第3767回 イラクに勝利、決勝トーナメント進出(1) 代表100試合目となるキリアン・ムバッペ
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■予選で21試合戦ったイラク
2002年のワールドカップで敗れたのがこれまで唯一の対戦であったセネガルに対し、フランスは前半は停滞したものの、後半に入ってからチームが目を覚まし、3-1と勝利した。特に、キリアン・ムバッペ2ゴールをあげ、代表通算得点が58点となり、オリビエ・ジルーを抜いて単独トップとなった。また、ワールドカップ本大会での通算得点も14点となり、これもジュスト・フォンテーヌを抜いてフランス代表として最多となった。
フランスの第2戦の相手はイラクである。イラクはアジアで9番目のチームとなる。メキシコのモンテレイで行われたボリビアとの大陸間プレーオフで2-1で勝利して本大会へのチケットを獲得した。イラクはアジア二次予選から参戦、21試合戦って本大会にたどり着いた。
■初出場は4か国、カムバック組で今世紀初出場は6か国
イラクはこれまでにワールドカップに出場したことは1回だけ、1986年のメキシコ大会だけである。この時は一次リーグで3連敗している。それから40年、長い予選を経てつかんだ本大会、第1戦は6月16日、ボストンでノルウェーと対戦した。フランスが第3戦で戦うことになるノルウェーも1998年のフランス大会以来28年ぶりの出場となる。今大会は出場国が増加したことで初出場の国が4か国(カーボベルデ、ウズベキスタン、ヨルダン、キュラソー)あるが、カムバック組で今世紀初めて出場するチームも13大会ぶりのコンゴ民主共和国(前回出場時の国名はザイール)とハイチ、10大会ぶりのイラク、7大会ぶりのスコットランド、オーストリアとノルウェーと6か国に上る。グループリーグでのカムバック組同士の対戦はグループCのハイチ-スコットランド戦とグループIのイラク-ノルウェー戦だけである。
■アーリング・ハーランドのノルウェーに阻まれ、ワールドカップ初勝利ならず
ワールドカップ初勝利を目指すイラクであるが、それを阻んだのはノルウェーのアーリング・ハーランドであった。29分にクロスボールに合わせて先制点をノルウェーがあげる。イラクも38分にフセインのヘディングシュートで追いつくが、43分にハーランドが勝ち越し点をあげる。後半に入ってもノルウェーは2点を追加する。イラクは1-4と大敗し、第2戦を迎えることになったのである。
グループIの第2戦は6月22日、17時からフィラデルフィアでフランス-イラク戦、20時からイーストラザフォードでノルウェー-セネガル戦が行われた。この第2戦でフランスとノルウェーが勝利すれば、この2チームは決勝トーナメント進出が決まる。
■第1戦から3人メンバーを入れ替えたフランス
フランスはイラクとこれまで対戦歴がなく、ワールドカップで初顔合わせとなる。フランスがワールドカップで初対戦となったケースは2002年のセネガルが、苦い思い出として残っているが、その後は2006年のトーゴ、2014年のホンジュラスと着実に白星を記録している。
第2戦でディディエ・デシャン監督が送り出した先発メンバーはGKはマイク・メニャン、DFは右からジュール・クンデ、ダヨ・ウパメカノ、ウィリアム・サリバ、ルカ・ディーニュ、MFは低い位置にマヌ・コネとアドリアン・ラビオ、MFは高い位置に右にウスマン・デンベレ、左はブラッドリー・バルコラ、トップ下はミカエル・オリーズ、FWは1トップでキリアン・ムバッペである。
フランスは第1戦で負傷者や警告、退場者を出しておらず、ディーニュ、コネ、バルコラの3人が入れ替わったのは純粋に戦術的な理由による。そして、注目すべきはこの試合がムバッペにとっては代表100試合目となる。フランス代表で100試合に出場した10人目の選手となった。トップは145試合のウーゴ・ロリス、以下142試合のリリアン・テュラム、137試合のアントワン・グリエズマンとオリビエ・ジルー、123試合のティエリー・アンリ、116試合のマルセル・デサイー、108試合のジネディーヌ・ジダン、107試合のパトリック・ビエイラ、103試合のデシャンという100試合クラブの10人目のメンバーとなったのである。(続く)
