第3246回 欧州カップのグループリーグ組み分け決定(2) PK戦で敗れたマルセイユはヨーロッパリーグへ

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■ホームでの第2戦、開始早々に得点を奪ったマルセイユ

 チャンピオンズリーグ予備戦3回戦でアウエーの第1戦を0-1と落としたマルセイユ、8月15日の第2戦は満員のベロドロームにギリシャのパナシナイコスを迎える。マルセイユは2点差をつけて勝利すれば、勝ち抜き、プレーオフに進むことができる。第1戦と同じ先発メンバーをそろえたパナシナイコスに対し、マルセイユは第1戦で退場処分となったジョフレイ・コンドグビアが出場停止、フランソワ・レジス・ムゲとルスラン・マリノフスキが負傷でメンバーから外れており、3人が入れ替わった。
 パナシナイコスのキックオフで始まった試合、2分に早くもパナシナイコスはCKのチャンスをつかむ。しかし、マルセイユのGKポー・ロペスがキャッチし、素早く前方にフィード、これをイスマイラ・サールから最後はピエール・エメリク・オーバメヤンにつなぎ、オーバメヤンはパナシナイコスのGKをかわし、無人のゴールに先制点を決める。オーバメヤンにとってマルセイユの初ゴールとなり、ファンの期待に応えた。これで2試合通算得点は1-1、そして残り90分近くマルセイユは地元の大声援を受けて戦うことができる。

■前半アディショナルタイムに追加点をあげたマルセイユ

 マルセイユは過去の欧州カップの予備戦、プレーオフでは地元では負けたことがなく、オーバメヤンだけではなく、オーバメヤンと2トップを組むイリマン・エンディアエもゴールを襲うが追加点は入らない。マルセイユは2トップだけではなく、それ以外の選手もシュートを放ち、厚みのある攻撃を見せる。待望の2点目は前半のアディショナルタイムに記録された。スコアラーはオーバメヤン、左サイドのジョナタン・クロースからの低いクロスをニアポストで合わせ、パナシナイコスのGKは反応が遅れ、マルセイユがリードを2点に広げてハーフタイムを迎えた。

■後半アディショナルタイムに痛恨のPKで延長戦に

 後半に入ったところでプレーオフの相手がポルトガルのブラガに決まる。完ぺきな内容の前半の試合を見て、ファンの心はプレーオフに向かった。そして53分にはオーバメヤンからのパスをサールがゴールに決めるが、これはオフサイドでゴール取り消しとなる。試合を圧倒的に支配するマルセイユは終盤になるにつれ攻撃的な選手を守備的な選手に入れ替え、逆に追いつきたいパナシナイコスは守備的な選手に代えて攻撃的な選手を投入する。
 後半アディショナルタイムは5分とアナウンスされる。アディショナルタイムではパナシナイコスはCKのチャンスを得る。ここからの展開でマルセイユのマテオ・ゲンドウジにハンドがあったのではないかとVARの判定となる。その結果、ハンドが認められ、パナシナイコスにPKが与えられ、ついに99分、フォティス・イオアニディスのPKでパナシナイコスが追いつき、2-1、2試合通算スコアは2-2となり、試合は延長戦となる。

■延長戦でもゴールが取り消され、PK戦で敗れたマルセイユはヨーロッパリーグへ

 延長戦をホームで戦う優位性を持つマルセイユは、延長戦でも優位を保つ。延長後半於110分、ビトール・ビティーニャのゴールが決まったが、その前のプレーでマルセイユの選手にファウルがあり、得点は取り消された。後半アディショナルタイムは3分と表示され、マルセイユのマルセリーノ監督はPK戦に備えてGKをロペスからルーベン・ブランコに代える。ブランコがピッチに入った1分後に試合終了のホイッスルが吹かれ、PK戦でプレーオフ進出を決める。
 PK戦の先蹴はパナシナイコス、後半終了間際にPKを決めたイオアニディスが成功させる。マルセイユの1人目はそのPKの原因のハンドをしたゲンドウジ、ゲンドウジのキックはGKにストップされる。その後は両チームとも4人目まで全員が成功させる。パナシナイコスの5人目のフィリップ・ムラデノビッチも成功させ、マルセイユは押し気味のゲームをものにすることができず、チャンピオンズリーグから敗退、ヨーロッパリーグに回ることになったのである。(続く)

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