第3805回 2026-27フランスリーグ開幕(3) チャンピオンズトロフィーで敗れたパリサンジェルマン、ドロー発進
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■抽選の結果、RCランスの本拠地で行われるチャンピオンズトロフィー
今年のチャンピオンズトロフィーは4年ぶりにリーグチャンピオンとカップ戦勝者がシーズン前に対戦する。近年のこの大会はフランスサッカーのプロモーションのため国外で行われることが多かった。日程調整に苦労した2023年はパリで開催されたが、2024年はテルアビブ(イスラエル)、2025年はクウェートシティ(クウェート)で開催されてきた。 今年はパリサンジェルマンが8月13日にオーストリアのザルツブルクでUEFAスーパーカップを戦い、8月23日にはリーグ開幕戦を迎えるとあって、国内での試合となった。パリサンジェルマンとRCランスの間で16日に行われる試合の会場は、抽選の結果、RCランスの本拠地であるフェリックス・ボラール競技場とになった。
■新戦力が先発した両チーム
リーグチャンピオンのパリサンジェルマン、フランスカップの勝者にしてリーグ2位のRCランスという好取組となった。RCランスの先発メンバーのうち、新加入はポーランドのアンダーエイジ代表のマイク・ナウロキ、アルジェリア代表のヤシン・ティトラウィ、フランスのアンダーエイジ代表のミカエル・キュイザンス、クロアチア代表のフランヨ・イバノビッチである。ティトラウィはワールドカップメンバーだったが、出場機会がなく、イバノビッチはエントリーされず、予備メンバーに甘んじた。新チームでその悔しさを晴らしたいところであろう。
一方のパリサンジェルマンは新加入組で先発したのはイングランドのアストン・ビラからルカ・ディーニュ、モナコからマグネス・アクリウシェの2人、いずれもワールドカップにフランス代表として出場している。
■決定力に欠けるパリサンジェルマン、RCランスに敗れる
1週間前のUEFAスーパーカップで勝利したとはいえ、パリサンジェルマンはまだコンディションが十分ではない。その中で一人奮闘したのがワールドカップに出場しなかったクバラツヘリアである。8分にはこの試合初めての枠内シュートを放つが、ワールドカップメンバーのロバン・リセにパンチングで防がれる。先制点はRCランス、主将のフローリアン・トーバンが32分に記録する。ところがRCランスは39分にキリアン・アントニオが危険なプレーで一発退場、ここから試合はパリサンジェルマンが支配するようになる。パリサンジェルマンの攻撃をワールドカップでは出番のなかったリセが止める。76分にはファビアン・ルイスのゴールが決まったが、オフサイドで取り消される。試合終盤にはヌーノ・メンデスが退場となる。1-0を守り切ったRCランスが初優勝、パリサンジェルマンはシュートの精度が悪く、5年ぶりにチャンピオンズトロフィーで敗れたのである。
■後半から出場したフェラン・トーレスの2ゴールで追いついたパリサンジェルマン
そのパリサンジェルマンの開幕戦は第1節の最後に組まれ、21日の20時45分にパルク・デ・プランスでキックオフされる予定であった。しかし、今年の猛暑により、ピッチコンディションが悪いパルク・デ・プランスでの開催をパリサンジェルマンは返上し、レンヌのロアゾンパークで試合を行うことになった。
ウスマン・デンベレもマルキーニョスも先発メンバーに名を連ねたパリサンジェルマンであったが、なかなかエンジンがかからない。一方のレンヌは今季が1部での70シーズン目となる。これはマルセイユの77シーズンに次ぎ、サンテチエンヌと並ぶ2番目の数字となる。9分にはポーランド代表のセバスチャン・シマニスキが先制点を決め、記念すべきシーズンのファーストゴールとなる。パリサンジェルマンは21分にデジレ・ドゥエのゴールがオフサイドで取り消される。レンヌは38分にエステバン・ルポールが追加点、パリサンジェルマンは2点のビハインドでハーフタイムを迎えた。
パリサンジェルマンを救ったのは新加入の交代選手であった。昨年のバロンドールを獲得したデンベレに代わって、ワールドカップ決勝で決勝ゴールをあげたスペイン代表のフェラン・トーレスを投入する。バルセロナから移籍してきたフェラン・トーレスは71分と82分に得点をあげる。パリサンジェルマンは初戦を何とかドローに持ち込んだのである。(この項、終わり)
