第3835回 10月の欧州カップ(4) パリサンジェルマン、バルセロナとの首位決戦を制す

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■第2節終了時も首位をキープしたパリサンジェルマン、国内外11連勝のバルセロナ

 フランス勢でチャンピオンズリーグに参戦している3チームのうち、RCランスとリールは第2節と第3節で連敗、苦しい序盤戦となった。これに対してパリサンジェルマンは第2節と第3節は第1シードとの連戦という厳しい日程となったが、アウエーでの戦いでマンチェスター・シティ(イングランド)をアウエーで4-2と下した。パリサンジェルマンは第1節を終えた時点で勝ち点3、得失点差5で首位、第2節を終えた時点で勝ち点6、得失点差7と首位をキープしている。
 順調な滑り出しのパリサンジェルマンであるが、第3節はホームでの試合とはいえ、バルセロナ(スペイン)が相手である。バルセロナも連勝スタート、2試合で9得点2失点、勝ち点、得失点差ではパリサンジェルマンと並び、総得点で首位を譲っている。国内リーグでも好調でここまで全勝、今季ここまで国内外の11試合で49得点を奪い、1試合当たりの平均得点は4.3と爆発的な攻撃力を誇る。

■ワールドカップでスペインの優勝を支えたバルセロナの選手

 今夏のワールドカップで優勝したスペインであるが、このメンバーの中にレアル・マドリッドに所属していた選手はおらず、主力はバルセロナとアトレチコ・マドリッドの選手であった。パルク・デ・プランスでの試合、バルセロナの先発メンバーのうち5人はワールドカップ優勝メンバーである。対するパリサンジェルマンには先発のファビアン・ルイスに加え、今夏バルセロナから移籍してきたフェラン・トーレスがベンチに控えている。

■デジレ・ドゥエが個人技で先制点

 パリサンジェルマンのキックオフで始まった試合、開始2分にパリサンジェルマンはウスマン・デンベレのシュートがポストに当たる。オフサイドではあったが、立ち上がりからファンを期待させるプレーが飛び出た。その後はパリサンジェルマンはデジレ・ドゥエ、バルセロナはダニ・オルモが好機をつかむが、ゴールにはならず、互角の展開で試合は進んでいく。パリサンジェルマンはヌーノ・メンデスが負傷でメンバーから外れ、ルカ・エルナンデスが代わりに出場しているが、19分、昨年度バロンドールを獲得したウスマン・デンベレが左ももの後部を痛め、早々に退場してしまい、新加入の世界チャンピオン、フェラン・トーレスがピッチに入る。
 先制点はパリサンジェルマン、38分に高い位置でバルセロナからボールを奪い、ドゥエが個人技でミドルシュート、ワールドカップでは出番のなかったジョアン・ガルシアの守るゴールネットを揺らした。その直後にバルセロナはビッグチャンスをつかむが、GKのマトベイ・サフォノフとDFのマルキーニョスが防ぐ。ボールの保持率は互角であったが、パリサンジェルマンは前半だけで12本のシュートを放ち、そのうち10本が枠内に飛んでいた。

■2たび追いついたバルセロナを終盤に突き放したパリサンジェルマン

 ただ、バルセロナは後半に入り、54分、縦パスを受けた19歳のシャビ・エスパールがゴールを決めて追いつく。
 パリサンジェルマンは59分にはクビチャ・クバラツヘリアが負傷し、立てなくなる。デンベレに続き、2人目の負傷者が出る。また、マルキーニョスも軽い負傷があり、2人がベンチに退いた。71分には首相になったアクラフ・ハキミのクロスをフェラン・トーレスがシュートするが、ジョアン・ガルシアがCKに逃れる。このCKをドゥエが高いボールを蹴り、ルカ・エルナンデスがヘディングシュート、ジョアン・ガルシアが及ばず、パリサンジェルマンが勝ち越す。
 これに対してバルセロナのラミン・ヤマルは79分にドリブルでウォーレン・ザイール・エメリを振り切り、狭いシュートコースながら同点ゴールを決める。
 このシュートはパルク・デ・プランスを沈黙させるに十分であったが、80分にハキミのクロスがクリアされたボールをビティーニャがそのままシュートし、勝ち越しゴールとなる。86分にはハキミが右サイドからクロスをあげる。ファーサイドでゴール前に詰めていたワールドカップ優勝メンバーのファビアン・ルイスが決めて4-2、パリサンジェルマンは首位攻防戦を制し、3連勝となったのである。(続く)

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