第3798回 ラグビーのネーションズチャンピオンシップ2026(4) 豪州を後半に突き放し、初勝利
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■ニュージーランド戦からメンバーを8人入れ替えたフランス
フレッシュなメンバーに久しぶり復活のメンバーを加えたネーションズチャンピオンシップの初戦、フランスはニュージーランドに32-34で惜敗し、記念すべき大会初勝利を記録することはできなかった。
第2戦は豪州戦、7月11日にブリスベーンで行われる。豪州は第1節はシドニーでアイルランドと対戦、試合終盤までリードしていたが、77分にトライとゴールを許し、31-33とフランスと似たようなスコアで敗れている。初戦を落とした両チームであるが、メンバー起用は対照的であった。豪州のジョー・シュミット監督は第1戦と2人しかメンバーを入れ替えなかったが、フランスのファビアン・ガルティエ監督は半数以上の8人を入れ替えた。
この理由は明白である。フランスの国内リーグであるTOP14は6月末まで行われ、決勝に残ったトゥールーズとモンペリエの選手は7月4日のニュージーランド戦には出場しなかったからである。すなわち、フランスにとっては今回の遠征のベストメンバーで戦うことができる。そして、豪州は来年のラグビーワールドカップの開催国、フランスにとってはこれが大会前最後の豪州国内での試合となる可能性も強い。
■トゥールーズの選手3人、モンペリエの選手2人が先発
フランスの先発メンバーであるが、FW第一列はモーゼス・アロ・エミール、ペアト・モーバカ、デンバ・バンバ、第二列はフローリアン・ベルアーグとエマニュエル・メアフー、フランカーはレニ・ルシとオスカル・ジェグー、ナンバーエイトはマルコ・ガゾッティ、スクラムハーフはマキシム・ルク、スタンドオフはロマン・ヌタマック、スリークォーターバックスはアーロン・グランディディエ・ヌカナング、ヨアム・モエファナ、ファビアン・ブロウ・ボワリー、テオ・アティソグベ、フルバックはマチュー・ジャリベールである。TOP14で優勝したトゥールーズからはモーバカ、メアフー、ヌタマックの3人、準優勝したモンペリエからはベルアーグとヌシの2人が先発に名を連ねた。
■先制したが、逆転されてハーフタイムを迎えたフランス
この試合もフランスは開始早々の先制パンチを決める。ハイタックルで得たペナルティキックでゴール前10メートルのラインアウトを獲得、これを基点に攻め込んで3分にメアフーが先制トライを決める。ヌタマックが加わったが、プレースキッカーはニュージーランド戦に続いてルクが担当、成功させて7-0とリードする。ただ、豪州も10分にトライとゴールをあげて同点に追いつく。フランスは18分にヌタマックからのグラバーキックに走り込んだグランディディエ・ヌカナングがキャッチして、トライ、うれしい初キャップ初トライとなった。ニュージーランド戦同様、得点の取り合いとなり、27分に豪州がトライ、ゴールも決まり、豪州が14-12と逆転する。さらに豪州はトム・ライトのフィフティー・トゥエンティトゥーから得たチャンスを生かし、33分にはモールで押し込んでトライ、21-12と9点差をつけてハーフタイムを迎えた。
■後半に入ってフランスが逆転、豪州を突き放す
前半は豪州が優位に試合を進めたが、後半は一転してフランスのゲームになった。ペナルティゴールで差を縮め、49分にはグランディディエ・ヌカナングの今日2本目のトライで1点差に迫る。
逆転したのは53分のヌタマックのトライ、代表メンバーになってからこの季節初めての得点をあげた。57分にはベルアーグのトライで差を広げる。61分にはジャリベールからのパスを受けたアティソグベのトライはスローフォワードで取り消されたが、アティソグベは73分にカルバン・グルグからパスを受けてトライを決める。
後半は豪州は77分の1トライのみ、最終スコアは42-26でフランスが勝利、豪州には2022年の夏以来これで4連勝となった。戦績を五分に戻して、南半球シリーズの最終戦に臨むのである。(続く)
