第3808回 組み合わせの決まった欧州カップ (3) リヨンはヨーロッパリーグ、モナコはカンファレンスリーグへ

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■2点リードされてハーフタイムを迎えたリヨン

 チャンピオンズリーグの本戦出場をかけたプレーオフ、トルコのフェネルバフチェと対戦したリヨンはアウエーの第1戦は1-1で引き分けたものの、ホームの第2戦では前半に2点を先行されてしまった。2点を追うリヨンはロイス・オペンダがゴール前に迫るが、これを反則覚悟でとめたのがミラン・シュクリニアル、2年前までパリサンジェルマンに所属し、現在はフェネルバフチェの主将を務めている。シュクリニアルにはこの試合初めてのイエローカードが提示される。リヨンはボールを支配し、前半終了直前はフェネルバフチェをゴール前に釘付けにしたが、1点も入れることができず、ハーフタイムを迎えた。

■1点差に迫るが、2回ゴールが取り消されたリヨン、フェネルバフチェに敗れる

 リヨンが1点を返したのは60分、マリック・フォファナがゴールを決める。あと1点の欲しいリヨンは64分にオペンダがクロスをヘディングで決めて観客を歓喜させるが、オペンダがオフサイドポジションにいたことで、ゴールは認められなかった。71分にはフェネルバフチェのゴール前の混戦からカイル・ブダッシュがゴールを決めたが、ファウルがあったことでまたリヨンのゴールは認められなかった。後半も終了間際は前半同様リヨンがゴール前に迫るが、リヨンは同点に追いつくことができず、1-2で敗れ、チャンピオンズリーグ出場はできず、ヨーロッパリーグの本戦に回ることになったのである。

■チャンピンズリーグ、ヨーロッパカップで敗退したグルニク・ザブジェ

 リヨンとともにフランス勢で欧州カップの本戦に向けて戦ったのが昨季リーグ7位でカンファレンスリーグに出場するモナコである。カンファレンスリーグの本戦となるリーグフェーズに出場する36チームはプレーオフを勝ち抜いた24チームとヨーロッパリーグのプレーオフで敗れた12チームとなる。
 UEFAランキングで5位までのリーグから出場する6チームはプレーオフからの出場となる。モナコの対戦相手はポーランドのグルニク・ザブジェである。本連載の読者の方であれば、このチーム名をご記憶であろう。リヨンがチャンピオンズリーグのプレーオフで対戦したフェネルバフチェが予備戦2回戦で対戦した相手である。昨季のポーランドリーグ2位のグルニク・ザブジェはチャンピオンズリーグの予備戦2回戦で敗退し、ヨーロッパリーグの予備戦3回戦に転戦する。ここでハンガリーのフェレンツバローシュに1分1敗で敗れ、カンファレンスリーグのプレーオフに転戦してきたというわけである。

■アウエー、ホームとも連勝したモナコがカンファレンスリーグ出場

 プレーオフの第1戦は8月20日にザブジェで行われたが、モナコと対戦するまでにすでに4試合を消化しているグルニク・ザブジェに対し、リーグ開幕前のモナコは今季初の公式戦となる。先制点を上げたのはモナコであった。昨季はワールドカップ出場を逃し、クラブでの成績も精彩を欠いたデンマーク代表のミカ・ビエレスが9分に先制ゴールを決める。セネガル代表としてワールドカップに出場したラミン・カマラが後半に入って追加点をあげる。グルニク・ザブジェの反撃を抑え、3-2とアウエーでモナコが勝利した。
 モナコは8月23日にフランスリーグ開幕戦を迎え、アウエーでアンジェに勝利、27日に第2戦を戦う。今季公式戦3試合目にして初の本拠地での戦いとなるが、観衆はわずか6000人と寂しい。しかし、少ない観客に慣れているのがモナコというチームである。この試合で活躍したのがワールドカップに出場していない選手であった。1週間前の第1戦でもゴールをあげているドイツの年代別代表のパリス・ブルナーが先制点を上げ、前半終了間際にはフランスの年代別代表のママドゥ・クリバリーが追加点をあげる。2人はクラブでの活躍をステップとしてフル代表入りを目指す。
 後半に入って得点をあげたのはロシア代表のアレクサンドル・ゴロビンとデンマーク代表のビエレス、ロシアは制裁により、デンマークはプレーオフ敗退により2人はワールドカップに出場できなかった。
 第2戦もモナコが4-1と勝利、カンファレンスリーグの出場権を得たのである。敗れたグルニク・ザブジェは3つの欧州カップすべての予備戦・プレーオフで敗れるという珍記録を作ったのである。(続く)

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