第2713回 リヨン、 決勝進出ならず(1) 過去4回、8試合、バイエルン・ミュンヘンと対戦

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■リヨンの連覇記録を抜いたバイエルン・ミュンヘン

 前回までの本連載では準決勝の第一試合でパリサンジェルマンがドイツのRBライプチヒに勝利して決勝に進出したことを紹介した。
 その翌日の8月19日、リヨンがドイツのバイエルン・ミュンヘンとリスボンのジョゼ・アルバラーデ競技場で決勝進出をかけて戦う。バイエルン・ミュンヘンはグループリーグからここまで全勝を続けており、優勝候補の筆頭であることに間違いはない。再開後も調子を落とすことなく、連戦連勝であり、国内のタイトルはリーグ戦は8連覇、カップ戦は2連覇を決めている。これまで、欧州の主要リーグにおける連覇の記録はリヨンが2001-02シーズンから2007-08シーズンまで記録した7連覇である。これの記録を更新されたリヨンにとって、相手に不足はない。さらに、これまでにも紹介してきたとおり、このリスボンでの戦いは、リヨンには来季の欧州カップの出場権がかかっている。エベレストのような高い壁を破り、パリサンジェルマンとの決勝に臨みたい。

■過去4回、8試合対戦しているリヨンとバイエルン・ミュンヘン

 リヨンはこれまでにバイエルン・ミュンヘンと4回、8試合対戦している。リヨンにとって、欧州カップでこれまでに最も多く対戦してきたのがスペインのレアル・マドリッドであり、5回(10試合)、それに次ぐのがバイエルン・ミュンヘンとバルセロナ(スペイン)の4回であり、欧州のビッグクラブとの対戦履歴が多いことがわかる。これらのチームとのこれまでの対戦成績であるが、レアル・マドリッドとは3勝4分3敗、バルセロナとは3分5敗、そしてバイエルン・ミュンヘンとは2勝2分4敗である。

■リヨンの初のチャンピオンズリーグ出場時の対戦は1勝1敗

 バイエルン・ミュンヘンとリヨンが初めて対戦したのは2000-01シーズンのチャンピオンズリーグである。リヨンはリーグ戦で3位となり、チャンピオンズリーグの予備戦3回戦から参戦する。その前のシーズンもリヨンはチャンピオンズリーグの予備戦3回戦から参戦したが、ここで敗れ、UEFAカップに転戦している。出場権を得た。この年は予備戦3回戦を勝ち抜き、本戦クラブ史上初めてにチャンピオンズリーグの本選に進んだ。この当時のチャンピオンズリーグは一次リーグと二次リーグが行われ、リヨンは一次リーグでは2位に入り、二次リーグに進出する。ここでバイエルン・ミュンヘンと同じグループとなり、ホームで3-0と勝利し、アウエーで0-1と敗れている。最終的な順位はバイエルン・ミュンヘンが首位となり、リヨンはアーセナル(イングランド)と勝ち点で並び、得失点差で3位にとどまり、8チームで行われる決勝トーナメントに進むことができなかった。そしてバイエルン・ミュンヘンはイタリアのミラノで行われた決勝に進出し、スペインのバレンシアをPK戦で下し、見事に優勝を果たしている。

■アウエーで勝利してグループリーグ首位となった2003年の秋

 このシーズンからリヨンはチャンピオンズリーグに連続して出場し、その4シーズン目の2003-04シーズンでまたバイエルン・ミュンヘンと対戦した。グループリーグの中盤戦の第3節と第4節で対戦した。まず、リヨンのジェルラン競技場での試合、バイエルン・ミュンヘンが前半に先制するが、リヨンは終了間際の88分にペギー・リュインデュラがゴールを決めて、ドローに持ち込んだ。その2週間後にミュンヘンで行われた試合ではリヨンはジュニーニョが先制、いったんは追いつかれたものの、後半に入ってエウベウが決勝点をあげて、勝利をあげる。この勝利でリヨンはバイエルン・ミュンヘンを逆転してグループ首位に立つ。最終的にリヨンはバイエルン・ミュンヘンをおさえてグループを首位で突破、準々決勝まで進むこととなる。
 この2回の対戦はリヨンが2勝1分1敗と優勢であったが、リヨンの7連覇が終わってからの2回の対戦ではバイエルン・ミュンヘンに圧倒されることになったのである。(続く)

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