第3834回 10月の欧州カップ(3) パリサンジェルマン、マンチェスター・シティに快勝

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■チャンピオンズリーグ第1節の勝利でリズムに乗ったパリサンジェルマン

 前々回と前回の本連載ではチャンピオンズリーグに出場したフランス勢のリールとRCランスが第2節と第3節で連敗した。今回はチャンピオンズリーグに出場しているあと1つのフランス勢であるパリサンジェルマンについて紹介しよう。
 チャンピオンズリーグで2連覇して迎えた今シーズン、パリサンジェルマンは国内リーグでは開幕当初は2分1敗ともたつきを見せていたが、チャンピオンズリーグでは第1節でスロバキアのスロバン・ブラチスラバに大勝した。この勝利を契機にパリサンジェルマンは国内リーグでも3連勝し、チャンピオンズリーグの第2節を迎えることになったのである。

■第1シード勢との連戦となるパリサンジェルマン

 パリサンジェルマンの第2節は10月14日にマンチェスター・シティ(イングランド)とアウエーで対戦、週末のリーグ戦をはさんで、20日にはバルセロナ(スペイン)とホームで対戦する。マンチェスター・シティもバルセロナも第1シード、リーグフェーズで必ず第1シードのチームと2試合戦わなくてはならないとはいえ、厳しい日程となった。 国内リーグで持ち直してきた勢いで乗り切るか、それとも一昨季、昨季のようにリーグフェーズでは第1シードのチームに力負けしてしまうのか。

■過去の戦績で劣勢のパリサンジェルマン

 マンチェスター・シティはリーグフェーズの第1節ではポルト(ポルトガル)にアウエーで2-0と勝利している。パリサンジェルマンはマンチェスター・シティと2季前、現行方式になった初年度にリーグフェーズで対戦している。この時はパリサンジェルマンがホームで4-2と勝利している。
 チャンピオンズリーグが現行方式になる前は、決勝トーナメントで2回、グループリーグで1回対戦している。チャンピオンズリーグ以外での対戦は2008-09シーズンのUEFAカップだけであり、これが最初の対戦であり、両チームの対戦の歴史はまだ浅い。これはパリサンジェルマンもマンチェスター・シティも機を同じくして中東資本によるビッグクラブとなり、欧州のトップレベルで対戦するようになったからである。ただ、パリサンジェルマンはマンチェスター・シティとは相性が悪く、これまでの欧州での対戦成績は2勝2分4敗、マンチェスターでの戦績は1分3敗と勝利したことがない。

■前半からゴールを重ねたパリサンジェルマンが勝利

 6万人の観衆が集まったエティハド競技場、前回の対戦時にはパリサンジェルマンのメンバーだったジャンルイジ・ドンナルンマは今回はマンチェスター・シティのゴールを守る。
 立ち上がりはラヤン・シェルキを中心とする攻撃でマンチェスター・シティが攻め込む。10分にはシェルキがマルキーニョスと接触し、倒れたが、PKは与えられない。さらにマンチェスター・シティが攻め込み、マトベイ・サフォノフがあわやオウンゴールというシーンもあった。
 先制点を上げたのはパリサンジェルマンであった。ハーフウエーライン付近からファビアン・ルイスが左前方のデジレ・ドゥエにパス、ドゥエはカットインしてペナルティエリアの外からシュート、これがゴールの隅に決まる。さらに15分、今度はゴール前まで攻め込んだパリサンジェルマンは右サイドのウスマン・デンベレが左サイドでフリーとなったドゥエにパス。ドゥエはこれを中央に折り返し、そこに走りこんできたデンベレがヘディングシュートを決める。アウエーのチームが2点をリードする、これは前回のパルク・デ・プランスでの対戦ド同じ展開、そこからパリサンジェルマンが逆転した。
 しかし、今回はパリサンジェルマンが追加点を決める。32分には右サイド深く攻め込んだマグネス・アクリウシェが中央に折り返す。これをウォーレン・ザイール・エメリがヒールキックで後方にパス、ここに走りこんできたビティーニャがミドルシュートを決め、3-0となる。
 後半に入ってマンチェスター・シティはエースのアーリング・ハーランドが52分にヘディングシュートで1点返すが、62分にアクリウシュのシュートにドンナルンマが追いついたもののゴールに入り、パリサンジェルマンが突き放す。マンチェスター・シティの反撃は75分のハーランドのゴールだけ、4-2という前回と同じスコアでパリサンジェルマンが勝利した。(続く)

 
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