第3686回 欧州カップ、リーグフェーズが終了 (2) モナコもマルセイユも敗れ、フランス勢3戦全敗

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■負傷者を抱えアフリカ勢を欠くモナコ

 前回の本連載ではチャンピオンズリーグのリーグフェーズ、残り2試合となった第7節、パリサンジェルマンがスポルティング(ポルトガル)に試合終了間際に決勝点を奪われてトップ8入りを決められなかったことを紹介した。
 この第7節でフランス勢は苦戦した。パリサンジェルマンと同じ1月20日に登場したモナコはアウエーでレアル・マドリッド(スペイン)と対戦する。白のレアル・マドリッドに対し、モナコは青のユニフォーム、会場のサンチャゴ・ベルナベウ競技場には7万3000人を超えるファンが集まった。レアル・マドリッドの先発メンバーにはキリアン・ムバッペ、エドゥアルド・カマビンガ、オーレリアン・チュアメニという3人のフランス代表が並ぶ。モナコは前々回までの本連載で紹介したアフリカネーションズカップの優勝チームのセネガルにラマイン・カマラとクレパン・ディアッタを供給しているうえに、負傷者を多く抱えている。南野拓実を負傷で欠くモナコはチャンピオンズリーグで戦うレベルにないことが示された試合となった。

■大量失点でレアル・マドリッドに敗れたモナコ

  開始6分にレアル・マドリッドは右サイドのフランコ・マスタントーノから中央につなぎ、最後はムバッペがゴールネットを揺らす。26分には左サイドを駆け上がったビニシウス・ジュニオールがクロス、これをムバッペがシュートして2点目になる。これに対してモナコは26分にテゼが25メートルのミドルシュートを放つが、レアル・マドリッドのGKチボー・クルトワも届かなかったが、クロスバーに救われる。モナコはレアル・マドリッドに対してそれほど劣勢という試合展開ではなかったが、ムバッペに2ゴールを奪われて、後半を迎えた。
 後半もまず得点を決めたのはレアル・マドリッドであった。51分に中央でボールを保持したビニシウス・ジュニオールが右に展開、マスタントーノが3点目を決める。54分にはまたビニシウス・ジュニオールが左サイドをドリブルで駆け上がり、中央にクロスを供給、これをモナコのDFティロ・ケラーが自らのゴールに蹴りこんでしまう。ビニシウス・ジュニオールは止まらない。63分には自らで持ち込んでミドルシュートが決まり、5-0となる。ようやくモナコが一矢を報いたのは72分、レアル・マドリッドはゴール前でクルトワからアルダ・ギュレルへパス、これをテゼがインターセプトしてそのままゴールを決める。しかし、レアル・マドリッドはジュード・ベリンガムが追加点、モナコは1-6と大敗、得失点差で5ポイントロスして最終節を迎える。

■モハメド・サラーが先発したリバプール、ナイフ・アゲルドを温存したマルセイユ

 フランス勢連敗の翌日、マルセイユはリバプール(イングランド)をベロドロームに迎える。マルセイユ生まれで選手、監督を務めたローラン・クルビスが1月12日に亡くなったため、両チームの選手は喪章を巻いて試合に臨む。リバプールはアフリカネーションズカップで3位決定戦を戦ったエジプトのモハメド・サラーも先発で起用する。マルセイユは決勝を戦ったモロッコのナイフ・アゲルドを温存する。6万5000人のベロドロームのファンがチームを鼓舞する。マルセイユはニューカッスル・ユナイテッド戦で勝利してチャンピオンズリーグでのイングランド勢との連敗記録を止めたが、過去3戦全敗のリバプールは厳しい相手であった。

■ドミニク・ソボスライのFKで先制したリバプール

 リバプールは19分にはマカリスターのシュートがわずかに枠から外れ、23分のウーゴ・エキティケのゴールはオフサイドで取り消される。マルセイユのファンは大歓声を上げたが、45分、ペナルティエリアのすぐ外からのFK、ドミニク・ソボスライのシュートに対してマルセイユは低いコースをケアせず、グラウンダーのシュートが、ジャンプした壁の下を通り、先制点となる。
 後半に入り、マルセイユは52分にメイソン・グリーンウッドのシュートが好セーブに阻まれ、逆に72分には右サイドのゴールライン近くを潜り込んできたジェレミー・フリンポンのクロスがGKのジェロニモ・ルジに当たって追加点となる。マルセイユも果敢に反撃に出たが、後半アディショナルタイムにガクポに追加点を決められ、0-3と敗れ、フランス勢は3戦全敗となった。(続く)

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