第3822回 ジネディーヌ・ジダン新体制スタート(2) 7人が代表初選出

 平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、台風15号、19号、令和2年7月豪雨、令和6年能登半島地震、令和8年熊本地震、令和8年千葉豪雨などで被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、復興活動に従事されている皆様に敬意を表し、被災地域だけではなくすべての日本の皆様に激励の意を表します。

■23人のメンバーで臨むUEFAネーションズリーグの4連戦

 ジネディーヌ・ジダンが代表監督に就任して最初の試合は9月下旬から始まるUEFAネーションズリーグ、4連戦が待っている。
 この4試合に向けて、9月18日に23人のメンバーを発表した。メンバーリストは次のとおりである。GKはマイク・メニャン、ロバン・リセ、ギヨーム・レストの3人、DFはアンディ・ディウフ、ジェレミー・ジャケ、ピエール・カルル、イブラヒマ・コナテ、ジュール・クンデ、マクサンス・ラクロワ、アドリアン・トリュフェール、ダヨ・ウパメカノの8人、MFはエドゥアルド・カマビンガ、ラヤン・シェルキ、ルカ・ダクーニャ、マヌ・コネ、アドリアン・ラビオ、ウォーレン・ザイール・エメリの6人、FWはブラッドリー・バルコラ、ウスマン・デンベレ、デジレ・ドゥエ、エステバン・ルポール、キリアン・ムバッペ、ミカエル・オリーズの6人である。

■ワールドカップメンバーから11人が外れ、初招集は7人

 ワールドカップは26人登録であったが、ワールドカップのメンバーから外れたのがブリース・サンバ、ルカ・ディーニュ、ウィリアム・サリバ、テオ・エルナンデス、ルカ・エルナンデス、マクサンス・ラクロワ、オーレリアン・チュアメニ、エンゴロ・カンテ、マグネス・アクリウシュ、マルクス・テュラム、ジャン・フィリップ・マテタの11人である。ただ、メンバー招集後、アクリウシュはザイール・エメリの負傷離脱に代わってメンバーに入り、GKのリセに代わりジャン・ブテ、DFのコナテに代わりレニー・ヨロが招集されている。
 2030年のワールドカップまでの任期のあるジダン監督はムバッペを引き続き主将に任命する。
 ワールドカップメンバーで今回のメンバーに選出されなかったのは35歳のエンゴロ・カンテ、マルクス・テュラム、負傷しているウィリアン・サリバ、テオ・エルナンデス、オーレリアン・チュアメニなどである。ワールドカップメンバーで30歳以上だった5人の選手のうち、選ばれたのは正GKのメニャンだけである。 結局、今回代表初招集となったのは、追加招集も含めると、GKのレスト、ブテス、DFのディウフ、ジャケ、ヨロ、MFのダクーニャ、FWのルポールの7人である。

■GKの代表初選出は21歳のギヨーム・レストと31歳のジャン・ブテス

 レストはトゥールーズ生まれでトゥールーズ育ち、現在はトゥールーズのトップチームに所属し、2023-24シーズンからチームの正GKとなっており、パリオリンピックで銀メダルを獲得している。母親がコートジボワール人であるため、コートジボワール代表の可能性もあるが、フランス側が先にフル代表に招集した若手のホープである。
 一方、追加招集のブテスはリール出身で、リールの下部組織育ちであるが、プロとしてフランスのクラブに所属したことはなく、ベルギーのクラブに長く所属し、現在はイタリアのコモに所属している。フランスのファンにとってはなじみのない選手であるが、31歳と3か月での代表初招集はサンテチエンヌ全盛期を支え1976年に代表入りしたジェラール・ファリゾンの32歳1か月以来の年長初招集記録となった。なお、ファリゾンはポーランドとの親善試合に出場したが、所属するクラブの活動に専念したいとその後は代表入りを固辞した。

■インテル・ミラノで活躍するアンディ・ディウフ

 パリオリンピックの銀メダリストにして、国内外での活躍の目立つのがアンディ・ディウフである。昨季からイタリアのインテル・ミラノに所属しているがそれまではRCランス、レンヌという実力のあるチームでキャリアを重ね、スイスのバーゼルに所属していたときはカンファレンスリーグの最終週若手選手に選ばれている。セネガル人の父親とフランス人の母親の間でパリ郊外で生まれ、パリサンジェルマンの下部組織に所属し、国内のクラブから国外のビッグクラブという近年の代表選手を象徴するような経歴である。インテル・ミラノでは右サイドDFであるが、ジダン監督は左サイドDFでの起用を考えているのである。(続く)

このページのTOPへ