第3739回 パリサンジェルマン、2年連続で決勝進出(2) 両チームとも第1戦と1人だけ異なる先発メンバー
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■決勝進出を1日早く決めたリーグフェーズ1位のアーセナル
パリサンジェルマンもバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)も5月2日に行われたリーグ戦は両チームともメンバーを大幅に変更し、ホームで引き分けに終わった。
準決勝のもう1つのカードはアーセナル(イングランド)とアトレチコ・マドリッド(スペイン)、第2戦はバイエルン・ミュンヘン-パリサンジェルマン戦よりも1日早く行われ、アーセナルが決勝進出を決めている。アーセナルはリーグフェーズで1位、2位だったのはバイエルン・ミュンヘンである。リーグフェーズの成績がそのままノックアウトフェーズの成績となるのか、それともパリサンジェルマンが昨年に引き続き、プレーオフから決勝に進出するのか、興味深い一戦となった。
■大一番で来季のユニフォームのお披露目をするバイエルン・ミュンヘン
ホームチームであるバイエルン・ミュンヘンはファーストユニフォームを着用するが、来季からのモデルを着用した。通常の場合、リーグ戦のホーム最終戦でプロモーションのため翌季から使用するユニフォームを披露するが、今回は大一番で披露することになり、クラブ側の力の入れ方も並々ならぬものを感じる。
ユニフォームというと昨季のチャンピオンズリーグ決勝、パリサンジェルマンの相手のインテル・ミラノは黄色のサードユニフォームを着用している。この時は、たまたま相手のユニフォームの色との関係でサードユニフォームを着用したスパルタ・プラハ(チェコ)戦で勝利し、決勝トーナメントに入ってもフェイエノールト(オランダ)戦でサードユニフォームを着用して勝利している。いわばゲン担ぎでユニフォームを選択したが、バイエルン・ミュンヘンの場合は来季へのプロモーションとして新ユニフォームで勝負をかけた。
■左サイドDFにコンラート・ライマーを起用するバイエルン・ミュンヘン
それでは赤のファーストユニフォームに身を包んだバイエルン・ミュンヘンの先発メンバーから紹介しよう。GKはマヌエル・ノイアー、DFは右からヨシプ・スタニシッチ、ダヨ・ウパメカノ、ヨナタン・ター、コンラート・ライマー、MFは低い位置にジョシュア・キミッヒとアレクサンダル・パブロビッチが並び、攻撃的な位置の右にはミカエル・オリーズ、左はルイス・ディアス、トップ下にはジャマル・ムシアラ、FWは1トップでハリー・ケイン、第1戦とほぼ同じ陣容である。メンバーを入れ替えたのは左サイドDFのアルフォンソ・デービスに代わって起用されたライマーだけである。そして、第1戦は出場停止だったバンサン・コンパニ監督がベンチに戻ってきた。デービスからライマーへの変更はコンパニ監督の判断であるが、これはパリサンジェルマン側の布陣と関係がある。
■右サイドDFのアクラフ・ハキミを負傷で欠くパリサンジェルマン
黒いユニフォームに身を包んだパリサンジェルマンの先発メンバーであるが、GKはマトベイ・サフォノフ、DFは右からウォーレン・ザイール・エメリ、マルキーニョス、ウィリアム・パチョ、ヌーノ・メンデス、MFは中央にビティーニャ、右にファビアン・ルイス、左にジョアン・ネベス、FWは右にデジレ・ドゥエ、左にクビチャ・クバラツヘリア、中央にウスマン・デンベレという布陣である。
第1戦の先発メンバーと比較すると、右サイドDFのアクラフ・ハキミの名前がない。実はハキミはバイエルン・ミュンヘンとの第1戦の終盤に負傷していたのである。すでに交代枠を使い切ってしまったため、最後までピッチに立っていたが、結局、長期離脱することになった。そのため、右サイドDFにザイール・エメリを起用、そしてザイール・エメリがこれまで務めていた中盤にファビアン・ルイスを起用した。ファビアン・ルイスは前回の本連載で紹介した週末のロリアン戦では主将を務めている。この時点でハキミの第2戦出場は不可能であることがわかり、その代役をザイール・エメリに委ね、ファビアン・ルイスを中盤で起用する構想をルイス・エンリケ監督は持っていたのであろう。
一方、コンパニ監督はハキミ欠場を考慮してライマーを選択したのである。(続く)
