブール
ストラスブールは、準々決勝のマインツ(ドイツ)戦も第1戦はアウエーで0-2で敗れたが、ホームで4-0と逆転している。アウエーの第1戦で1点差での敗戦は十分にホームの第2戦で逆転可能である。
第1戦と第2戦の間には両チームとも国内リーグ戦を戦っている。ストラスブールはホームでトゥールーズと対戦、1-2と敗れているが、ラージョ・バジェカーノはアウエーでヘタフェと対戦、2-0で勝利している。
すでにフランスカップ準決勝で敗れたストラスブールはリーグ戦でも8位、来季の欧州カップ出場はこのカンファレンスリーグで優勝するしかなくなったのである。(続く)
