第3774回 スウェーデンに完勝、ベスト16入り(3) 5試合連続で3点以上を記録したフランス

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■グループリーグ第1戦、第2戦とほぼ同じメンバーのフランス

 プレミアリーグのクラブに所属する選手7名が名を連ねるスウェーデンに対し、フランスの先発メンバーはGKはマイク・メニャン、DFは右からジュール・クンデ、ダヨ・ウパメカノ、ウィリアム・サリバ、ルカ・ディーニュ、MFは低い位置にオーレリアン・チュアメニとアドリアン・ラビオ、MFは高い位置に右にウスマン・デンベレ、左はブラッドリー・バルコラ、トップ下はミカエル・オリーズ、FWは1トップでキリアン・ムバッペである。グループリーグの初戦、第2戦とほぼ同じメンバーであり、上から青白赤のトリコロールのユニフォームでイーストラザフォードでの試合に臨む。

■キックオフ直後から一方的に攻めたフランス

 試合は上から黄青色というこちらも国旗の配色から来る色のユニフォームのスウェーデンのアレクサンデル・イサクのキックオフで始まった。フランスはグループリーグ最終戦のノルウェーに続いて北欧勢との戦いとなったが、この試合も開始直後から攻め上がる。ボール支配でも陣地でもスウェーデンを圧倒する一方のスウェーデンは、自陣深くにひいてブロックを形成する。明らかに強力なこの力を持つFW陣に望みを託したカウンターアタックを狙っている。スウェーデンの2トップの一角ビクトル・ギョケレシュは体格に物を言わせ、フランスの守備陣とのデュエルを制すが、なかなかシュートまでつながらない。
 圧倒的に攻め続けるフランスがチャンスを迎えたのは20分、オリーズのパスをムバッペがゴールに流し込んだが、これはオフサイドで認められない。ハイドレーションブレイクで立て直したいスウェーデンであったが、フランスの勢いは止まらない。29分にはラビオのシュートはスウェーデンのGKヤコブ・ウィデル・ゼッターランドに防がれ、31分にはムバッペがシュートするが今度はポストに当たり、両手をあげて天を仰ぐ。そして35分にはフランスが波状攻撃を見せる。ムバッペからのパスをオリーズがジャンピングボレーでシュートするがこれもまたポストに当たる。跳ね返ったボールをデンベレが左足でシュートするがこれは枠を外れた。44分のオリーズのシュートもウィデル・ゼッターランドがセーブする。

■キリアン・ムバッペの先制点をアシストしたウスマン・デンベレ

 試合を支配し、得点チャンスを得ながらもなかなか得点をあげることができなかったフランスであったが、45分、オリーズはCKで変化を見せ、ショートコーナーでデンベレにパス、デンベレはペナルティエリア内のムバッペにパス。ムバッペはボールを保持し、動きながらシュートコースを探し、空いたところでシュート、先制点となる。ワールドカップ、欧州選手権のスウェーデン戦でのフランスの得点は1992年のジャン・ピエール・パパン以来となった。
 また、これでデンベレのアシストによるムバッペの得点は2点目、逆にムバッペのアシストによるデンベレの得点も2点、前回の2022年大会も含めるとこの2人のアシストとゴールは6点となり、これは過去の記録であるポーランドのグジェゴシ・ラトーとアンジェイ・シャルマッフ、ドイツのミロスラフ・クローゼとミハエル・バラックの5点を上回った。

■後半の2得点のアシストはいずれもミカエル・オリーズ、王様ペレの記録に迫る

 15本目のシュートでようやく得点をあげたフランスであったが、後半も勢いは止まらない。52分には中央付近でチュアメニが前方のオリーズにパス、オリーズは最前線にいたバルコラにパス、これをバルコラが強烈なシュート、追加点となる。
 74分にはペナルティエリアの外でボールを保持したオリーズが左サイドのムバッペにパス、ムバッペはボールを持ち込んで右足でシュート、この試合2点目、今大会通算6点目となり、リオネル・メッシと並ぶ。そしてオリーズもこれで5アシスト、ブラジルのペレの持つ1大会最多アシストの6まであと1に迫った。
 フランスは3-0とスウェーデンに勝利したが、前回大会の決勝のアルゼンチン戦以来、これで5試合連続で3点以上を記録し、これもまた新記録となり、2回戦に進出したのである。(この項、終わり)

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