第2920回 チャンピオンズリーグ第5節 (2) マンチェスター・シティ-パリサンジェルマン戦の前半は両チーム無得点

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■首位通過のためにはアウエーでの勝利が欲しいパリサンジェルマン

 昨季リーグチャンピオンとして第1シードとしてグループリーグを戦っているリールが第5節でレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)に勝利して首位に立ったことを前回は紹介した。今回からはその翌日に登場したパリサンジェルマンの戦いを紹介しよう。
 11月24日、パリサンジェルマンはマンチェスター・シティ(イングランド)とアウエーで対戦する。この時点のグループAの順位はマンチェスター・シティが首位で勝ち点9(3勝1敗)、2位はパリサンジェルマンで勝ち点8(2勝2分)、3位がベルギーのクラブ・ブルージュで勝ち点4(1勝1分2敗)、最下位はドイツのRBライプチヒで勝ち点1(1分3敗)となっており、第5節で決勝トーナメント進出チームが決定する可能性がある。
 パリサンジェルマンは9月28日の第2節はホームで2-0とマンチェスター・シティに勝利しており、このマンチェスター・シティとのアウエーでの戦いで勝利することが首位通過には重要である。

■MMNトリオが先発、両サイドバックは新加入選手

 パリサンジェルマンのメンバーは、グループリーグ突破ではなく首位通過を目的とするチームの方針を反映したものとなった。攻撃陣3人は中央にキリアン・ムバッペ、右にリオネル・メッシ、左にネイマールとMMNトリオが勢ぞろいする。そしてベンチには今季移籍してきながらここまで出場機会のないセルヒオ・ラモスが入った。
 試合は水色のユニフォームもマンチェスター・シティがボールを保持し、パリサンジェルマンは守備に重点を置いた戦いとなる。国内のリーグ戦ではパリサンジェルマンが圧倒的にボールを支配し、得点を重ねるが、マンチェスター・シティ相手にはそのような戦いは通用しない。しかし、パリサンジェルマンにはカウンターアタックから10秒あれば得点を奪うことができる。それを可能にしているのは前線のムバッペ、メッシ、ネイマールという個人技に秀でた選手の存在である。さらに彼らに正確かつスピードのあるボールを提供することのできる右サイドバックのアクラフ・ハキミが支え、左サイドには1対1に強いヌーノ・メンデスと両サイドバックは今季の新戦力が名を連ねた。さらに、場合によっては交代出場してきたセルヒオ・ラモスからのロングフィードがFWの得点につながるかもしれない。

■パリサンジェルマンのゴールを襲うマンチェスター・シティ

 前半は、ホームのマンチェスター・シティが地力の差を見せつけるかのごとく、パリサンジェルマンのゴールを襲う。早速5分にはリヤド・マフレズのFKをロドリがヘディングでゴールの枠をとらえたが、プレスネル・キンペンベが防ぐ。また、30分過ぎにはパリサンジェルマンのヌーノ・メンデスのクリアボールをイルカイ・ギュンドガンがシュートしたが、パリサンジェルマンはポストに救われる。さらにマンチェスター・シティの猛攻は続く。その直後にマフレズがシュートを放つが、パリサンジェルマンのGKケイロル・ナバスが好セーブを見せて、得点を許さない。

■前半終了間際にチャンスを逃したキリアン・ムバッペ

 ようやくパリサンジェルマンらしさを見せたのは前半終了間際の44分、カウンターから仕掛ける。左サイドのネイマールからのパスを受けて抜け出たムバッペがマンチェスター・シティのGKエデルソンと1対1になったがシュートを外してしまう。マンチェスター・シティもその直後の攻撃ではラーヒム・スターリングがシュートまでもっていくが、これは枠をとらえられずに、先制点にはならなかった。
 前半は両チーム無得点で折り返す。ここまで4試合で15得点というマンチェスター・シティは17得点のバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に次ぐ爆発的な攻撃力を誇るが、そのマンチェスター・シティをパリサンジェルマンは無得点におさえて、後半に勝負をかけるのである。(続く)

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