第3804回 2026-27フランスリーグ開幕(2) 1部復帰のトロワも勝ち点、リール、モナコは勝利

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震、令和8年熊本地震、令和8年千葉豪雨などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■豪州代表GKのパトリック・ビーチを獲得した昨季2部優勝のトロワ

 前回の本連載の最後に、17年ぶりに1部に復帰したルマンがブレストと引き分けて勝ち点1を獲得したことを紹介したが、同じ昇格組のトロワを紹介しよう。
 トロワは昨季は2部で優勝、4年ぶりの1部復帰となった。トロワは過去11シーズン1部に在籍したが、そのうち6シーズンは2部降格の憂き目にあっている。昨季は2部で優勝、今回は1部残留ではなく、上位を目指したい。このチームは非常に若い選手が集まっている。その中で注目選手は豪州代表GKのパトリック・ビーチであろう。23歳のビーチが豪州代表入りしたのは昨年の11月、すでにワールドカップ出場を決めた後の親善試合であった。したがって、日本との試合には出場していないが、今回のワールドカップでは出場した中で最年少のGKとなった。次のワールドカップ予選では日本の大きな壁となるであろう。1部昇格で今季のシーズンチケットの売り上げは6000枚を超え、昨年の2000枚から大きく増えて、ファンの期待は高い。
 そのトロワの復帰初戦はホームでのパリFC戦である。パリFCは昨年の昇格組で、残留を決め、今季は選手を補強して上位を狙う。試合はパリFCが終始優位に進めるが、トロワはよく守り切り、ビーチが得点を許さず、何とかスコアレスドローに持ち込んで前回の本連載で紹介したルマン同様、1部復帰初戦で勝ち点1を獲得した。

■リヨン、リール、モナコは白星発進

 ここまでに紹介した試合以外に2日目の8月22日に行われた試合は、ニースとロリアンは後半アディショナルタイムの得点機をロリアンが外してしまい、スコアレスドローとなる。
 トゥールーズとリヨンの試合は、チャンピオンズリーグのプレーオフと日程が重なり、ベストメンバーを組むことのできなかったリヨンが後半に2点を入れて地力の違いを見せて勝利する。
 そして3日目の23日には3試合が行われた。昨季3位でヨーロッパリーグでも活躍したリール、リーグ戦では7位にとどまったが、チャンピオンズリーグで健闘したモナコ、そしてリーグチャンピオンでありチャンピオンズリーグでも連覇を果たしたパリサンジェルマンが登場した。
 リールはアンジェに2-0、モナコはルアーブルに1-0といずれもアウエーで勝利した。

■開幕前にUEFAスーパーカップとチャンピオンズトロフィーを戦うパリサンジェルマン

 すんなりといかなかったのは王者パリサンジェルマンである。パリサンジェルマンについては本連載第3800回から第3802回で紹介した通り、チャンピオンズリーグの優勝チームとしてヨーロッパリーグの優勝チームのアストン・ビラ(イングランド)とUEFAスーパーカップで対戦し、2-1で勝利した。これが8月13日のことである。パリサンジェルマンは昨季のフランスリーグでも優勝しており、フランスカップの優勝チームとのスーパーカップ(チャンピオンズトロフィー)もシーズン開幕前に戦うことになる。

■4年ぶりにリーグチャンピオンとカップ戦勝者がシーズン前に対戦

 今年のチャンピオンズトロフィーはUEFAスーパーカップの3日後の16日に行われた。相手はRCランスである。パリサンジェルマンは昨年までチャンピオンズトロフィーを4年連続で制してきたが、2024年と2025年はフランスリーグとフランスカップを制したため、2024年はモナコ、2025年はマルセイユとリーグ2位のチームと対戦している。チャンピオンズトロフィーで前年のリーグチャンピオンとカップ戦勝者が対戦するのは3年ぶりのこととなるが、この時はシーズン前の日程の調整ができず、リーグ戦のウインターブレイクとなる2024年1月3日にパリで行われ、リーグチャンピオンのパリサンジェルマンがフランスカップ勝者のトゥールーズに勝利している。
 シーズン開幕前にフランスリーグの勝者とフランスカップの勝者がチャンピオンズリーグで対戦するのは2022年7月31日にリーグチャンピオンのパリサンジェルマンとフランスカップ勝者のナントが対戦して以来、4年ぶりのこととなるのである。(続く)

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